ルーマニアなんかこわくない

クロビュザオデアルリレムンテニエイピノノワールリザーブ2017

クロ・ビュザオ・デアルリレ・ムンテニエイ・ピノ・ノワール・リザーブ2017

デアルリレ・ムンテニエイというIG呼称がついてますが地方名で言えばムンテニア地方ということらしい。したがって「ムンテニアなんかこわくないって」とかのタイトルでもよかった訳ですが。

どこだそれ、誰だおめえ? ➡︎ この名称で検索するシトなんて皆無 ➡︎ やはりブログですから検索されてブログに来てもらってナンボ ➡︎ そういう訳でタイトルは「ルーマニアなんかこわくない」に決定しましたぱちぱち。

クロビュザオデアルリレムンテニエイピノノワールリザーブ2017ボトル

 

 

 

 

 

 

 

クロビュザオデアルリレムンテニエイピノノワールリザーブ2017エチケット

 

 

 

 

 

 

 

 

地図行きます。

 

ルーマニアの地図見に行って、ムンテニア地方で検索しても何も出てこない。Googleマップってちょっとマイナーな国とか地方だとかだとこれだもんね。まあカタカナで検索してるこっちにも非があるとは思いますが。

もう少し地理的情報がほしくてネット酒屋さんの宣伝コピーにデアルリレ・ムンテニエイのことが何か書いてないか、調べて見ました。地理的には首都ブカレストから北の方角とのことでした。

 

しかしそれよりも何か気になることが書いてある。

 

ルーマニアの吟醸地の「デアルマーレ」で造られています!※大人の事情により正式産地は「デアルリレ・ムンテニエイ」となっております。

 

要はIGデアルリレ・ムンテニエイの中にさらに高級ワイン産地としてDOCがあって実はこのワインは本当はDOCデアルマーレだという????

 

「大人の事情」???

 

「大人の事情」

「大人の事情」

「大人の事情」

 

ものすごく気になる!

 

造った場所はDOC。それをワザワザIGを名乗って売る、ということはつまり・・・

 

「おーい、クロ・ビュザオさんが売っているワインは実はDOCクラスのワインをIGまで格下げして売ってくださるってェもっぱらの噂、おめえ聞いたかい?」

伴さんです

「聞いた聞いた。なんか裏のありそうな面白そうな話じゃねえか」

美伊野さんです

当ブログ寄席の二人。久しぶりの登場です。

「本当はDOCデアルマーレで出来たブドウだってじゃねえか、損を承知でんなことするたあケッタイな話しだねえ」

「こういう難しいこたあ、ご隠居さんに聞いた方がいいんじゃねえか」

二人して大家の所へ行きました。二人が店子になっている長屋の大家で店の切り盛りは若旦那(息子)に渡した大旦那のご隠居です。大抵のご隠居と同様暇(シマ)も暇(シマ)、暇(シマ)の大天狗様です。

「全くお前(マイ)たちは物を知らなくていけない、これはあれだ、例のあれだよ」

「はあ、あれですか」

「名のある畑で取れたブドウでもその年の出来が悪かったので村名に格下げして売る、という名門ドメーヌがブランドの誇りにかけてやるアレだな」

「グランクリュなのにあえて村名に格下げって、ブルゴーニュのええ格好しいのやつらの遣り口ですかい?」

「エライ言われようだが・・・・・それのルーマニア版ということだな」

スマホで調べながら美伊野さん

「でもご隠居、ルーマニアではブドウの収穫時期も表示しないとDOCを名乗れねえみてえですよ。そこまで厳密に区別出来ねえブドウで作った。だからIGにした。そんだけのもんじゃねえですかい?」

「おお、そうだったかな、まあ大変な葡萄酒だということだな」

大抵のご隠居と一緒で知ったかぶりです。知らないことでも何でも話します。始末にこまる大天狗様です。

「あたい知ってるよ」

始末にこまるのがもう一個湧いてきました。与太郎の顧問です。

「また変な奴が出てきやがったな、与太の顧問か。何を知ってるてんでエ?」

「あたい知ってるよ。てえへんな葡萄酒ってカビとか湿ったダンボールとかの匂いのするやつでしょ。珍しいんだよね」

「いやだからあのね、ここでブショネの話を出したって混乱するだけでしょ。やめようよそういうの」

「おめえ、江戸弁はどうしたんだ。というかおめえは誰だ」

「あたいはあたいだよ」

「ちげえてんだよ、急に標準語話し出す奴が出てきたんでそいつは伴なのか美伊野なのかご隠居なのかを読者様に分かりやすいように整理をだな・・・ところで俺は誰だ?」

「あたいはあたいだよ」

「ちげえてんだよ」

 

               暗転      

 

愉快なあるいは不愉快なブログ噺の一席におつき合いいただきありがとうございました。創作落語なんかでたまに聴くシュールな世界、お楽しみいただけたでしょうか?(注1)

クロビュザオデアルリレムンテニエイピノノワールリザーブ2017グラス

 

 

 

 

 

 

 

クロビュザオデアルリレムンテニエイピノノワールリザーブ2017ディスク

 

 

 

 

 

 

 

テイスティングコメント行きます。

 

ピノ・ノワールなのにしっかりガーネット(ダークチェリーレッド)多少色の濃いピノ・ノワールはたまに目にするけど、ここまでらしくないピノは初めて。粘性は中程度。カシスと胡椒が香り、アフターに胡椒の香りが強く残る。ソフトな酸味、こなれたタンニン。果実味しっかり。12.5%にしては熱いアルコール感。コクのあるボディ。ブルゴーニュのピノみたいな洗練さはないけど美味しい。ピノと言うよりメルローみたいな印象と(野趣溢れる!)果実味がちょっと形容し難い美味しさを出している。

ワインて果実酒だったんだ、と改めて気付かされる逸品でした。

 

 

 

(注1)なんてね。単に筆が走って収拾つかなくなっただけです。すんません。

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