今回はシャブリで。
もちろん顧問が買うんですからグランク・リュでもプルミエ・クリュでもない。お安いACシャブリです。今はAPと言うんでしたっけねああめんどくさい。Appellation シャブリ Protegee (アペラシオン・シャブリ・プロテジェ) 【シャブリという呼称を保護する】
ステファン・ブロカールつう人のネゴシアンもの。
クロズリー・デ・アリズィエなるブランドのヴィエイユ・ヴィーニュです。
ヴィエイユ・ヴィーニュとは何ぞやとお聞きですか?
V.V.とかって表記する例のあれ、ですよあれ、
そうっ! 古木!
このワインには樹齢30年以上の木を使ってるんだって。
でも不思議だなあ。
ネゴシアンものでしょ?
ACでしょ?
いろんな農家から買うんでしょ?ブドウをシャルドネを。
古木のだけ買うわけ?それが古木だってわかるのん?
この価格でそんな手間暇かけてられるのん?
ネットでのうたい文句は「上質ブルゴーニュを破格の相場で提供できる仕組みを作り上げました」
クロズリー・デ・アリズィエとはそういうネゴシアン、そういうブランドだそうです。
いいんだけどさ。美味しかったから。
色は少しグリーンがかったイエロー。
粘性はほぼない、あっさりしている。
ナッツ、はちみつ、柑橘系(レモンというよりオレンジをイメージ)、ほんの少し桃の香り。
実はこのシャルドネに付き物の桃っぽい香りが苦手でシャルドネを敬遠してたんだけど・・・
このワインでは飲む場面では全く気にならない。甘さと苦味と果実味が一挙にくる感じ。
今回妻がカキフライを作ってくれるってんでその晩御飯に合わせてシャブリを買っておいたんですよ。
大正解!
飲んで甘さにうっとり、カキフライ食べたあとに飲むと今度は果実味が押し寄せてくる。
よく牡蠣にシャブリというけど本当だなあ!
え?違う?
プルミエ・クリュ以上の「キンメリジャン」(牡蠣殻を多く含む土壌)と生牡蠣のことだって。
はいはいそうでした。すまんこってす。
もっとミネラル感を前面に出したシャブリと生牡蠣の組み合わせね。
はいはいそうですね。
葡萄の樹の下には牡蠣の貝殻が埋まっている!
これは信じていいことなんだよ。何故って、シャブリと生牡蠣があんなにも見事に合うなんて信じられないことじゃないか。
・・・てか。
クロズリー・デ・アリズィエでもプルミエ・クリュの「キンメリジャン」を出してるじゃないかって。
はいはい。ミネラリーなワインを買え、と。
しかもねー、生牡蠣なんて家庭で食べるもんじゃないし・・・
*実は今回牡蠣のことを調べようとYahoo!知恵袋あたりを検索してたら・・・家庭で生牡蠣~ノロウィルス~悲惨は定番コースなんじゃないの。ガクブル。
はいはいそうでした。すまんこってす。
生牡蠣なんぞ家庭で食うなと。
はいはいそうですね
レストランで殻付きのを食えと
はいはい。
つまり牡蠣にシャブリとはありえない組み合わせだったのだ。
貧者には。
忍者じゃねえぞ。
生姜でもねえぞ
最後のはひねりすぎだぞ
【2015年10月4日公開 消費税8%】
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