シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエクリュ・モルジョ2000
モンラッシェって何?とか聞かんでね。
「全速力で走る姿だ」
それ猛ダッシュ
「東西線の木場駅から門前仲町駅の間だ!」
それ混雑率199%の猛ラッシュ。
「ジャブジャブジャブ右フック」
それボクシングの猛ラッシュ。どうしてもシェにならんな、シュだなまあいいか。
「映画の技法だ!有名なところではエイゼンシュテイン」
それモンタージュって、急に映画史の衒学ひけらかさんでも。しかも遠くね?
「山をフランス語で言うと」
それはモンターニュ。どんどん遠くなるな。
「久喜とか柏にあるショッピングセンターだ!」
それモラージュって、だからと言ってモルジョの方から攻めてくる?あとは佐賀にしかないそんなローカルなショッピングセンター地元民しか知らないって
「蜃気楼のことだ!」
それミラージュって。察するにモンラッシェじゃネタ切れなんだねおまいさん
古典的な掴みにお付き合いいただきありがとうございます。
随分苦しい?
モンラッシェでコレをやるの無茶だったみたい
シャサーニュ・モンラッシェとはブルゴーニュの南の方、白ワインの吟醸地コート・ド・ボーヌの中でも南の所ですね。ムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェとどえらい村が続いてますね。
で
モルジョとはシャサーニュ・モンラッシェ村の南部に位置する最大級の区画の一級畑です
前半の掴みで殆どの力を使い果たしました。もうどうでもいい感がありますが、流石にこれでは終われないのでテイスティングの感想でも行きましょうか。
レンガ色にかなり近づいたルビー。コアからリムまで均一の色。香りはカシスや樽由来のロースト香。スモーキーなイメージ。あとなんだろうコレ。すみません顧問の香りの記憶の引き出しにない。なんかいい香りです老人性香り音痴語彙力。ソフトな酸味とヴェルヴェットのようなタンニン。うみゃいです。
うみゃいのですがブルゴーニュの1er Cruなんだから「もう一声」を求めてしまう経済的に恵まれないサラリーマンのたまに高い金出してんだから根性をみせてみいやこのアフォんだら的なさもしい貧しい心の揺らぎはここでは書かないああもう書いちゃった。
白ワインの吟醸地における、赤ワインは割と低価格に抑えられていてとてもお買い得みたいな偏見を持ってましたが「妥当」という例もあるのだと学習しました。
作り手はパトリック・クレルジェ。古酒に強いネゴシアンだそうです。そりゃそうでしょう。2000年のブルゴーニュ(しかもコート・ド・ボーヌの赤)を売りさばいちゃうなんぞ並の手腕じゃないでしょう。
じゃ買わなきゃいいのにとかお思いでしょうが、シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエクリュを買ったと、いうだけで満足なんです歪んだマニア魂は。誤解されるような言い方してますが美味しかったですよ、このワイン。
なんか低評価みたいな印象の終わり方だな?変だな?
美味しかったですよ。
かつて7000円台だったネット価格の相場も6000円台まで下がってきてますしね。
ワインの評価を文章化するのって難しいもんですね。完。
【2020年10月3日公開 消費税10%】