シチリアなんかこわくない2

カステラーニメッセルデルファウノグリッロ2018

 

カステラーニ・メッセル・デル・ファウノ・グリッロ2018

こういう手に入れるのが難しいワインの記事を書いてどうするのよ。とは思います。

手に入りにくいワインはいくつかのパターンがありますね。

 

①それほど高額じゃないが、生産量が極めて少ないのに、美味しいという噂はどんどん広がって、希少性が希少性を呼ぶワイン。日本のブティックワインなんかに多いですね。

 

②絵画とか宝飾品ノリの高額ワイン。

 

③日本のブティックワインほどではないが、生産量が少なく(世界レベルで)人気が高すぎる、そこそこ高額なワイン

 

大体この3パターンですかね。

しかしながら今回のこのワインは、そのどれにも当たらない。

 

何処にも売ってない!

 

現にこうして写真にして飲んでるわけで、この1本は買ったのですが・・・・「ジュピター」って言うコーヒーと輸入食品のお店で買いました。

じゃいいじゃないの??とお思いでしょうが、顧問にとっちゃ別の問題があるのです。

 

情報が入手できない!

 

顧問の情報の入手の仕方って実店舗で購入してネットの酒屋さんで情報入手するというバヤイが多ございます。

逆の場合もあります。実店舗でエチケットとか現物を確認してネット酒屋さんで買うとかね。

 

たまたまジュピターで「おっ!グリッロじゃん」

てな感じで購入していつものようにネットで調べようとしたら。

 

ない

どこにもない

 

カステラーニメッセルデルファウノグリッロ2018ボトル

 

 

 

 

 

 

 

カステラーニメッセルデルファウノグリッロ2018エチケット

 

 

 

 

 

 

 

 

ネット酒屋さん何処も扱って無いじゃないの!

 

これではワインの香りとか味わいとか特徴とかの文章を盗作(じゃない引用)できないじゃないの!

 

カステラーニメッセルデルファウノグリッロ2018裏エチケット

 

 

 

 

 

 

 

 

裏エチケット見るとインポーターさんは「明治屋」さんて書いてあるのでさっそく検索。しかし

株式会社「明治屋」さんのサイトにも「明治屋」さんのネット通販サイトにも何処にも載ってない。インポーターのサイトにも載ってないなんてどゆこと?

 

これではワインの香りとか味わいとか特徴とかの文章を無断転載(じゃない引用)できないじゃないの!

 

ワイン投稿アプリVinica(ヴィニカ)は?

ググっても無い!

 

これではワインの香りとか味わいとか特徴とかの文章を剽窃(じゃない参考に)できないじゃないの!

 

Twitter やFacebook やmixi やはてなブログは?

誰も呟いてない!

 

これではワインの香りとか味わいとか特徴とかの文章をパクれない(くどいようですが違います参考にできない)じゃないの!

 

もうっ!一から自分でテイスティングコメント書かんとならんじゃない!香り音痴、味音痴、表現音痴のトリオ・ザ・音痴がバレたらどうすんのよ自分!!!

 

冗談ですからね!

 

とりあえず地図行っときます。これなら表現音痴もへったくれもないでがんしょ?シチリアです。

 

テイスティングコメント行きます。

 

カステラーニメッセルデルファウノグリッロ2018グラス

 

 

 

 

 

 

 

カステラーニメッセルデルファウノグリッロ2018ディスク

 

 

 

 

 

 

 

透明に近いレモンイエロー。粘性は僅かにある程度。砂糖漬け果実や白い花の香り。ちょっっとトウモロコシのニュアンスを感じる・・・珍しい。結構濃密な甘い香り。味わいは打って変わってキリッと引き締まった酸味。アフターにじわっと甘さが伝わってくる。酸味と甘さが余韻として長く残る。十分なアルコール感。うみゃいです。

 

さて上のコメントが的をえたコメントなのか違うのか?

読者の皆さんに飲んで確かめていただくしかありませんな。

 

「もっと的確な感想書けるぜ」なーんてお方は是非、コメント入れながら共有ボタンを押して喧嘩売りに来てください。

お待ちしてますこあいよー。

しかし買えますかな?ニヤリ。そもそも近所にジュピターさんがおありですかなニヤリ。

【2019年12月22日公開 消費税10%】

 

 

 

 

 

シチリアなんかこわくない

フェウド・アランチョ・グリッロ[2011] 今回はシチリア。
仕事が忙しくて忙しくてここ最近はワイン飲んでる暇もなかったですよ。
でも、忙しいさなかでもワイン屋さんには行くわけで、なぜグリッロなんてマイナーなブドウ品種を選んだかの顛末でございまする。今回は某家電量販店での話。某家電量販店のリカーショップのワインが実は(送料考えると)ネットより安いのは有名な話で、たまたま日帰り出張~直帰のパターンで立ち寄ったと思いなせえ。
ちょい高コーナーでシャトーラグランジュ2005年が、信じられない価格だったのでどうしようかなと思ってうろうろしてたら、明らかにワインアドバイザー【じゃない】お姉ちゃんが

「試飲してくださーい」ときたもんだ。
で、このファウドアランチャの赤から勧められて

「1000円台ですけど3000円くらいの価値ありますよー

試飲しました・・・それほどのもんかねえ

「田崎真也さんもお勧めしてますよ、ご存知ですか有名なソムリエの」
知っとるわい。「そしたらヴィノテークかなんかに載ってたの?」
「ヴィノ?なんですか。私あんまりワイン詳しくなくて」
をいをい。「田崎さんが発行人やってる雑誌だよ。田崎さんのテイスティング記事が沢山載ってるよ」
「そうなんですか、ワインお詳しいんですね」
いやワイン雑誌ならくわしいけどね。

でもこのお嬢さん若くてかわいいな。ショートカットだし。
賢明な読者はお気づきでしょうか?お姉ちゃんが急にお嬢さんになっていることに。

「安くておいしいワインとか教えてくださーい

をいをい。でもにこにこ。「白ワインよく知らないんで、赤ワインに限った話になるけど・・・チリには安くて美味しいワイン多いよね、そこにもあるでしょコノスルとか。あとパスカル・マーティがやってるワイナリーなんつったっけな・・・そうそうディオニッソスワインズ。メルローもカベルネソーヴィニヨンもどっちも美味しい。国産だとメルシャンのアンサンブル藍茜はお勧めかな、ワイン系ブログにもよく取り上げられてるね」

「ここにありましたっけ?」

をいをい。でもにこにこ。「残念だけどないみたいだね。ニューワールドワインまでよく揃っていて、国産ワインになると途端に貧弱になる売り場多いよね。あ、ごめんね。品揃えの悪口言っちゃって。でもサントリーの登美の丘は置いてあるし、まだここはいいほうだよ」

「メルシャンのなんでしたっけ」

「藍茜。普通のスーパーでどこでも売ってるよ。あ、あとブルガリアのエニーラってワインは美味しい、でそのセカンドがまた安くて美味しい。イージーバイエニーラって名前。なんかすごいネーミングだけどね」

急に饒舌になる顧問でした。
とても楽しく談笑していて最後に試飲したのがこのグリッロ

買いました\(^-^)/

ファウドアランチョグリッロ2011シチリアIGTボトル

ファウドアランチョグリッロ2011シチリアIGTエチケット

 

 

 

 

 

 

 

試飲で買うなんてめったにないけど、一目惚れ。感じたことのない味わいで(白ワインまだ10本も飲んでないのに感じたことのない味わいもないもんだ)
思わず即決しました。

決して決して勧めてくれたお嬢さんが若くてきれいだからではない。     断じてない、誓ってない、嘘偽りなくない、天地神明に誓って ・・・・・・ない。

 

ファウドアランチョグリッロ2011シチリアIGTホワイトグラス
リーデル<オヴァチュア> ホワイトワイングラス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・「美味しい」

やっとゲトした白ワイン用グラスでございます。

レモンイエロー。輝きのあるディスク。粘性はほとんどなくさらっとしている。控えめな白桃の香り。ネットで煽っていた紅茶、ジャスミンの香りは感じなかった。つーか、わかんなかった。同じくネットで煽っていたビター感はわかった。ブラックチョコレートに近いかなあ。
特徴は若いワインの特徴だろうと思う。
しかし若くて(安い)ソーヴィニヨンブランのピリピリ感はない。
アリゴテの「俺は酸味だあ!!!」みたいな極端な酸味主張もない。
マロドネ(あ、マロラクティック発酵シャルドネを勝手に縮めました)のくどさもない。
こう特徴が控えめだと白ワインに偏見を持っていた以前の自分だったら    【水っぽい】とか【赤ワインみたいにアグレッシブじゃない】なんて文句言ったかもしれない。
今の私が表現するなら【上品】
納得の白ワイン2本目でした。
だんだん美味しい白ワインに当たる確率が増えてきました。
それとも身体が白ワインに慣れてきたかな(^^ゞ

【2015年2月15日公開 消費税8%】

フェウド・アランチョシリーズはどれも美味しいので、各種扱っているこちらのショップのシリーズ広告どうぞ。