ラインガウなんかこわくない

フィフティデグリーリースリングトロッケンゲーハーフォンマム2018

 

フィフティ・デグリー・リースリング・トロッケン・ゲー・ハー・フォン・マム2018・クー・ベー・ア―・ラインガウ

このよく目にするQ.b.A. (クー・ベー・ア―)については別の機会に。(注1)

さて、ワイン名の最初の50 degrees   は北緯50°の意味ですね。

「ラインガウ中央は北緯50°が通っているぜ。あたしゃブドウ栽培の最北端で出来たブドウだぜ」をワイン名に入れちゃったんですね。

 

下から(スイスから)上ってくるライン川がマインツを過ぎたあたりから大きく向きを変えてるのが見えるでしょう?そのライン川の北側(上側)がラインガウ。地図にJohannisberg Castle(ヨハネスベルグ城)が記されてますが丁度ここを北緯50°が通ってる。

うーん。このワインベルトの件を前面に押し立てた姿勢ってどうなんだろう。

ピノ・ノワールの南限だってだけでえっらそうに高額プライスを付けるニュージーランドのセントラル・オタゴとか。ここをセールスポイントにする奴って生意気な奴多いんだよなFacebookのワインコミュニティでマウント取ってくるやつらとよく似てるああどうしてこんな物議をかもすようなこと言っちゃうんだろう俺ってば。

 

フィフティデグリーリースリングトロッケンゲーハーフォンマム2018ボトル

 

フィフティデグリーリースリングトロッケンゲーハーフォンマム2018エチケット
エチケットのデザインにもしっかり50°のことを載せてますね。

 

改めてワインベルトの件調べてたら。

む・・・なんか以前の記憶と違う数字が

ワイン用葡萄の産地は北緯30°~50°及び南緯30°~50°。北緯はまあいい。南緯は30°~50°だと?

 

記憶の世界では南緯は20°~40°

 

また常識が覆っちゃうのかな。やだなあ。

でももっと調べたら南緯は20°~40°派もいるじゃないどゆこと?

改めて世界地図引っ張り出します。

 

む・・・・・・・・・

むむ・・・・・・・・・

 

南緯20°~40°ってなんの疑問もなく覚えてたけど、これだとセントラル・オタゴ入らんじゃん!

※ちなみに45°

生意気な奴だけど旨いのは本当だぞ。それを無いものにしようってのはあまりにも貴婦人。

 

南緯30°~50°ならオーストラリアのバロッサ・ヴァレー入るしセントラルオタゴ入るし。チリのセントラルヴァレーも南アフリカの西ケープ州も入るし。おなじみの地名ならば全部入ってるじゃん!

それだと20°~30°の立場はどうなるって言うんなら、20°~50°にしちゃえばいいじゃん。

 

南緯20°~40°ってなんの根拠なんだろう?40°って40°台ってことなのかしらね?いやいやでも20°~40°って書いてあれば普通は(40まで)という解釈するよね。

色々調べたらどうも昔のソムリエ教本に書いてあったのが元々の出典みたい。

 

む・・・・・・・・・

 

ソムリエ教本か。真偽はわからんが真だった場合めんどくさいな。

 

 

む・・・・・・・・・

 

でもまあ

地球温暖化の影響もあるしこのワインベルトの緯度に関しては今後も変化していく可能性はあるので、あんまり断定的な物言いは避けた方が賢明なのかもね。

 

などと摩擦を避ける言い方しちゃったりして。忖度、おもねり達人の顧問のお出張り。

 

誤魔化してる?

ノンノンこれが大人。

常識人てもんさ。

 

今、ここのノンノンを読んだ時に声に出して読んだでしょそこのムッシュ。その時人差し指で車のワイパーみたいにピッピッとやったでしょ。

 

バレてんだからね!

このっ!フランスかぶれが!

でも嫌いじゃないよムッシュのそんなとこ!ブラボーざんす!

 

絶賛錯乱中です。はあはあ。

すみませんすこし冷静になります。そもそもドイツのワインの話題でしたっけね。北緯50°の話がいつの間にか南緯の話になってフランスかぶれがどうこうって。話飛びすぎっ!

ドイツの統制呼称やら格付やら調べてたらイライラして、反動でフランスっぽくなっちまったみたいです。

あ、このワインはおいしかったですよ。

 

テイスティングコメントいきます。

フィフティデグリーリースリングトロッケンゲーハーフォンマム2018グラス

フィフティデグリーリースリングトロッケンゲーハーフォンマム2018ディスク

 

透明に近いレモンイエロー。粘性はなくサラッとしている。青リンゴ、キャラメル、ビスケットの香り。アタックのなめらかな甘さ、続くシャープな酸味。白ワインってこの2つが共存すると「うみゃい」と感じてしまいますね。

 

ドイツのラインガウのリースリングってこんなに旨いんだ・・・知らなかったよ。

 

すまなかったドイツごめんよドイツうみゃいよドイツ

 

ハイル!(注2)

 

 

 

(注1)ドイツワインの格付けについて調べるのって、はっきり言って苦痛です。なんと言いましょうか、意味と意図が分からない。お前らそれで本当に売る気あるの?って言いたくなってくる。でもいつかブログに載せます。ドイツワインを飲む機会があれば・・・ね。

(注2)なんだかフランス臭が漂い出したのでドイツっぽさを演出してみました。他意はない。

【2020年6月20日公開 消費税10%】

 

 

 

 

 

 

 

アルザスなんかこわくない

ミューレのリースリング・シニャチュール[2011] 今回はアルザスで
なんでルネ・ミューレってちゃんと書かないんだ?
と不審に思われるかもしれませんが
当主がルネからトーマスとヴェロニクに移ったので
ラベルにルネの文字がないんですと。

いまは正しくはミューレなんだそうです。

今後トーマス&ヴェロニク・ミューレにする可能性もあるとかいうことで。

昨日、帰宅途中Twitterでフォロワーさんが
ミューレに関してそんなことをつぶやいてました。
&とかこの人書いてるけどフランス語的にはトーマスetヴェロニク・ミューレじゃん。
前後カタカナじゃないか!&だけフランス語にしてなんじゃい!

と自分に突っ込み入れつつ読んでました。そうです疲れてます。

土曜も仕事です。貧乏暇なし管理職(ρ_;)
(部下は皆休んどる・・・いいなあ組合員にも戻りたいなあ)

なんかミューレって聞いたことあるなあと思って
家に帰ってクローゼットのぞいてみたら
「ああっ」
いつの間に??誰が買ったんだ??

もちろん自分だけどね \(^-^)/

ルネミューレリースリングシニャチュール2011ボトルルネミューレリースリングシニャチュール2011エチケット

 

 

 

 

 

 

 

何週間か前、デパートのワイン売り場で
「リースリングのアルザスの」適当に選んでちょ。
の世界で買ったんだったわ。名前も忘れとった。
選び方も雑なら保存方法も雑でこんな人間が書くワイン日記が何かの役に立つのだろうか?

例えばワイン選びの参考になりますとか・・・・・・・・・・・・ないな。どう考えてもないな。

「面白くてためにならない」。芸術の目指す方向性の一つさ。ふん。
で、お察しのとうりリースリングもアルザスも初めて飲みます。

迷走復活!

力強く迷走を宣言したところでシニャチュールのお勉強。
シニャチュールと銘してるんで、何なんだと飲む直前に調べました。ネットで同じものを売ってました。その宣伝文句が
「ルネ・ミューレのワインは、これまではいわゆるネゴシアン物となるコート・ド・ローファとドメーヌ物となるクロ・サン・ランドランを中心と したワインのふたつのラインで構成されていた。しかし2008年、INAOのアペラシオン制度の強化を受けて、彼らのピノ・ノワール ・コート・ド・ローファの区画の一部が“コート・ド・ローファ”を名乗れなくなってしまったので、この機に、従来のネゴシアン物である コート・ド・ローファを“Signature(シニャチュール)”
という新たなラインとしてリリースすることになった。
近年、目覚ましく向上を続けたコート・ド・ローファのワインは“Signature(署名)”の名前の通り、ルネ・ミューレのお墨付きワイン」

だって。

そもそもINAOて、なんなのさ。
Institut National des Appellations d’Origine
(国立原産地名称研究所)
だって。そんなのがあったのか。

しかしそんなことより、何度読みなおしてもこの宣伝文句がよくわからない。

ネゴシアンものつうんだから自分とこの畑じゃないわけで。彼らのピノ・ノワール ・コート・ド・ローファの区画の一部が“コート・ド・ローファ”を名乗れなくなってしまったので???
彼らの???

つまり契約農家(もしくは下請け)(あるいは請負)みたいな位置付けなのかな。
そすっとこういうことになるぞ

「我々の下請けの畑が原産地統制呼称の厳格化の影響を受けてAOCコート・ド・ローファ を名乗れなくなってしまったが、ミューレファンの皆様心配ありません。このワインはミューレであるとミューレが認めました。だからミューレです」

だんだん考えるの面倒になってきた。
飲みました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「うーん」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

白ワイン用グラスで飲んでみました

ルネミューレリースリングシニャチュール2011ホワイトグラス
リーデル<オヴァチュア> ホワイトワイングラス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色はレモンイエロー。微妙にグリーンが入ってるかな。粘性は弱くてさらっとしている。香りは面白い、青りんごに火打石(すいません赤の他人のワインブログに書いてありました)。このスモーク感が火打石なのか?いいやそういうことにしとこう。きりっとした酸味にドライ感。こう書いてくると美味しかったという結論が出そうだけど。ある種のシャルドネと反対側にあるくどさというか・・・・。シャルドネが甘さの先にあるくどさだとしたら。これはドライ感の先にあるくどさって感じ。うーん
迷走の旅は続きます。

【2015年3月15日公開 消費税8%】

 

下の広告はこれのビオ版です。この記事を書いた2015年にはこれのビオなんかなかったけどなあ。