ラ・ヴィエイユ・フェルム・ブラン2017
コストコで買いました。
今回はローヌのワイン、AOCはリュベロン。
リュベロンってどこといったらこんなところ。
「ローヌなんかこわくない」で取り上げたラ・ヴィエイユ・フェルム・ルージュのAOCヴァントーのお隣り。アヴィニョン、エクサンプロヴァンス、マノスクに挟まれた辺りですってさ。
こんなまだらっこしい説明せにゃならんのもAOCにリュベロンがあって地名にリュベロンがないからで。でもリュベロン地方というのは厳然とあるみたい。リュベロン地方自然公園から来てるって。地図のポイント表示にもMaison Du Parc Naturel Régional du Luberonて書いてあるね。ワイン産地としてより観光地として有名らしいですよ。ふうん。
さて唐突ですがお蕎麦です。実は蕎麦好き。真冬でもざる蕎麦が食べたい口。でまあアルコーラー(注1)なら共感いただけると思うのですが、蕎麦ってお酒のお供に最高っすよね。特にビールとよく合う。ウイスキーもハイボールだといい感じ。日本酒は・・・・スミマセーン日本酒全然分かんないです。もう本当に半端なアルコーラーだこと。
ワインが好きで蕎麦が好きだと合わせてみたいと思うのは人情でしょ!
でも躊躇するよね。
和食全般そうだけどワインと合わせづらい。刺身と赤ワインなんていかにも合わなそうでもサーモンやトロとは合ったりするし、白ワインも醤油とか刺身と喧嘩する場合がチラホララ。
近頃は研究、実験が面倒くさくて「和食っ?スパークリングっしょ!」と短絡させてました。まあ大体無難に合ってくれる。スパークリングったってシャンパーニュじゃなくてカバですけどね。
でもって今回お蕎麦をいただくのに、なぜ白ワインをセレクトしたのかはよくわからない。夏はとっくに尾張にゃごやだったのでカバは切らしてました。でもビールも(注2)ウィスキーも炭酸も在庫あったのにね。大体いつもチコちゃんに叱られるくらいボーっと生きてるのでこの時もボーっと選んだんだと思います。
アッサンブラージュはネットの情報から。グルナッシュ・ブラン 30% , ブールブーラン 30%、ユニ・ブラン 30% , ルーサンヌ 10%ですって。
果たして麺つゆ、ワサビ、ネギ、七味、蕎麦連合軍とグルナッシュ・ブラン 、ブールブーラン 、ユニ・ブラン、ルーサンヌ 連合軍は停戦するのか開戦か?
ぐびぐびズルズル。(注3)
え?はいい?
美味しいでつよ!
テイスティングコメットさん行きます。
透明度の高いグリーンイエロー。強い粘性。グレープフルーツや青リンゴの香り。ヘーゼルナッツのロースト香。かなりはっきりした嫌味のない甘み。ソフトな酸味。アフターに甘くスムーズな苦味。軽いアルコール感。この白ワインの方はヴィエイユフェルムの赤と違って余韻が長い。
蕎麦と合わせていい感じでした。このワインの絶妙な甘さ、微かな苦味が蕎麦ツユに合うのかもしれないが、赤ワインでもいけるんじゃない?ガメイとかピノ・ノワールとか面白そう。これからためして茗荷谷。
いやー盲点だったな。スティルワイン(注4)と蕎麦って合わないもんだと思い込んでた。
蕎麦とワイン
新しいテーマができたぞっ!これで10やそこら記事が書けるぞ!
ところで前回予告していた、真打がどうこうの話は何処行っちゃったのかって?蕎麦をテーマにすれば落語っぽくなるかなと思ったけど、なりませんでしたな。
ではとってつけたようにヴィンテージを尋ねる場面を時そば風に。
「何刻だい」
「へえ、2017で」
(注1)顧問の造語です。歩くのが好きな健康的な方の「歩こうラー」で使う人がちらほら。アルコールを好きで抜くことができない、で使う人もちらほらいたりもします。顧問のはロックンローラーみたいに一つの生きかた!!!を表現する意味で使います。つまりこのブログが元祖だ!あー苦しい。
(注2)嘘です、見栄はりました。ビールではなく発泡酒、しかもどこぞやのPB。
(注3)ぐびぐび、変だと思うよね。でもワインをのむ時の擬音語でいいのないのよ。グイグイでもごくごくプハーでもちびちびでも変だし。まさかテイスティングテイスティングとかじゃねえ・・・
(注4)普通の白とか赤とかの発泡性のないワインのことをスティルワインと呼びます。
(サゲの注)サゲにもオチにもパロディにもなってやしない。晴れ渡った秋の空みたいにスカーっとかすってますな。季節ももう秋ですし。時節柄よろしいかと。
ああ、もう秋だ。___それにしても、何故、冬に食べられないざる蕎麦を惜しむのか、ワイン兇徒はうみゃいワインの発見を志す者ではないのか、11月第三木曜日の喧騒から遠く離れて。
【2018年11月17日公開 消費税8%】