連作ワイン劇場「ワイン長屋の人々」第6話:おとっつァんと紫のバラと銀のばら

ラプスドールコルトンレブレッサンドグランクリュ2018

ラ・プスドール・コルトン・レ・ブレッサンド2018

 

土曜の午後、袋小路おとっつァんは、大家の家を辞した後、幇間の左岸豊作の家を訪ねた。

 

「師匠、いるかい?」

豊作は先日、大家から言われた難題が頭から離れず、おとっつァんの来訪に気付けずにいた。

応(いら)えがないのでおとっつァんは少し焦れた。

「師匠、どうしたい」

「ああ、おとっつァん、すいやせん、一寸(ちょいと)考え事してて」

「わかる、わかるよ。悩みは騒音問題のこったろ」

「騒音問題のこってす」

「さっき大家んとこ呼ばれて俺も一寸(ちく)と言われたよ。文句言われただけならともかく、変なおまけつきだ。今日は愚痴を言いにきたと思いねえ。問題の2人ぁ、2人ともいねえし、吐き出さしちくれ」

「フランソワーズ(うち)のいねえと思ったら亜弓さんとご一緒でござんしたか」

「2人連れ立って遊(あす)びイ行ったみてえだな」

「そういやベルリンフィルが4年ぶりにどうとか言ってたっけ、今日でござんしたか」

「あいつらのこったから、S席とかのチケット平気で買うんだろうなあ」

「あ、でも夜には帰ってきちまうんじゃ?」

「日程的に言って東京(おえど)公演じゃねえんじゃねえか」

「ぶっ。わざわざ泊まりがけで?フランソワーズ(うち)のやつなんざ里帰りついでにパリででも聴いた方が安いだろうに」

「あいつらの辞書に金銭感覚という文字はねえよ」

「理由はどうあれ、今日はヴァイオリンの狂宴はなさそうでゲスな。かかあが行き先も告げず泊まりがけしようってのにほっとするなんてなあ・・・きっとおとっつァんとあたしくらいのもんで」

「しかし、あのヴァイオリンから逃げる算段がそろそろ尽きてきてるから、たまに居ないでくれると助かるなあ確かだ」

「あたしもね、お得意のお座敷に呼ばれる以外は24時間のスーパー銭湯行ったりたり色々工夫さしてもらいましたがそろそろネタ切れでやんす」

「それに最近、俺たちだけ逃げるなんて汚いって、長屋の連中が責める責める。師匠もそうだろう?」

「昨日、大家さんに言われました」

「師匠もかい?」

師匠がカミさんもらうなんて、めでてえこたあない。店子のめでてえ話だ、祝いのひとつもとか考えてたんだが先(せん)から始まったヴァイオリンでその気が失せた。旦那として何とかしろ。

「溜まった店賃、払いに行ったのに、説教されちまいました。そいでその難題を思案してたんですがね・・・旦那として何とかしろって言われてもねえ・・・フランソワーズ(うち)のやつに【よろしくてよ】って言われるとそこで話が止まっちまうんでゲス」

「ありゃ魔法の言葉だな。しかしフランソワーズって若えんだろう?どうして【エースをねらえ】なんてえ古いマンガのお蝶夫人の決め台詞なんか知ってんだ、世代が違うだろう?」

「オタクなんですよアイツ。こんちフランス(あちら)のオタクは半端なくディープだそうで。50年くらい遡るなんざあたりめえとか」

「聞いたことはあるがねえ」

「第一(だいち)世代も何も大学で岡本綺堂だの野村胡堂だの勉強してたんすから」

「半七親分や銭形平次に比べりゃ新しいか?」

「さいでやんす」

「そういう問題かねえ?っかしソルボンヌてなどういう学校なのかね、源氏物語とか西行とか上田秋成とか日本文学のお宝どころはいくらでもあろうに。なにも捕物帳まで手ェのばさねえでも」

「亜弓(おかみ)さんだってそこの大学でしょうに」

「ジャック・デリダとかジル・ドゥールーズあたりと勉強してたんだとさ」

「ジャック・デリダとかジル・ドゥールーズあたりと?ジャック・デリダとかジル・ドゥールーズあたりを。じゃないんで?」

「って言ってたな」

「・・・・・バケモンですなお宅の亜弓(おかみ)さん」

 

自分の女房をバケモンと言われても、ちっとも怒る気にならないおとっつァんだった。確かに狂気じみたインテリだが、問題はそこじゃねえよ。美人で性格が良くて優しい。俺にはもったいねえようなかかあだ。師匠、あんただってそうだろう?

 

「師匠にだけは言われたかねえな。かかあがバケモンななあ、お互いさんだ」

 

自分の女房をバケモンと言われても、ちっとも怒る気にならない豊作だった。確かに常識外れの【日本オタク】だが、悩みはそこではないんでゲス。美人で性格が良くて優しい。あたしにはもったいねえかかあだ。だからヴァイオリン(道楽=あすび)位で文句言いたかない。

 

「話の前後がつながらないのに【よろしくてよひろみ】って言われちまうとなんか納得しちまうんでゲスあたしぁ豊作なんですが」

「納得といや・・・ここくる前に大家に呼ばれたって言ったっけ?」

「大家さんに意見されたんで?」

「何回も同じこと言うんで、言い飽きたのかね。あっさりしたもんよ。ただしワイン飲まされた」

「まさか日本のどこぞやのメルローとか」

「いやインドのどっかのジンファンデルだった。作り手は教えてもくんねえ」

「そりゃどう考えても」

「在庫処分の使いパシリだな。ありゃ大家、半分頑張ったんだがギブアップしたな。どうしてウチの大家はああ不味いワインばっかり溜め込んでやがんのかね?」

 

大家さんいっそ捨てまったらどうです、つったら。おまいさん、ワイン評論家を目指してるんだろう、どんなに不味いワインでも捨てちまえなんてバチ当たりなこと言うもんじゃない、とか何とか。

 

「無理くり納得させられ、結局ボトル半分飲まされた。・・・・・捨てるの嫌だからって・・・・・ったく。普通不味いと自分ではっきり言いながら人に飲ませるか?」

「そりゃ災難で。」

「しかしなあ・・・亜弓のヴァイオリンで迷惑かけてんだ。大家の無茶も断れねえ」

「一晩中(しとばんじゅう)やる(演奏)ようになりましたなぁうちのと知り合ってからでしょうけんど」

「困ったもんだな・・・」

「困ったもんでゲス・・・」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「飲(や)るか?何かいい思案が浮かばねえとも限らねえ」

「飲(や)りましょう。でも大家さんとこで半分飲(や)ってきたんでガショ?大丈夫ですかい?」

「あんな不味いのいくら飲んでも酔やしねえよ、飲み直しのワインは別腹ってもんよ。どうする?うちから見繕ってこようか?、誘ったなあこっちだ。」

「いえよござんす、ちいと待ってておくんなさい、うちのを用意します」

 

ラプスドールコルトンレブレッサンドグランクリュ2018ボトル

 

 

おとっつァんは呆れた。コルトンかい。

 

「これからゴチになろうってのに、アヤつけるのも無作法だが・・・高いワインばっかり飲んでねえで、商売に励めって以前(せん)に大家に意見されたんじゃなかったのかい?」

「コルトン・シャルルマーニュじゃねえだけ褒めて下せえな。昔のあたしだったらルロワのコルトン・シャルルマーニュ出してくるところで」

「そりゃそうかもしれんが」

「大人しいもんでござんしょ!成長したって褒めてくれ」

「それ成長って言うのか?」

「あい」

 

豊作は抜栓してサーブした。

 

ラプスドールコルトンレブレッサンドグランクリュ2018グラス

 

おとっつァんはテイスティングしてみた。

 

色はルビー。コアに凝縮はなくリムまで均一の色。香りはスパイシーな香りとベリー系の甘い香り。丁子辺りの漢方薬っぽい香りもする。口に含む。

む・・・美味え。生き生きした酸味とこなれているが存在を主張しているタンニン。余韻は長い。この酸味とタンニンの組み合わせのせいか随分攻めてるイメージだ。時間経過とともに醤油のニュアンスが出てきゃあがる。こいつあ面白え。ジュブレ・シャンベルタン辺りの力強さにとんがった個性を加えたような。でもピノ・ノワールらしさからは決してはみだしてねえ。こういうスタイルのブルゴーニュもあるんだねえ。

 

ラプスドールコルトンレブレッサンドグランクリュ2018ディスク

 

「師匠、このワインを表現するとだな」

 

こいつあ

こいつあ

おとっつァんは叫んだ

「紫のバラと銀のばらだ!」(注1)

 

豊作は呆れた。

 

訳がわからん。

ともかく何かに例えないと気が済まないんだねこの人(しと)は。そもそもワインを(説明)でもなく(解説)でもなく【表現】てなんのことでゲスか?例の漫画以降こんなの増えてきたけんど・・・めんどくさい奴ら!(注2)無視しちゃお。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

長い沈黙が訪れた。

 

応(いら)えがないのでおとっつァんは少し焦れた。

 

「紫のバラと銀のばらだよ」

「はあ」

「11歳も年下の少女にことあるごとに紫のバラを送るようなストーカーお兄(あに)いさんと一度も人を襲ったことのない吸血鬼の美少女さ。攻めてると思わねえか?」

「はあ?」

「ああ出典がわからねえか?フランソワーズに聞いてみな、ディープなオタクだったら知らないとは限らねえ」

「はあ」

「まあいいや、いいワインだよこいつは。じっくり飲んでじっくり騒音問題について語ろうじゃねえか」

「さいでやんすな」

 

しかし、いくら語ってもいい思案など出てこなかった。出てくるのは愚痴を装った自分のかかあの自慢話ばかり。そもそも2人ともヴァイオリンを止めさせる気などないのだ。

 

「そう言えばいつもいつも亜弓さんのヴァイオリンを借りてばかりで申し訳ない、今度自分の楽器を持ってきますとか言ってました」

「まさかストラディバリウス?」

「まさか!そんな高えもんじゃござんせん。もっと大人しいもんでゲス」

「驚かさねえでくれ。うちのヴァイオリン(ヴィヨーム)だって大概にしろよ。って思ってるのに」

「じつあ、うちのは、ピアノも弾(や)るんですがね」

「え?」

「今度実家からスタンウェイのD274持ってくるそうで」

「うわわわわ」

 

 

【2023年12月9日公開 14,000円台 消費税10%】

 

 

(注1)何を言いたいんだかちっともわかりませんね。豊作の言う通りですね。高名な漫画からの引用みたいですけど・・・ワインのせいでいつも意識が混濁してるおとっつァんの言うことです。気にしないでやってください。

 

紫のバラの人ってこんな顔

ガラスの仮面
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メリーベルと銀のばらは2巻にあります

ポーの一族
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ちなみにちゃんと(バラ)と(ばら)に書き分けてます。この辺律儀なんだな作者(顧問)って。

 

 

(注2)でも師匠、あんたの奥さんもそっち側ですよ。

例の漫画

神の雫
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ついでだ

ラ・プス・ドール コルトン レ プレッサンド
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第1話から読みたい方はこちらから

 

 

 

 

 

シャサーニュ・モンラッシェなんかこわくない

 

シャサーニュモンラッシェプルミエクリュモルジョ2000

シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエクリュ・モルジョ2000

 

モンラッシェって何?とか聞かんでね。

「全速力で走る姿だ」

それ猛ダッシュ

 

「東西線の木場駅から門前仲町駅の間だ!」

それ混雑率199%の猛ラッシュ。

 

「ジャブジャブジャブ右フック」

それボクシングの猛ラッシュ。どうしてもシェにならんな、シュだなまあいいか。

 

「映画の技法だ!有名なところではエイゼンシュテイン」

それモンタージュって、急に映画史の衒学ひけらかさんでも。しかも遠くね?

 

「山をフランス語で言うと」

それはモンターニュ。どんどん遠くなるな。

 

「久喜とか柏にあるショッピングセンターだ!」

それモラージュって、だからと言ってモルジョの方から攻めてくる?あとは佐賀にしかないそんなローカルなショッピングセンター地元民しか知らないって

 

「蜃気楼のことだ!」

それミラージュって。察するにモンラッシェじゃネタ切れなんだねおまいさん

 

古典的な掴みにお付き合いいただきありがとうございます。

随分苦しい?

モンラッシェでコレをやるの無茶だったみたい

 

シャサーニュモンラッシェプルミエクリュモルジョ2000ボトル

シャサーニュモンラッシェプルミエクリュモルジョ2000エチケット

 

 

シャサーニュ・モンラッシェとはブルゴーニュの南の方、白ワインの吟醸地コート・ド・ボーヌの中でも南の所ですね。ムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェとどえらい村が続いてますね。

モルジョとはシャサーニュ・モンラッシェ村の南部に位置する最大級の区画の一級畑です

 

前半の掴みで殆どの力を使い果たしました。もうどうでもいい感がありますが、流石にこれでは終われないのでテイスティングの感想でも行きましょうか。

 

シャサーニュモンラッシェプルミエクリュモルジョ2000グラス

シャサーニュモンラッシェプルミエクリュモルジョ2000ディスク

 

レンガ色にかなり近づいたルビー。コアからリムまで均一の色。香りはカシスや樽由来のロースト香。スモーキーなイメージ。あとなんだろうコレ。すみません顧問の香りの記憶の引き出しにない。なんかいい香りです老人性香り音痴語彙力。ソフトな酸味とヴェルヴェットのようなタンニン。うみゃいです。

うみゃいのですがブルゴーニュの1er Cruなんだから「もう一声」を求めてしまう経済的に恵まれないサラリーマンのたまに高い金出してんだから根性をみせてみいやこのアフォんだら的なさもしい貧しい心の揺らぎはここでは書かないああもう書いちゃった。

 

白ワインの吟醸地における、赤ワインは割と低価格に抑えられていてとてもお買い得みたいな偏見を持ってましたが「妥当」という例もあるのだと学習しました。

作り手はパトリック・クレルジェ。古酒に強いネゴシアンだそうです。そりゃそうでしょう。2000年のブルゴーニュ(しかもコート・ド・ボーヌの赤)を売りさばいちゃうなんぞ並の手腕じゃないでしょう。

じゃ買わなきゃいいのにとかお思いでしょうが、シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエクリュを買ったと、いうだけで満足なんです歪んだマニア魂は。誤解されるような言い方してますが美味しかったですよ、このワイン。

なんか低評価みたいな印象の終わり方だな?変だな?

美味しかったですよ。

かつて7000円台だったネット価格の相場も6000円台まで下がってきてますしね。

ワインの評価を文章化するのって難しいもんですね。完。

 

【2020年10月3日公開 消費税10%】

シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエクリュ・モルジョ・パトリック・クレルジェ
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ファルツなんかこわくない

Jマイヤーピノノワール2018QbAファルツ

 

J.マイヤー・ピノ・ノワール2018

 

前回ドイツワインを飲む機会があれば・・・ね。なんて捨て台詞吐いておきながら続けてドイツです。

 

と、言うことで今回はQ.b.Aファルツ。(注1)

 

地図行きます。

Q.b.Aファルツとは・・・ヴォルムスの南からフランス国境に至るまでの、フェルツァーヴァルト山地の斜面からライン川沿いに至る一帯、ということで、都市名で言うとWorms(ヴォルムス)から始まりLandu in der Pfalz(ランダウ)を通ってフランス国境までの範囲の山地の斜面で採れたブドウのワインです。

※ランダウ出てこなかっらた地図広げてみてください。

 

 

それにしても・・・【Vin De Cépage Pinot Noir J. MEYER】ねえ

エチケットにバン・ド・セパージュ・ピノ・ノワールってフランス語で書いちゃったりして、ピノ・ノワール本家のフランス文化に媚びてる?それともこういうこと?

 

「遅ればせの仁義フランス弁にて失礼さんでござんす。わたくし、生まれも育ちもドイツのファルツ。ライン川で産湯を使い一家の名前はモーゼルランド。姓はマイヤー名はピノノワール。人呼んで “マイヤのピノ”と発します。不思議な縁もちまして故郷ドイツを後にして西や東のワインマニアのお兄いさんにご厄介をおかけする稼業。以後、見苦しきエチケットお見知りおかれまして恐惶万端(きょうこうばんたん)引き立てて、よろしくおたのみ申します」(注2)

 

いやいやエチケットの覚悟はご立派。でもそのボトルはなあに?

Jマイヤーピノノワール2018QbAファルツボトル

リースリング用ボトルにピノ詰めちゃってなあい?

 

 

Jマイヤーピノノワール2018QbAファルツエチケット

 

 

このボトルに赤ワイン。マイヤーなんてドイツっぽい名前にフルール・ドゥ・リスの紋章(フランス王家御用達)+フランス語のエチケット。ミスマッチだねえ・・

 

変わってて面白いけどね。悪くないけどね。

 

 

 

 

あれ・・・・・・

 

 

 

 

もしかして・・・・・・

あえてミスマッチを狙ってる?

これって

綺麗に金髪に染めてる日本の女性とか、日本国籍以外の女性の着物姿とか

 

ちょっとミスマッチなのにとても悪くないと思ってしまう

悪くないどころかドキドキしてしまう顧問みたいなお父さん達のハート に訴えてる?

 

人間のもっとも弱い部分 = ドキドキハートを狙い撃ちするなんて、まともな人間のすることじゃないぞJ.マイヤー!

この卑怯者!

でも嫌いじゃないよ卑怯者のそんなとこ!ハイルざんす!

 

 

はあはあ。すみません少し冷静になります。なわきゃありませんよね。話、飛びすぎですよね。前回の記事のこと全く反省してませんね。

 

 

テイスティングコメントいきます。

Jマイヤーピノノワール2018QbAファルツグラス

Jマイヤーピノノワール2018QbAファルツエチケット

 

透明感のあるルビー色。結構強い粘性。、レッグスがゆっくり落ちてきて消えていかない。香りはストロベリー、ダークチェリー。アタックで先ずほんのりした甘みを感じる。こなれたタンニン、ソフトな酸味、軽いアルコール感、スマートなボディ。評する印象は軽さばかりみたいだが、ほんのりした甘さが旨味になっている。ここが秀逸で(軽さ)のみの味わいになっていない。とってもうみゃいです。

 

ACブル並みの実力じゃない?

褒めすぎかな?でもカリピノやチリピノでたまに思う「本当にお前(まい)さんピノ?」みたいな感じがない。ドイツのファルツのピノってこんなに旨いんだ・・・知らなかったよ。

 

 

すまなかったドイツのピノごめんよドイツのピノうみゃいよドイツのピノ

 

 

ハイル!(注3)

 

 

 

(注1)ドイツの統制呼称、格付けの件について書くとか言ってたのはどうしたって?現在鋭意努力中。なんだかややこしい上につまんなくて、記事化出来るんだかどうだか先が見えません。

(注2)寅さんの口上を真似してみたかっただけです。江戸弁繋がりではありません。そもそも葛飾柴又なんて江戸でもなんでもないですからねってどうしてこう人から反感買うようなこと言っちゃうんだろ俺ってば。

(注3)最近気に入ってます。他意はない。

 

【2020年7月4日公開 消費税10%】

 

 

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アグリ/J.マイヤー ピノ・ノワール 赤 13.5度 750ml
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ハワイなんかこわくない4日目

 

4日目です。

ホエールウォッチングとか、潜水艦海中探索とか、攻めてる観光が続くと、きれいな景色を眺めるのがメインの「ぼーっと見てんじゃねえよ」的な観光がしたくなるのは人情ってもんでしょう?

本日はオアフの半日観光です。

トロリーバスやオプションツアーバスのメッカ、ロイヤルハワイアンセンター前から出発です。

 

ダイヤモンドヘッド展望台
ダイヤモンドヘッド展望台

                     ⇓

(ハナウマ湾展望台)

                     

(潮吹き岩)

                     

クアロアビーチ
クアロアビーチ

                  

パールハーバー、戦艦アリゾナの錨
パールハーバー、戦艦アリゾナの錨

 

パールハーバーは滞在時間が30分しかないので足の悪い家内はちょっとお土産ショップ付近で待機してもらい、駆け足で娘と見て回りました。

宣戦布告なしでの開戦だったこと(アメリカ側からすれば騙し討ちされた)などを娘に話しながら(注1)

ビジターセンターの写真展示だけ見て回りました。ドキュメンタリー映画はあきらめ。当然戦争の記録ですからむごい写真も中にはありました。

娘は(高校三年生、もうじき専門学校生)はショックを受けたみたいで

「修学旅行で沖縄行ったけど、沖縄側からの見方ばっかりだったから、こういうの見ると・・・」

「そこでは真珠湾のことなんか全然触れないだろ」

「うん」

「でもここは広島とか沖縄戦の写真とか全くないだろ」

「うん」

「だからね、両方見なきゃダメなんだよ」

 

(アリゾナメモリアル【右】と戦艦ミズーリ【左】)

アリゾナメモリアルは乗員1177名中1102名の戦死者を出した、悲劇の戦艦アリゾナが海に沈没している、その真上に建てられた鎮魂の記念館。戦艦ミズーリは太平洋戦争終結の調印がなされた場所として有名ですね。

 

 

パールハーバーを後にするとお待ちかねオワフ半日観光の目玉の

 

この木なんの木

 

モアナルアガーデン、この木なんの木
モアナルアガーデン、この木なんの木

 

思うに、ここって地球上でもっとも雨の似合わない場所じゃないですかね。オアフは今、雨季なので昨日も一昨日も雨がよく降りましたが、今日は見事に晴れてます。勢いで木の中に入って動画も取ってきちゃいました

 

 

なんでも、かつては何故こんなに日本人はこの木を見に来たがるんだ、と不思議がられたとかいう話。

まあ説明できませんよね。スーパーひとし君とかボッシュートとか謎の用語が飛び交った挙句、頑張って高得点あげてもそのご褒美は視聴者に行っちゃうという謎のクイズ番組。この番組がいかに日本人に愛されてるか?から説明しないとね。東芝とかソニーとかパナソニックの社員さんでも土曜の夜ともなれば「この木なんの木気になる木、名前も知らない木ですからっ♪」ってフルコーラス歌ってんでしょ!

 

分かってんだからね!この裏切り者!

嫌いじゃないよ!おとうさんのそゆとこ!

 

はあはあ。いかんいかいんヒートアップしてしまった。クールダウン、クールダウン。

 

最後はカメハメハ大王像の脇を通ります。残念ながら下車できないので車中から写真撮影。

 

カメハメハ大王像
カメハメハ大王像

 

「ぼーっと見てんじゃねえよ」的な観光のつもりが意外と(勝手に)盛り上がってしまいました。なので午後はおとなしくトロリーに乗って一周して帰ってくるだけという脱力系のイベントでお茶濁し。

半日観光とは反対のダウンタウン方面を一周してきました。ハワイの出雲大社なんかを車中から見てお帰り。

 

ハワイ出雲大社
ハワイ出雲大社

 

さて、買い出しです。今晩はレストランもフードコートも行かず、すべて買い出しで済まそうと決意してました。だってスーパーに美味しそうなものいっぱい売ってんですよ。

 

目指すはアラモアナショッピングセンター

 

最初にショッピングセンター内の楽天のラウンジを探しました。作戦を練るためです。

 

アラモアナのお買い物パンダ
アラモアナのお買い物パンダ

 

どこかで見たことのある奴(ただし日焼けしてる)がお出迎え。

この楽天のラウンジはゴールドカードじゃなくても使用できるという懐の深いお方。飲み物も普通に飲めるし椅子もゆったり、トイレはウォシュレット付(ここ点数高いな)。このためだけに楽天カードを日本から持って来て正解でした。

作戦の概略は昨日発見したスーパー「FOODLAND FARMS」でパスタやサラダやサンドイッチやハワイアンポキ等々を購入。そのまま2日目に白ワインをゲットしたドラッグストア「Longs Drugs」でワインとソフトドリンクをゲットする。でした。

「FOODLAND FARMS」では「あれも美味しそう、これも美味しそう」もう冷静な判断が出来なくなってました。ハワイアンポキなんて「トライイットOK?」なんて売り場のおばちゃんに聞いたらバンバン試食させてくれるし。マグロとサーモン両方買っちゃうし。

 

最終戦果はこんな感じ

 

FOODLAND FARMS 2月21日のレシート
FOODLAND FARMS 2月21日のレシート

 

しっかしいくらなんでも$69.96は買いすぎっ!

 

次に向かったのは「Longs Drugs」。もう地図見なくても行けます。ハードロックカフェの近所。

ここでワインとソフトドリンクを仕込みました

Longs Drugs KALAKAUA AVE
Longs Drugs KALAKAUA AVE

 

ホテルに帰ってみんなでシャワーして。晩餐会の始まり始まり。

 

ディナーメニュー
ディナーメニュー

 

これでもだいぶ冷蔵庫にしまった後。明らかに買いすぎな晩御飯です。ホテルなのにコンドミニアムみたいな使い方してシドい客!(でも器は洗ってからごみ箱に捨てました許してね)

 

さてワインですが

ケンダル・ジャクソン・ヴィントナーズ・リザーブ・ピノ・ノワール2017ボトル
ケンダル・ジャクソン・ヴィントナーズ・リザーブ・ピノ・ノワール2017ボトル

 

ケンダル・ジャクソン・ヴィントナーズ・リザーブ・ピノ・ノワール2017エチケット
ケンダル・ジャクソン・ヴィントナーズ・リザーブ・ピノ・ノワール2017エチケット

 

ケンダル・ジャクソンヴィントナーズ・リザーブ・ピノ・ノワール2017が$10.99(¥1220)

すんごいですね。こんなことがあるんですね。一昨日同じ店で買ったシャルドネの$10.99もビックリでしたが。ピノ・ノワールまで$10.99なんて。正気か?って思います。

日本のネット酒屋さんの相場で¥2700位ですかね。(ちなみにシャルドネは¥2400位)ネット酒屋さんの場合ここから送料がプラスされるわけです。実店舗で買えば送料分程度は上振れ価格が普通ですのでどのくらいの安さかはお分かりいただけますよね。

 

ハワイ恐るべし

 

美味しい御飯とともに美味しいワインをいただきました。(注2)

 

ではまた明日。

ア フイ ホウ

 

 

(注1)本当は事前通告するつもりだったけど当時の駐米日本大使館の連中がルーズで危機感がなく送別会後の二日酔いでって話は知ってますよ。でもそんなことで日本の外務省や、日本が責任を回避できるなんて論調は本当信じがたい。そのルーズな連中の上位組織はどこなんだよ。挙句にアメリカは90%以上内容を傍受してたとか、海軍の遅延工作があった、なんて自分たちの間抜けを棚に上げて他責に転じようとする(例えば東京裁判で)。日本の役所の救いがたさは今に始まったことじゃないみたいですな。

 

(注2)旅行記シリーズはワインにあまり興味ない方も訪れてくれそうなので、その方向けに(興味持ってこれからワインでも飲もうかなんて考える方のためにも)顧問はこの時、やっちゃいけない掟破りを2つやらかしてますので、そこだけ注意してください。※マネしちゃだめですよ

①ワインは購入してからしばらく冷暗な環境で休ませなければいけません。買ったその日に飲むなんて言語道断です。

②ワインはワイングラスで飲まなきゃいけません。この時飲んだワインはピノ・ノワール(ブドウの品種です)なのでブルゴーニュグラスで。なければボルドーグラスでも仕方ないですが紙コップで飲むなんて言語同断です。

本当は買って帰ればよかったんですが、帰れば成田は冬。空港から家までの冬用衣料がスーツケースに満載。手荷物が限界だったので持ち帰りを断念しました。

【2020年3月10日公開】

 



 

 

 

ワイパラ・ヴァレーなんかこわくない

 

シャーウッドストラタムピノノワール2017

 

ストラタム・ピノ ・ノワール・シャーウッド・ エステート2017

 

セントラル・オタゴ(注1)高騰のあおりを受けてマールボロ(注2)のワインまで微妙に高くなりつつあるニュージーランド産。あえて買おうとは思わないのが昨今のワインマニア(の一部)

 

ところがひょんなことから頂ける機会に恵まれまして。

※ちいと前(まい)の噺でございます。

 

定年お祝い会!

 

シャーウッドストラタムピノノワール2017花束
この時にいただいた花束

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、私(アタクシ)ってなんだか若ぶってますが、実は還暦でございまして。

ちょいと調べさしてもらいますてえと、

【還暦は数え年で61歳、満年齢60歳でお祝いする】てなことで11月生まれの私(アタクシ)は実に今が還暦。年明けには数え年で62歳になってしまうので、還暦はこの瞬間だけでございますね。

 

私(アタクシ)のワイン好きは皆さんご存知。

今の部署と前の部署の皆さんが赤いチャンチャンコならぬ赤いワインを贈っていただいたって次第。

皆さんは普通に飲み放題のコースの御酒(ごしゅ)で飲(や)ってる中、お祝いの記念品としてフルボトル一本独占さして頂けるなんてエ粋な計らいでございます。

と、言いますか皆さんワインに興味も関心もなく1本独占しようがどうしようが「どうぞどうぞ」てなもん。飲み放題の色々な御酒(ごしゅ)の方が「よっぽどありがてえ」て雰囲気でした。一般的にはワインて御酒(ごしゅ)は人気ないんだなと改めて思い知った次第です。

「おうっ!飲(やっ)つくんな」

てな感じでトンと置いてくれたのがこのワイン。

 

シャーウッドストラタムピノノワール2017エチケット

 

 

 

 

 

 

 

 

な訳ありませんですな。先ずはワインリスト見さして頂きました。

イタリアン(トラットリア)ですがイタリアワインの他にもフランス、アメリカ、チリあたりのワインが多いのが特徴でございました。

中でニュージーランドのピノ・ノワールがあったのでワインリストの番号差しながら

「こんつわ。少々お尋ねしますよ。」

「はいお伺いいたします」

「このニュージーランドのワインの産地どこでゲスか?」

「少々お待ち下さい」

 

仮に店が全く利益乗せしなかったとしてもこの値段じゃセントラル・オタゴのピノ・ノワールの筈がない。マールボロ辺り?と、辺りをつけて待っていますてえと、

 

「お待たせしましたマールボロのワインです」

「マールボロのピノ・ノワールね。結構ざんすね。そいつをお願いします。ただなんでゲスな。随分時間かかりましたな。まさか今、ネットで調べてた、とか?」

「・・・いえ。シェフがちょっと手が離せなくて・・・聞いたら直ぐ分かったんですが」

なんだこの客?リストランテじゃあるまいし、見りゃわかるでしょトラットリアですよ、此処は。ワイン産地とかこだわってんじゃないわよ的な女給さんの暗い笑顔。

少々待たされましてワインとグラスをお持ちになり、最初の一杯をサーブしてくださいました。

 

シャーウッドストラタムピノノワール2017グラス

 

 

 

 

 

 

 

 

「おんや、客の目の前で抜栓しない?変わったやり方でゲスな」

「テイスティングとかしないんですな、流石、絶対の自信をお持ちと推察させていただきますよ。オーホホホホホホッ!」

「ボルドーグラスざんすか?ピノ・ノワールのワインを結構オンリストされてるんですからブルゴーニュグラス御用意いただいてもよろしゅうござんせんか?」

「また珍ですなあ!そんなにナミナミとおつぎになる、ビールか何かと勘違いなさってで?」

 

「・・・・・・・・・・・すみません」

 

なんだこの客?◯◯してやろうかしら的な女給さんの暗い笑顔。

 

暗転

 

古典落語でよく出てくる嫌みな若旦那風の味、ご賞味いただけましたでしょうか?(注3)

ワインマニアてのはこんな連中ばかりですよまことにどうにもしょうがない。なんて冗談ですよ。フィクションですよ。リアルな(アタクシ)はこんなことは言(ゆ)いませんよ。いや全く言(ゆ)ってないかと言(ゆ)うと言(ゆ)う方は違えど全部言(ゆ)ってたかなあだからワイン兇徒とか呼ばれるんだなあ違うなワインマニア全部に汚名着せちゃいかんいかん嫌みは俺だけだ反省反省。

 

地図行きます

実はマールボロじゃなくてワイパラでございましたな。ストラタムというワインはヴィンテージによってマールボロ産だったりワイパラ産だったりしてるみたいですな。で、この2017年ヴィンテージはエチケットにそう記してあるのでワイパラ産ということなんでしょう。

 

テイスティングの感想でございます。

シャーウッドストラタムピノノワール2017ディスク

 

 

 

 

 

 

 

やや赤みが勝るルビー色。粘性は中程度。カシスやプラムの香り。甘さはほぼなくフレッシュな酸味。アフターに若干の苦み。白ワインでよく見る甘みすれすれの苦みとよく似たニュアンス。甘さがほぼないピノ・ノワールにこれがあっても違和感ないものなんだな。軽いアルコール感と相まっていい出来ですね。うみゃいです。

と、言うわけで県内某所における久しぶりのニュージーランドワインの飲み記録でございました。(注4)

 

 

(注1)セントラル・オタゴ ⇓ この辺です

 

 

 

(注2)マールボロ ⇓ この辺です

 

 

(注3)

《羽織の遊び》とか《酢豆腐》なんかに出てくる伊勢屋の若旦那ですな。

 

(注4)

嫌みな客とそれへの対応に苦慮するイタリアンという構図の話でウケを狙いました。ただ、世の中には無用に深読み(もしくは曲解)する方がいらっしゃるので、この記事を店の対応を非難している風に取られる危険があるやもしれない。

と思いまして、念のため店名は伏せさせていただきました。ご了承ください。

【2019年12月8日公開】

 

ストラタム・ピノ ・ノワール・シャーウッド・ エステート
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dtmn2033-22

 

 

 

 

 

ルーマニアなんかこわくない

クロビュザオデアルリレムンテニエイピノノワールリザーブ2017

クロ・ビュザオ・デアルリレ・ムンテニエイ・ピノ・ノワール・リザーブ2017

デアルリレ・ムンテニエイというIG呼称がついてますが地方名で言えばムンテニア地方ということらしい。したがって「ムンテニアなんかこわくないって」とかのタイトルでもよかった訳ですが。

どこだそれ、誰だおめえ? ➡︎ この名称で検索するシトなんて皆無 ➡︎ やはりブログですから検索されてブログに来てもらってナンボ ➡︎ そういう訳でタイトルは「ルーマニアなんかこわくない」に決定しましたぱちぱち。

クロビュザオデアルリレムンテニエイピノノワールリザーブ2017ボトル

 

 

 

 

 

 

 

クロビュザオデアルリレムンテニエイピノノワールリザーブ2017エチケット

 

 

 

 

 

 

 

 

地図行きます。

 

ルーマニアの地図見に行って、ムンテニア地方で検索しても何も出てこない。Googleマップってちょっとマイナーな国とか地方だとかだとこれだもんね。まあカタカナで検索してるこっちにも非があるとは思いますが。

もう少し地理的情報がほしくてネット酒屋さんの宣伝コピーにデアルリレ・ムンテニエイのことが何か書いてないか、調べて見ました。地理的には首都ブカレストから北の方角とのことでした。

 

しかしそれよりも何か気になることが書いてある。

 

ルーマニアの吟醸地の「デアルマーレ」で造られています!※大人の事情により正式産地は「デアルリレ・ムンテニエイ」となっております。

 

要はIGデアルリレ・ムンテニエイの中にさらに高級ワイン産地としてDOCがあって実はこのワインは本当はDOCデアルマーレだという????

 

「大人の事情」???

 

「大人の事情」

「大人の事情」

「大人の事情」

 

ものすごく気になる!

 

造った場所はDOC。それをワザワザIGを名乗って売る、ということはつまり・・・

 

「おーい、クロ・ビュザオさんが売っているワインは実はDOCクラスのワインをIGまで格下げして売ってくださるってェもっぱらの噂、おめえ聞いたかい?」

伴さんです

「聞いた聞いた。なんか裏のありそうな面白そうな話じゃねえか」

美意之さんです

当ブログ寄席の二人。久しぶりの登場です。

「本当はDOCデアルマーレで出来たブドウだってじゃねえか、損を承知でんなことするたあケッタイな話しだねえ」

「こういう難しいこたあ、ご隠居さんに聞いた方がいいんじゃねえか」

二人して大家の所へ行きました。二人が店子になっている長屋の大家で店の切り盛りは若旦那(息子)に渡した大旦那のご隠居です。大抵のご隠居と同様暇(シマ)も暇(シマ)、暇(シマ)の大天狗様です。

「全くお前(マイ)たちは物を知らなくていけない、これはあれだ、例のあれだよ」

「はあ、あれですか」

「名のある畑で取れたブドウでもその年の出来が悪かったので村名に格下げして売る、という名門ドメーヌがブランドの誇りにかけてやるアレだな」

「グランクリュなのにあえて村名に格下げって、ブルゴーニュのええ格好しいのやつらの遣り口ですかい?」

「エライ言われようだが・・・・・それのルーマニア版ということだな」

スマホで調べながら美意之さん

「でもご隠居、ルーマニアではブドウの収穫時期も表示しないとDOCを名乗れねえみてえですよ。そこまで厳密に区別出来ねえブドウで作った。だからIGにした。そんだけのもんじゃねえですかい?」

「おお、そうだったかな、まあ大変な葡萄酒だということだな」

大抵のご隠居と一緒で知ったかぶりです。知らないことでも何でも話します。始末にこまる大天狗様です。

「あたい知ってるよ」

始末にこまるのがもう一個湧いてきました。与太郎の顧問です。

「また変な奴が出てきやがったな、与太の顧問か。何を知ってるてんでエ?」

「あたい知ってるよ。てえへんな葡萄酒ってカビとか湿ったダンボールとかの匂いのするやつでしょ。珍しいんだよね」

「いやだからあのね、ここでブショネの話を出したって混乱するだけでしょ。やめようよそういうの」

「おめえ、江戸弁はどうしたんだ。というかおめえは誰だ」

「あたいはあたいだよ」

「ちげえてんだよ、急に標準語話し出す奴が出てきたんでそいつは伴なのか美意之なのかご隠居なのかを読者様に分かりやすいように整理をだな・・・ところで俺は誰だ?」

「あたいはあたいだよ」

「ちげえてんだよ」

 

暗転

 

愉快なあるいは不愉快なブログ噺の一席におつき合いいただきありがとうございました。創作落語なんかでたまに聴くシュールな世界、お楽しみいただけたでしょうか?(注1)

クロビュザオデアルリレムンテニエイピノノワールリザーブ2017グラス

 

 

 

 

 

 

 

クロビュザオデアルリレムンテニエイピノノワールリザーブ2017ディスク

 

 

 

 

 

 

 

テイスティングコメント行きます。

 

ピノ・ノワールなのにしっかりガーネット(ダークチェリーレッド)多少色の濃いピノ・ノワールはたまに目にするけど、ここまでらしくないピノは初めて。粘性は中程度。カシスと胡椒が香り、アフターに胡椒の香りが強く残る。ソフトな酸味、こなれたタンニン。果実味しっかり。12.5%にしては熱いアルコール感。コクのあるボディ。ブルゴーニュのピノみたいな洗練さはないけど美味しい。ピノと言うよりメルローみたいな印象と(野趣溢れる!)果実味がちょっと形容し難い美味しさを出している。

ワインて果実酒だったんだ、と改めて気付かされる逸品でした。

 

 

 

(注1)なんてね。単に筆が走って収拾つかなくなっただけです。すんません。

【2019年9月13日公開 消費税8%】

 

 

 

 

 

 

 

チリなんかこわくない

 

ソロロピノノワールレゼルヴァ2016

ソロロ ピノ・ノワール レゼルヴァ2016

いやー。すごいタイトルになっちゃったな。

イスラエルなんかこわくない」は狙ったんですが、今回はウケ狙いをしたわけではなく、このワインは正真正銘「チリ」のワインです。

エチケット見てもググってもWine of Chile としか出てこない。

ワイナリーそのものはカチャポワルヴァレーにカミノリアル社としてあるのだからこのソロロシリーズはカミノリアル社のネゴシアンものということになるんでしょう。チリの各地に畑持ってるという風でもないし。

 

ソロロピノノワールレゼルヴァ2016ボトル

 

 

 

 

 

 

 

ソロロピノノワールレゼルヴァ2016エチケット

 

 

 

 

 

 

 

でもネゴシアンモノったってバカにしちゃいけないよ。物凄く入手困難。希少なワインですよ。

コープでしか買えないっていう希少ワイン。コープの店舗でも買えますけど会員証は?って聞かれますよー。うざいよー。

 

ね、希少でしょ

 

テイスティングコメントでつ

キッチリキッカリルビー色、日本のソムリエ協会でいうところのルビー色ね。(注1)輝きのあるディスク、粘性は弱くサラっとしている。果実香としてラズベリー、樽香と醤油の香り「変わってんなー!」果実香より先に樽香、醤油を感じる。ちょっと不安だったが飲んだらちゃんとピノ・ノワール。爽やかな酸味、ほのかな甘み、タンニンはこなれているが、若干の苦味。ほどほどのアルコール感。貧弱な・・・失礼!スマートなボディ。

ソロロピノノワールレゼルヴァ2016グラス

 

 

 

 

 

 

 

ソロロピノノワールレゼルヴァ2016ディスク

 

 

 

 

 

 

 

あまり長いとブログって読んでもらえない、と世間でもっぱらの噂なので、今回はこの辺で終わりにします。注が長いし・・・・・・・結局長くなるわけだこれが。あーあ。どうしてこう長くなるんだ?トイストーリーマニアのファストパス並ぶ列より長いぞっ!

 

 

 

(注1)WSETあたりの国際標準とソムリエ協会で色の表現が微妙に違う弊害にぶつくさ言います。

 

(自分の頭を整理するために)整理すると

ルビーは

国際標準: 紫がかった赤

ソムリエ協会:紫がかった淡い赤

 

ガーネットは

国際標準:オレンジがかった赤

ソムリエ協会:紫がかった濃い赤

 

熟成したら

国際標準:トーニー

ソムリエ協会:レンガ色

 

つまり若いカベルネソーヴィニヨンもシラーズも国際標準ではルビー、ソムリエ協会ではガーネットになるわけ。この混乱って根深くて本でもサイトでもワインに関する色の表現で真逆の結果をよく見ます。

 

顧問も最近までこのことがわからなくて

アレ?

アレレ?

となってました。

 

これはどうゆう違いなのかいうと多分

(多分ですよ多分)

ソムリエ協会は若いワインを細分化したかった。

ルビーとガーネットは違うもの

 

国際標準は熟成を細分化したかった

ガーネット(熟成の途中)トーニー(熟成しました)

 

 

当ブログは?

ソムリエ協会様のに準拠させてもらいます。

淡い色ならルビー、濃ければガーネット、熟成したらレンガ色。

若いワインなんか紫がかってるのは決まってるのでこの3くくりで充分かな、と。

マスターオブワイン目指している顧問としちゃ忸怩たるものがありますが(注)日本における多数派に従わせていただきました。

申し訳ないですWSET。すまんこってすジャンシス・ロビンソン先生。

 

(注の注)世の中舐めてんのか?と分かっているシトなら怒り出すところ。

【2018年9月30日公開 消費税8%】

 

 

 

 

 

ジュブレ・シャンベルタンなんかこわくない

アルベール・ビショー・ジュブレ・シャンベルタン・ラ・キュベ・デュ・ジェネラル・ルグラン2011

アルベール・ビショー・ジュブレ・シャンベルタン・ラ・キュベ・デュ・ジェネラル・ルグラン2011

今回もブログタイトルは「ブルゴーニュなんかこわくない」は使いません。AOC(要は村の名前と考えといて)をまんま付けました。

そゆ訳で先に地図貼っちゃったりして。


ブルゴーニュの村名・・・・だとう貧乏人の癖にちょっと高めのワイン飲んだ自慢かい!

ちっ、顧問もヤキが回ったな。

とか思わんでください。これには深い事情がございましてね

アルベール・ビショー・ジュブレ・シャンベルタン・ラ・キュベ・デュ・ジェネラル・ルグラン2011ボトルアルベール・ビショー・ジュブレ・シャンベルタン・ラ・キュベ・デュ・ジェネラル・ルグラン2011エチケット

 

 

 

 

 

 

 

5000円を超えるような高額な、売れ残ったワインを特価で処分販売てのは、スーパーでよく見る光景だけど、デパートあたりに入っているワイン屋さんじゃあまり見ない光景ですね。

なぜかっていうと5000円を超えるようなワインは長期熟成する可能性があるわけで。

※無理して売らんで寝かせておくか、と言う判断もありなわけで。

スーパーってとこは鮮度と回転が全ての世界だから売れないでデカイ面しているワインとかは

許せない!

と思うのかね。どうなんだろう?本当スーパーって処分販売よくやってる。

さて今回のワイン様はそういうワイン様で、名をアルベール・ビショー・ジュブレ・シャンベルタン・ラ・キュベ・デュ・ジェネラル・ルグラン2011と名乗る売れ残り様。

アルベール・ビショー社では、ドメーヌ・デュ・クロ・フランタン、というドメーヌを所有していて、そのドメーヌ・デュ・クロ・フランタン、の昔の所有者がナポレオン1世の第1将軍、ルグラン将軍にちなんで造られるからこういう名前だって。

そんなトリビアな情報、ワイン名に付けちゃうところがフランスワインっぽいといやそうなんだけど、もっと正直な感想言うと

「長い名前だなあ( ̄^ ̄)めんどくさい💢」

名前も長けりゃ展示滞留期間も長いってわけで処分販売てなわけですな。

うまいっ!

でもね、ヴィンテージは2011年。これから飲み頃を迎えるって感じじゃない?どれ位売れなかったんだか知らないけどこんなのを処分販売するなんてね。スーパーってところは物を知らないというか何というか・・・まあだからハイエナ顧問が活躍できるんだけどさ。

という背景があってハイエナ顧問が約半額でゲゲトした例によって特価の部類のお品(¥5000台→¥2550)です。

アルベール・ビショー・ジュブレ・シャンベルタン・ラ・キュベ・デュ・ジェネラル・ルグラン2011グラスアルベール・ビショー・ジュブレ・シャンベルタン・ラ・キュベ・デュ・ジェネラル・ルグラン2011ディスク

 

 

 

 

 

 

 

粘性は強い。レッグスの落ち方がとてもゆっくりしている。ピノ・ノワールにしてはガーネットに近い濃い色だがレンガ色にも近付いている。熟成を感じる色合い。(2011年だけど!)ブルーベリーやプラムの香り、ナツメグも感じる。ふくよかな甘み、ソフトな酸味、スムーズなタンニン。白ワインのような微かな苦味がアクセント。

とても美味しい。文句なしに星4つ。

とても美味しかった。めでたしめでたし。

 

なんだけど、読者の皆様にご忠告申し上げます。

これたまたまだからね。

はっきり言って博打です。

 

白っぽい店舗証明ピッカピカ、温度管理、湿度管理まるでなし、の状態で長期間展示して挙句、売れ残る。(スーパーで売れる価格帯じゃないんだろうよ)

 

こんなんだもん劣化しててもおかしくない!

 

でもこのワインは劣化してなかったですよぱちぱち。たまたまね。

ここでハタ、と気付くわけです。

スーパーってところは物を知らないんじゃなくて

自分の店の限界と購買層をよく知っているんだということを。

 

「寝かしたくてもその環境がそもそもないのさっ」

「寝かしといても将来にわたってもうちの客でこんなのを買う客なんて現れないのさっ」

 

って、言いたいんだろうね。ああ可哀想。

【2018年1月28日公開 消費税8%】

 

 

 

 

 

ブルゴーニュなんかこわくない2

メゾンドテストリュンヌブルゴーニュピノノワール2013

メゾン・デュ・タストリュンヌ・ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2013
今回はブルゴーニュのACブルで

 

メゾンドテストリュンヌブルゴーニュピノノワール2013ボトルメゾンドテストリュンヌブルゴーニュピノノワール2013エチケット

 

 

 

 

 

 

 

 

松戸伊勢丹のワイン売り場で、顔見知りのシニアソムリエのおばちゃんに勧められて買ったピノ・ノワールだす。

で、このワインのことをあれこれあげつらう前にソムリエナイフについて一言。先日職場の同僚とワインのことを話してる中で(この人ワインに全く興味なし)

「ソムリエナイフ?そりゃ一体どんなもんです?」

それを聞いて顧問は思わず「!」

mixiあたりで同じようなワイン愛好家のマイミクさんと普通にやり取りしていると忘れがちだけど、ソムリエナイフを見たこともない人だっているよな~~~。
と今更のように気付いたわけです。

で、このブログ読者にも見たことない人がいるかもしれないので

ソムリエナイフとは  ↓  こんなもんです

 

プルタップスソムリエナイフ

 

 

 

 

 

 

 

 

顧問が持ってるのはプルタップスの2段式引き上げの実用本位の奴
ワインのコルクをきっちり綺麗に抜くにはこれが一番と思ってる。

ただまあやっぱり多少のコツとかはいるわけで、その辺に関しては
別記事として後日アップしまっす。

さて
冒頭書いてたACブルって何ぞやを説明しますと
フランスのAOC法のAppellation d’Origine Contrôléeから来ていて
ぶっちゃけ基準を満たさないものは名乗ることも禁止という法律

Appellation d’Origine Contrôlée
アペラシオン・ドジリーヌ・コントロレ
原産地統制呼称

分解すると
Appellations 呼称
Origine       原産地
Controlees    統制

原産地の中にブルゴーニュを当てはめて
Appellation Bourgogne Contrôlée
アペラシオン・ブルゴーニュ・コントロレ
ブルゴーニュ産統制呼称
(エチケットの写真参照ください)
これを略してACブルとか言ったりするわけですな

*言っときますがEUの規定に従えば今はAOP
Appellation d’origine protégée
アペラシオン・ドリジーヌ・プロテジェ
だって知ってますからね。ただAOC使ってもいいなんてあいまいなルールなんでこれすたれそうな気が・・・現にAPブルなんて言い方誰もせんもんね。

 

ううむ初心者に超不親切な当ブログが急にフランスワイン初級講座を始めてしまったなあ。
きっとソムリエナイフの件で深く反省したからに他ならない(多分)(いつまで続くんだか?)

さてワインの感想。
裏エチケットに「ぜひ大ぶりのグラスで空気に触れさせながら香りを楽しんでお飲みいただきたい」なんて書いてある。

言われなくたってブルゴーニュグラスで飲みますよもちろん。

メゾンドテストリュンヌブルゴーニュピノノワール2013グラスメゾンドテストリュンヌブルゴーニュピノノワール2013ディスク

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間放置してテイスティング
透明感のあるルージュ、若いヴィンテージの割に青みが取れていてきれいな赤。ブルゴーニュだねえ。
粘性が強くレッグスがなかなか消えない。
サクランボやダークチェリーの香り、スワリングすると干し草のニュアンス

フレッシュな酸味にとても柔らかいタンニン
結構力強いボディで余韻が長い。アフターに胡椒のようなスパイシーさ。

うみゃい。

最近安さの限界に挑戦しようと、チリのカルメネール、アルゼンチンのマルベック、安いシラーズとか安いテンプラニーリョとかそっちばっかり飲んでたけどやっぱりピノノワールは

うみゃいなあ

【2016年6月14日公開 消費税8%】

 

 

 

 

 

ヴェネトなんかこわくない

プリマテッラピノネロ2014デッレヴェネツィエ IGT

 

プリマテッラ・ピノネロ[2014] 今回はヴェネト州で

もちっと細かく地域を言えばデッレ ヴェネツィエ I.G.T
改めて意味を調べなおしたらI.G.Tとは地理的生産地表示の意味だそうで
D.O.C.G やらD.O.C あたりの原産地統制呼称ほどの上位クラスでもない。まあテーブルワインですな。

今回は珍しく家飲みじゃなくイタリアレストランでのワインの話
千葉県北西部ではとても有名なレストランComestaの話だす。

美女二人と柏の葉キャンパス駅で待ち合わせて
三井ガーデンホテル柏の葉1FのComestaに。
Comestaとはイタリア語でお元気ですか?の意味だって

かなり前に予約していたせいか窓際奥の席を用意してくれてた。
先ずここがうれしい。

席に案内されると
紙のテーブルクロスに直筆で何やら書いてある。

Buona sera!!
Sig.komon
8.22.2015
Comesta

だって。これまたうれしい。

こんばんわ顧問様てな意味ですな。(ここはハンドルネームで置き換えさせてもらいました) あしからず。

ちなみにSigとは

Mr.=Sig.=Signore(スィニョーレ)
Mrs.=Sig.ra.=Signora(スィニョーラ)
Miss=Sig.na=Signorina(スィニョリーナ)

だそうでミスターだろうがミセスだろうがミスだろうがSig.で済んじゃう。
便利だね。丁度ミスターとミセスとミスが揃ってたので丁度いいや。

そうっ! 美女二人とは妻と娘です。

ここで「けっ」と思って、【戻る】や【閉じる】をクリックしようとしたそこのああた!

すみません深く深くお詫びしますんで続き読んでください。

メニュー見ててもイメージが湧かなかったので4000円の大皿とりわけコーを頼みました。

アンティパストに続けてこんな大盛りサラダが

 

ワードプレスメディア
でかっ。取り分け皿との大きさの違い

ボイルしてないカリフラワーが旨い。人参のカットの仕方絶妙。
野菜の(硬さ)が堪能出来る美味しいサラダだっ!

ピザもパスタもお肉料理もおいしかった。八丁味噌仕立てのピッツアはちょっと記憶に残るお味。

野田の本店に比べると此処は食べログあたりの口コミでは辛口評価が多かったのでちょっと心配してたけど
杞憂でしたな。

さてワイン。
ワインリストには赤ワイン4種類しか乗ってなかった

(^_^;

まあイタリア家庭料理を謳ってるんでこんなもんかもしれん。

シチリアのメルローとキャンティとプーリアのプリミティーヴォと
このヴェネトのピノネロ4種類。

最初店のカメリエーレに「ピノネロってブドウ品種なんですか?」と聞いてしまった。
「はいピノ・ノワールといいましてワインの中では軽い味わいの・・・・・」
ピノ・ノワールの説明を丁寧にしてくれました。

(^_^;

黙って聞いてました。
ブドウ品種聞いてるんだから多少ワインに知識がある客だってわかりそうなもんじゃね
でも顧問の無知も確か。
ピノ・ノワールをイタリアではピノ・ネロと呼ぶとは知らなかった。
そもそもイタリアでピノ・ノワールのワインが作られているとは思いもよらず。
だから逆にとても気になってこのワインを頼むことにしました。プリマテッラピノネロ2014デッレヴェネツィエ IGTボトル

 

 

 

 

 

 

 

カメリエーレがワイン持ってきてサーブしてくれました。
で、そのまま行っちゃった。

(^_^;

あ、テイスティングとかしないのね・・・・・
まあイタリア家庭料理を謳ってるし・・・・

で、写真とか取って食事とワインが進んで一杯目を飲み終えても

(^_^;

あ、サーブしに来ないのね・・・・・
まあイタリア家庭料理を謳ってるし・・・・
で、自分でサーブして何回目かに空になった時に
サーブしに来てくれました・・・なんだサーブするんじゃん
でも

(^_^;

ああ、ちょっとちょっとそんなになみなみと
ビールじゃないんだぜえ・・・・
まあイタリア家庭料理を謳ってるし・・・・

プリマテッラピノネロ2014デッレヴェネツィエ IGT
ちなみに写真は自分でサーブした姿

プリマテッラピノネロ2014デッレヴェネツィエ IGTディスク

 

 

 

 

 

 

 

 

悪くないワインでしたよ。ピノ・ノワールの若いのもありだなって思った。
粘性は弱く色は紫がかった赤。ピノ・ノワールというよりガメイみたいな軽快さがパスタやピッツアによく合った。
お値段も手ごろだったしね税込¥2,670
後で調べたらネットの相場の2倍でしたな。
いや値段の文句言ってるんじゃないよ。
どこのイタリアレストランだってこんなもんだ
3倍の値段付けるところもあるしね。
ただねえ、I.G.Tとはいえ2倍の値段とるんだったら・・・

もちっとワインらしく扱ったらあ
客がというよりワインに失礼でしょ!

お料理はおいしかったのに残念。
イタリアレストラン選び。こわくはないが難しい。

【2015年9月23日公開 消費税8%】