連作ワイン劇場「ワイン長屋の人々」第3話:長屋の片隅で若旦那は叫ぶ

ヴァインゲルトナーシュトロンベルクツァバーゴイトロリンガーミットレンベルガートロッケン2018ヴェルテンベルク

ヴァインゲルトナー・シュトロンベルク・ツァバーゴイ・トロリンガー・ミット・レンベルガー・トロッケン・2018・ヴェルテンベルク

 

「若旦那いるかい?」

「おんや伴さん?こんつわ」

「ちいと面白いワインを持ってきたん」

ボトルを見るなり若旦那は渋い顔をした。

「ドイツワインざんすか?拙(せつ)はブルゴーニュ以外は・・・」

「おっと、その先は言わねえでもらいてえな、若旦那がチリ・ピノもカリ・ピノも飲まないブルゴーニュ原理主事者だってことはあっしもご存じだよ」

「分かってんじゃないの」

「そんな若旦那にこそ飲んでもらいてえなと思ってさ」

「まあね、中にはオツなワインもあるんでしょうよ。しかしそもそもワインの糖度で価値判定のお墨付きを決めるなんて、全く分かってないお国ざんすよ。ピノ・ノワールって立派なブドウ品種名があるのにシュペ・・・シュペ・・・」

「シュペートブルグンダー」

「そう、そのグンダーとやらを名乗るなんて不届きの極みでがしょ。ドイツだけですよ。スペイン語を話すチリだって英語を話すカリフォルニアだってピノはピノとしか呼ばないざんすよ」

「しかも若旦那、このワインはピノ・ノワールですらないんで」

「なんですってぇー」

若旦那は叫んだ

「ピノ・ノワール以外を飲むくらいなら。焼酎でも飲むほうがマシざんすキィィー」

 

ヴァインゲルトナーシュトロンベルクツァバーゴイトロリンガーミットレンベルガートロッケン2018ヴェルテンベルクボトル

ヴァインゲルトナーシュトロンベルクツァバーゴイトロリンガーミットレンベルガートロッケン2018ヴェルテンベルクエチケット

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

伴は舌打ちした。

何だい結局飲むんじゃねえか。

 

ヴァインゲルトナーシュトロンベルクツァバーゴイトロリンガーミットレンベルガートロッケン2018ヴェルテンベルクグラス

 

若旦那は思った。

おんや?悪くない。

ついつい美味いと言いそうざんす。

アッサンブラージュはトロリンガーとレンベルガー。聞きなれないブドウ品種ざんすね。これで900円台?信じらんないクオリティざんす。

色はルビー。青みの抜けたいい色のルビー色ざんす、色はなんだかマスカット・ベリーAに似てるざんすね。とても強い粘性。ストロベリーの甘系のベリー香とブラックベリーの酸味系ベリー香が両方あるざんす。味わいは先ず酸味。かなりきりっとした酸味。喉越しのいいこなれたタンニンと調和してるざんす。アフターにホワイトペッパーを思わせるスパイス感。このスパイシーさはとっても秀逸でゲスな。

余韻は結構長いんざんすね。なんだかピノ・ノワールによく似た風貌でやすね。

しかしここで美味いなんて言おうもんなら伴の奴のドヤ顔をおがまなならん、これは悔しいざんすね。

 

ヴァインゲルトナーシュトロンベルクツァバーゴイトロリンガーミットレンベルガートロッケン2018ヴェルテンベルクディスク

 

「不味い!」

「へえ?」

「不味い、と言ったざんす」

「待った待った。いかに半可通の若旦那でもこのワインの良さはわかろうてもんだ」

「半可通とは何でがす。吉原(なか)行くたんびにGrand Cru 開けてる拙(せつ)ざんすよ」

「だから勘当されるんだよ。おじさんがここの大家だからって、たまたま助けてもらってんだ。この先どうするつもりだい。だいたい吉原(なか)に何しに行ってんだい。ふつうは女(なじみ)に会いに行くもんだよ」

「拙(せつ)の先のことは大丈夫。うふ。」

「へええ勘当といてもらうのかい」

「それこそ女(なじみ)にしばらく面倒見てもらいながら」

「もらいながら?」

「近い将来ワイン評論家としてデビューするざんす。おーっほっほほ」

 

呆れて伴は思う。

袋小路んとこのおとっつァん(注1)といいどうしてこの長屋の連中はどいつもこいつもワイン評論家になりたがるのかね。そもそもワイン評論家なんて仕事そんなに需要あるのか?

 

「じゃあ、ワイン評論家の先生にお尋ねしましょう。このワインのどこがダメだ?」

 

若旦那の眼が光った。

「このワインはダシがきいてない」

伴の目も光った。

「ダシか?」

「ダシざんす」

「わかるなダシだ」

「ダシよ!おわかりざんしょ」

 

伴は頷いてしまった。

確かに、なんとも表現の難しい旨味をブルゴーニュのピノ・ノワールに感じる時はある。しかしそれをダシって言っちゃっていいのか?ダシってそもそもなんだ?

 

「若旦那、そもそもダシとは?」

「祇園祭の山鉾みたいなのは残念ながらお江戸にないざんすね」

「それ山車」

「ちょっと当たってみて、反応見るざんす」

「それ打診」

「以外に人情噺の名演が多いざんす」

「それ談志」

「定期刊行が原則の書籍じゃない本ざんす」

「それ雑誌」

「コメディアンでジャズシンガーざんす」

「それ団しん也・・・ってチョット若旦那どんどん遠くなってるぜ」

「じゃあこのへんで勘弁してやるざます」

 

2杯目を自分でサーブした若旦那に、伴は言う。

「不味いんじゃなかったのかい?」

「2杯目以降はどうでもよがんしょ。後は泥酔までまっつぐざんす、伴さんも遠慮なくやっつくんな!」

「美味いって言えよ、強情っぱり。大体俺が持ってきた御酒(ごしゅ)だい。人の酒を不味いとか言いながらぐびぐびやるってなどういう了見だよ」

「これ位厚顔じゃないとワイン評論家なんてつとまらないざんす。おーっほっほほ」

 

なんでございます。じつにどうもこの乱暴な評論家もあったもんで・・・伴さんと若旦那の与太話はまだまだ続きます。キリがないてんで御開(おしら)きということで。

 

 

(注1)第1話の主人公のおとっつァんのフルネームは『袋小路おとっつァん』です。実はおとっつァん、とは親族呼称ではなく『おとっつァん』という名だったのです。びっくりしますね。顧問も最近知ってびっくりしました。

 

 

【2022年4月23日公開 消費税10%】

 

 

若旦那ときたら志ん朝で決まりでしょう。

三代目 古今亭志ん朝
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六代目圓生の真似なんかも絶品ですが、フランク・シナトラ辺りの歌真似もじつに楽しい団しん也。このアルバムは往年のジャズのスタンダードナンバーというより広くポピュラーソングから選曲してるので、ジャズシンガー団しん也を聴きたい方には物足りないかも知れませんが・・・声の魅力は充分伝わりますね。

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昭和の落語に馴染み出すと「じつにどうもこの」がじつにどうもこの聴きたくなってきます。

六代目 三遊亭圓生
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ヴュルテンベルクなんかこわくない

ヴァインゲルトナーシュトロンベルクツァバーゴイトロリンガーミットレンベルガートロッケン2018ヴェルテンベルク

 

ヴァインゲルトナー・シュトロンベルク・ツァバーゴイ・トロリンガー・ミット・レンベルガー・トロッケン・2018・ヴェルテンベルク

 

ラインヘッセンなんかこわくないでお勉強したQ.b.A.のb(特定の)A(地域)13地域の一つヴュルテンベルクのワインです。

実は何回目かのリピートです。顧問の中では1000円以下コストコ高コストパフォーマンス暫定1位です。

しかしどっから見つけてきたんだか、コストコってこういうワインを発掘するから侮れませんね。

 

ヴァインゲルトナーシュトロンベルクツァバーゴイトロリンガーミットレンベルガートロッケン2018ヴェルテンベルクボトル

 

ヴァインゲルトナーシュトロンベルクツァバーゴイトロリンガーミットレンベルガートロッケン2018ヴェルテンベルクエチケット

 

テイスティングコメント行きます

 

ヴァインゲルトナーシュトロンベルクツァバーゴイトロリンガーミットレンベルガートロッケン2018ヴェルテンベルクグラス

ヴァインゲルトナーシュトロンベルクツァバーゴイトロリンガーミットレンベルガートロッケン2018ヴェルテンベルクディスク

 

青みのとれた透明感のある綺麗なルビー色。マスカット・ベリーAのディスクによく似ている。とても強い粘性。ブラックベリー当たりの酸味系ベリー香とラズベリー・ストロベリー当たりの甘系のベリー香。時間経過とともに甘系ベリー香が強まってくる。加えて白ワインでよく感じる青りんごの香りも出てくる。味わいは辛口で甘みのないキリっとした酸味。のど越しの良いこなれたタンニン。

 

胡椒を思わせるスパイシーさ、アフターで強くなる。たまにピノ・ノワールで感じるスパイシーさととてもよく似ている。余韻は結構長い。

 

ただ豊潤さとか力強さとは遠い硬めのボディなので合わせる食事は選びますね。

 

今回すき焼きと合わせたんですがあんまりマリアージュ的には良くなかったですな。以前、寿司と合わせた時のほうがよかった。寿司の酸味と醤油の塩味が全く喧嘩せずきっちりマリアージュしてました。(さすがにイクラはだめでしたが)

 

マグロやサーモンの刺身と赤ワインが合ったりするが、寿司となると「ちょっとどうかな」なんて場合がままある

 

トロリンガーとレンベルガー。なじみの薄いアッサンブラージュだし食事を選びます。今回の失敗マリアージュのおかげで役割がくっきりしました。寿司に合わせるワインとしてスパークリング以外にもう1つ武器を手にしたという感想です。

 

ただね・・・今回セラーインしてたのを何カ月ぶりに引っ張りだしたんですが。実は最近のコストコにはもうありませんね。

 

コストコってこういうワインを発掘するから侮れないんですが、同時に・・・油断もできない。ある時買わないとなくなってしまう。

 

はっきり言って100均よりひどくないすか?無印良品さんでも見習ってほしいわフントニ。

 

 

【2022年4月16日公開 消費税10%】

 

 

 

連作ワイン劇場「ワイン長屋の人々」第2話:思い込んだらブルネッロ

バルディスーガブルネッロディモンタルチーノ2015

 

バルディ・スーガ・ブルネッロ・デイ・モンタルチーノ・2015

 

その日お房は「セラーインしているワインをぜんぶ売る」などと、また言い出したおとっつァんに一発おみまいしたのだが、それだけでは気分が晴れなかった。

数日来、気になっているワインがあったのだ。お房は長屋の隣の伴の意見を聞いてみようと思った。

変人ばかりのこの長屋の住人達だが、伴を比較的マトモだと誤解していたからだ。それが誤解だとなかなか気付けないお房であった。(注1)

 

「伴さん居る?」

「おや、お房ちゃん、いらっしゃい。なんだか良さげなもんを持ってるじゃねえか」

「ちょいとこいつを試してみてほしくてさ。年末に2本買ったうちの一本。最前、1本開けたんだけど、わかんなくなっちまって」

「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノかい。あいにくリーデルのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ用のグラスはこの間(こないだ)割っちまったところでね」

 

お房は呆れ顔で

「そんなどマニアな御託いいってば。何にでも使えるなんちゃってボルドーグラス出してよ。ヨークマートで375円で買ったやつあるでしょ」

 

「よく覚えてんなあ、出してくるよ。あんたも飲むんだろ」

 

バルディスーガブルネッロディモンタルチーノ2015ボトル

バルディスーガブルネッロディモンタルチーノ2015エチケット

 

 

「熟成期間4年以上で最低2年は木樽で熟成のはずのブルネッロ・ディ・モンタルチーノが3,000円なんて変でしょう?、本当は熟成期間1年以上で最低6ヶ月木樽で熟成のロッソ・ディ・モンタルチーノにラベル貼り替えたんじゃないかって」

「随分説明的なセリフだな、不自然だぜ」

「フィクションなんて書き慣れないものに手を出した、この作者のていたらくが如実に出ている場面よね、ここ。笑っちまうわ。ブォーッホッホ」

「娘らしくないから、止したがいいぜその笑い方」

「ブォーッホッホって書けばウケると、思ってんのよこの作者。低脳の極みだわね。笑っちまうわ。ブォーッ・・ンゴムグ」

集中の妨げになるお房の口を塞いで、伴は考え続けていた。

 

悪くない。悪くはないんだがどうも引(し)っかかる・・・

「うーん」

 

伴の手を振り払ってお房は尋ねた。

「で、どうなのよ」

「ロッソ・ディ・モンタルチーノにブルネッロ・ディ・モンタルチーノのラベルを貼ったなんて、そんな無茶なもんじゃない。こいつは立派にブルネッロ・ディ・モンタルチーノだ。ただな・・・」

「ただ?」

「このワインには何かがたらねえ」

「何かって?」

「そいつをさっきから考(かんげ)ェてるんだが」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

バルディスーガブルネッロディモンタルチーノ2015グラス

バルディスーガブルネッロディモンタルチーノ2015ディスク

 

伴の眼が光った。

「わかった」

「ナニナニ」

「このワインにはコシがねえ」

 

お房の眼も光った。

「コシね!」

「コシだ」

「わかるわ、コシよ!」

「わかるか?コシだ」(注2)

「でもコシを効かすにはどうしたらいい?」

「コンダラを引くしかあるまい」

 

2人の眼が光り同時に叫んだ

「コンダラよ!」

「コンダラだ!」

 

お房は深い溜息と共に静かに呟いた

「なんで気づかなかったんだろう、飲み手側の問題だったなんて」

「そいつがこのワインの盲点だったてえ訳だ」

 

後日・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

伴の母校のグランドでコンダラ(注3)を引く、お房と伴の姿があったのであった。

 

第3話へ続く

 

 

(注1)なぜならお房も相当な変わり者(もん)だったので。

 

(注2)この2人何をどうわかったんだか、ちっともわかりませんね、筆者(顧問)もよくわかりません、ワハハ。ワインを表現するのにコシがどうこう言う人間は伴とお房以外にはいませんのでお気を付け下さい。

 

(注3)出典「ゆけゆけ飛雄馬」。ちなみに正式名称「整地ローラー」は整地するための道具で体を鍛えるためのものではありません。ちなみにこれは押すものであり引くものではありません。それにしてもこんな古いギャグ、分からない人の方が今や圧倒的に多数派でしょうけど。

 

コンダラ
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【2022年2月26日公開 消費税10%】

 

 

 

 

 

モンタルチーノなんかこわくない

バルディスーガブルネッロディモンタルチーノ2015

バルディ・スーガ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・2015

カルディコーヒーファームで年末に買っといたやつです。シャンパーニュをもう一本買ったら両方10%off。

それまで含めたら税込¥3,000!

KALDIってたまにこういうことやるから目が離せませんね。

 

ブドウ品種は「ブルネッロ」。別名「サンジョヴェーゼ・グロッソ」

「サンジョヴェーゼ・グロッソ」はキアンティ辺りが有名な「サンジョベーゼ」の亜種です。

 

バルディスーガブルネッロディモンタルチーノ2015ボトル

バルディスーガブルネッロディモンタルチーノ2015エチケット

 

生産地モンタルチーノ、ブドウ品種ブルネッロで作ったワイン、ですね。生産地とブドウ品種がそのままワイン名になっているというわかりやすい例ですね。

 

地図出してみます。

モンタルチーノはトスカーナ州のシエーナ県にあります。フィレンチェからだいぶ南に下った方向。モンテプルチャーノの左側のあたりになります。ざっくりですみません。

 

テイスティングコメント行きます。

バルディスーガブルネッロディモンタルチーノ2015グラス

バルディスーガブルネッロディモンタルチーノ2015ディスク

 

青みの取れた綺麗なルビー。コアに凝縮がありリムに向かって透明感が増してくる。粘性はかなり強くレッグスがゆっくり落ちて行く。カシス、ブルーベリー、コーヒーの樽香、少しタバコのニュアンス。

アタックはしっかりした酸味とスムーズなタンニン。酸味とタンニンのバランスが素晴らしい。後から甘みが出現。とても長い余韻に甘みが乗ってくるとでも言うか。

香りはまあまあ普通だけど味わいの複雑さが素晴らしいワインでした。

 

さて「サンジョベーゼ・グロッソ」が「サンジョベーゼ」の亜種だなんてことを聞くと、ああつまり本家じゃないのねとか思うでしょうけど。

その通りです。なのに偉そう(えてして高い)です。後から出てきたくせにね。

「サンジョベーゼ・グロッソ」に追い抜かれちゃった「サンジョベーゼ」には同情を禁じえません。笑えるワインブログの本家なのに無名な当ブログみたいですな溜池。

つくづく「俺って実はキース・ジャレットより前にいたんだぞ。影響を受けたんじゃない与えた方だ。ただやつの方がチケットが高いってだけ」って言いたくても言う機会のなかったジョン・コーツjr.  の忸怩たる思いを想う訳です。(注1)

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノをほめそやすの急にヤになってきたな。キアンティのことでも書けばよかった!どうしてここまで書いてきてちゃぶ台ひっくり返すようなこと書いちゃうんだろう俺ってば。

ちゃぶ台ひっくり返す・・・だと?まるで次週の記事を予告しているような・・・次週「思い込んだらブルネッロ」乞うご期待。

 

 

 

(注1)ジョン・コーツjr.   がこんなことを想ったなんて何処にも記録に残ってませんのでご注意下さい。当ブログ嘘つきブログでございますえへん。

 

キース・ジャレット
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ジョン・コーツjr.
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【2022年2月19日公開 消費税10%】

 

 

 

 

 

連作ワイン劇場「ワイン長屋の人々」第1話:おとっつァんと冬のリヴィエラ

ルイロデレールコレクション242

ルイ・ロデレール・コレクション242

 

「おとっつァん、おかゆができたわよ」

「おお、いつもすまねえなあ」

「おとっつァん、すまんが口癖になってるわよ」

「しかしなあ、すまねえと思ってるんだよ。定年と同時に腰を悪くして働けなくなって・・・焦って退職金を株に注ぎ込むなんてエ真似をしたあげくのこんな長屋の貧乏暮らし。こんな真似をしなけりゃ贅沢は出来ねえが普通の暮らしは出来たものを。しかも慌てて売っちまった後で直ぐに相場が戻るなんて。つくづく情けねエ」

「おとっつァん、それは言わない約束じゃない。みんなコロナが悪いのよ。おっかさんだってグチ一つ言わないじゃい」

「それにこいつよ。若い(わけえ)頃の道楽がやめらんなくて・・・こんな狭エ長屋にこんなでけえワインセラーなんか・・・

「おとっつァん、それも言わない約束じゃない」

「いや、おとっつァん覚悟を決めた。中のワインとワインセラーを全部売っちまって・・・」

「ばかっ!」

ビシィー

「てめえ、なにしやがる。親に手エあげるたあどういう了見だ」

「ばかばか。おとっつァんのばか」

「・・・」

「おとっつァん、いつも言ってたじゃない、俺は遠峰一青より偉えワイン評論家になるんだ(注1)毎日(まいんち)ワイン飲んでんのは伊達じゃねえぞ。1本1本が修行なんだって」

「でもなあ還暦過ぎても、ワインエキスパートにも擦りもしねえおとっつァんだ。遠峰の野郎の背中も見えやしねえ」

「ばかばか」

ビシィー

「痛えなあもういちいち叩くなや」

「おとっつァん、いつも言ってるじゃない。俺は100まで生きるんだ。60、70なんてな若造だって。まだ30年以上あるのよ。なんだってできるじゃない」

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

「そうだな、お房、おめえの言う通りだ。おとっつァんが間違ってた。20年や30年ワインエキスパート落ちたからって自棄になっちゃあいけねえってこった。しかし娘に教えられるたあ、おとっつァんもヤキが回ったな」

「わかってくれればいいのよ」

ビシィー

「いてえなあ。あのすいませんここ叩くとこですか?」

「すまねえなあ」

「こいつあ一本取られた、娘に口癖真似されちまった。なんか愉快だなおい、ワインでも開けるか」

「おっかさん、おとっつァんワインだってよ」

「よし、今日はおとっつァんの再出発の門出だ。おっかあ!スパークリング持って来つくんな」

「あいよカバかい?」

「なにをトンチキなことを言ってやがんのかね、しょうがねえ。晴れの日にはシャンパーニュよ」

「わかったよ、おまいさん。ルイのロデだね」

 

 

ルイロデレールコレクション242ボトル・ボックス

ルイロデレールコレクション242ボトル

ルイロデレールコレクション242エチケット

 

 

「お房、抜栓してサーブしつくんな」

「おとっつァん肴はどうすんの?」

「おめえの作っつくれたおかゆがあるじゃねえか」

 

ルイロデレールコレクション242グラス

ルイロデレールコレクション242ディスク

 

 

おとっつァんは思った。

む・・・・・うめえ。

こいつあ並のシャンパーニュじゃねえ。

銀6匁越えなんてえ、べらぼうなおあしでも不思議はねえ。

 

こうつあ

こいつあ

コードネーム冬のリヴィエラだ!(注2)

 

第2話へ続く

 

 

(注1)遠峰一青・・・ワイン飲んだだけで時空を超えてどこへでも飛んで行く、イっちゃってる漫画のイっちゃってる登場人物の一人です。

こんな顔 ⇓

 

神の雫
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(注2)何を言いたいんだかちっともわかりませんね、筆者(顧問)もよくわかりません、ワハハ。フィクションてなこんなもんです。キャラクターが走り出したら止める術(わざ)なんかありゃしません。高名なスパイ小説と高名な演歌の名曲が出典みたいですが・・・ワインのせいでいつも意識が混濁してるおとっつァんの言うことです。気にしないでやってください。

 

リヴィエラを撃て
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冬のリヴィエラ
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【2021年12月25日公開 消費税10%】

 

ルイ・ロデレール コレクション 242
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シャンパーニュなんかこわくない2

ルイロデレールコレクション242

 

ルイ・ロデレール・コレクション242

 

アッサンブラージュは、シャルドネ42% ピノ・ノワール36%  ピノ・ムニエ22%

 

さらにこのコレクションのシリーズは、核となる2017年のワイン90%とリザーブワイン10%のブレンドでできているそう。

リザーブワインのヴィンテージは

2009、2011、2013、2014、2015、2016

だそうです。まあ手間がかかってますね。

 

 

ルイロデレールコレクション242ボトル・ボックス

ルイロデレールコレクション242ボトル

ルイロデレールコレクション242エチケット

 

 

テイスティングコメント行きます。

 

ルイロデレールコレクション242グラス

ルイロデレールコレクション242ディスク

 

デイスクはやや黄金色に近いレモンイエロー。細かい泡立ち。白桃やアカシア辺りの白い花の香。シルキーな口当たりソフトな酸味。トーストを思わせるパンのニュアンス。余韻は長く、ほのかな甘みは特にアフターで感じ取れる。

 

美味しいシャンパーニュでした。

 

ところで

当ブログ、随分雰囲気が変わりましたでしょう?

 

ここからブログ更新再開のお知らせとなります。

1年間以上更新をサボってたのは他でもない、妻を病で亡くしたためです。2020年の11月に肺がんが分かりそれから8ヶ月の命でした。

入院中は心配で心配で。亡くなってから哀しくて苦しくて。ブログ更新するどころじゃありませんでした。

私は自分のブログをよく再読するのですが、再読も苦しくて、旅行記なんかは特に苦しくてどうしようもなく・・・もうブログを閉鎖しようかな、と本気で考えてました。

ただ妻はSNSとか全くやらない人だったので自分から発信とかってほとんどしなかったんですよ。残されたのは写真とビデオだけ。

このブログは妻が元気だった頃 = 妻と娘と私が幸せだった頃の数少ない記録の一つになりうるな、と考え直しブログ閉鎖は思いとどまりました。(よく見ると旅行記の挿入動画に妻と娘の後ろ姿が写っていたりします)

 

以上、長く更新しなかったお詫びと更新再開のご挨拶に変えさせていただきます。

 

これからもよろしくお願いいたします。

 

 

【2021年12月18日公開 消費税10%】

 

ルイ・ロデレール コレクション 242
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カバと湯葉のマリアージュなんかこわくない

クロモンブランプロジェクトクワトロカバブリュットNV

クロ・モンブラン・プロジェクト・クワトロ・カバ・ブリュット・NV

 

カバとユバ?・・・・・・・・・・・・・?

 

マリアージュ?

絶対違うだろ?

ただの語呂合わせだろっ!

いい加減にせいよ!

まあまあお腹立ちもごもっとも。でも旦那だって本当は次に何をやるか、期待してたでしょ?

 

クロモンブランプロジェクトクワトロカバブリュットNVボトル

クロモンブランプロジェクトクワトロカバブリュットNVエチケット

 

カバ三部作の感動のフィナーレです。涙なくして読み進めません。ここまで引っ張るとは思わなかった?顧問を舐めちゃいけません。バカバカしさにかけちゃ右に出る者なしのワインブログです。他の追随を許しません。追随しようなんて考える与太郎なんかいないという説もあるのは存じておりますふん。

 

先ずはテイスティングの感想行きます。

 

クロモンブランプロジェクトクワトロカバブリュットNVグラス

クロモンブランプロジェクトクワトロカバブリュットNVディスク

 

グラスの底からお約束の細かい泡立ち。マスカットやライチ辺りの甘い香り。口に含むと程よく細かい気泡感とともにかなりきりっとした酸味。好きな味わいのカバだ。クワトロってこんなに美味かったっけ?

 

マリアージュ報告です。

 

クロモンブランプロジェクトクワトロカバブリュットNV with 湯葉鍋1

クロモンブランプロジェクトクワトロカバブリュットNV with 湯葉鍋2

 

先ず、この「京ゆばとおぼろ豆腐の湯葉鍋」なる冷蔵レトルト。レンチン食品とは思えない上品さで、たまに購入したりする“お気に”です。
湯葉のくにゃっとした食感、繊細な甘さ、だし汁感を味わいながらクワトロを口に含む。クワトロの強い酸味がここら辺と合わさると湯葉の繊細な味わいがよりくっきり浮かび上がる。

 

うーん

マリアージュ!

 

カバとユバってこんなに旨いんだ。

知らなかったよカバとユバ

すまなかったカバとユバ

最初駄洒落のつもりだったんだよカバとユバ

本当にマリアージュになるとは思わなかったよカバとユバ

ごめんよカバとユバ

許してねカバとユバ

うみゃいよカバとユバ

 

ただまあ、湯葉の微妙なだし感に負けない酒を選ぶんだったら、スパークリングだったらシャンパーニュかもしれんです身も蓋もねえなあ。ビールや蒸留酒には多分合わないことだけは断言できる(注1)

 

それとここまでやってきて見えたんですが、
前回と今回の組み合わせ、

ムッサ+鯖
クワトロ+湯葉

 

は逆にした方がベストマリアージュだったような気がします。クワトロの強い酸味は鯖に、ムッサの微妙な甘さは湯葉に合わせたら、より大きなシナジーが生まれそう。(注2)いつか組み合わせを変えてやってみます。

 

(注1)多分〜断言。なんてトリッキーな文体っ!現代詩みたいでしょ。ああっ、蹴るなよ。

(注2)シナジーだって。固いビジネス文書みたいでしょ。ああっ、石投げるなよ。

 

 

【2020年10月24日公開 消費税10%】

 

クロ・モンブラン・プロジェクト・クワトロ・カバ・ ブリュット
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カバと鯖のマリアージュなんかこわくない

ヴォルフォルモッサカバムッサブリュットNV

 

ヴォルフォルモッサ・カバ・ムッサ・ブリュットNV

 

カバとサバ?・・・・・・・・・・・・・?

 

マリアージュ?

絶対違うだろ?

ただの語呂合わせだろっ!

まあまあお腹立ちもごもっとも。でも前回の記事の最後で予告しておいたざんしょ。

 

ヴォルフォルモッサカバムッサブリュットNVボトル

ヴォルフォルモッサカバムッサブリュットNVエチケット

 

本当にやるなんて思わなかった、って言っちゃやーよ。だって顧問だもん。やるに決まってるじゃないすかああた。

 

先ずはテイスティングの感想行きます。

ヴォルフォルモッサカバムッサブリュットNVグラス

ヴォルフォルモッサカバムッサブリュットNVディスク

 

お宅本当にカバですか?

っていうくらい細かい泡。グラスの底から次々立ち上がってきて、止まることがない。香りはメロンやバナナを思わせる甘い香り。味わいは打って変わってはっきりした酸味、酸味と言ってもレモンあたりの果実味よりの酸味。ほのかな甘みと十分なアルコール感。ムッサってこんなに美味しかったっけ?

 

マリアージュ報告行きます

ヴォルフォルモッサカバムッサブリュットNV with 鯖

 

焼き立ての鯖に醤油をちょっと垂らして、箸でさっくり割ってお口に放り込む、まあ淡白とは言えないお馴染みの微妙な魚くささを感じながらムッサを一口クイッ。

え?

ええ?

 

お宅本当に鯖ですか?

高級魚になってませんか?

ムッサのはっきりした酸味が魚くささを打ち消し、泡が安っぽい脂っこさを打ち消し結果鯖の旨さだけがくっきり浮かび上がるてな風情。

 

うーん

 

マリアージュの妙!

 

 

例えばビールなんかと一緒にいただくと、鯖って最初から最後まで鯖なんだけどスパークリングといただくと鯖は別人28号に生まれ変わりますね後天性老人性語彙力欠乏症。

 

 

カバとサバってこんなに旨いんだ。

 

知らなかったよカバとサバ

 

すまなかったカバとサバ

 

最初駄洒落のつもりだったんだよカバとサバ

 

本当にマリアージュになるとは思わなかったよカバとサバ

 

ごめんよカバとサバ

 

許してねカバとサバ

 

うみゃいよカバとサバ

 

 

マリアージュって面白くて美味しい( ˆoˆ )/

 

さて安いロゼと蕎麦の記事の時に顧問のマリアージュ開眼のきっかけになったに本を紹介させていただきましたが

先生、ワインはじめたいです!
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同じ杉山明日香先生の本を最近購入したので今回はこちらをご紹介

おいしいワインの選び方
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同じようにオススメのマリアージュを教えてくれるんだけど「これとこれは絶対ダメ」なんてのも教(おせェ)てくれる。「試してみれば分かります」なんて挑発されたら

 

やってみたくなるじゃないですか

 

だって顧問だもん。

いつになるか分かりませんが、いつかブログにアップします。

 

 

【2020年10月17日公開 消費税10%】

 

 

ヴァルフォルモッサ ・カバ・ ムッサ・ブリュット
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カバと蕎麦のマリアージュなんかこわくない

ロジャーグラートカバロゼブリュット2017

ロジャー・グラート・カバ・ロゼ・ブリュット2017

 

カバとソバ?・・・・・・・・・・・・・?

 

マリアージュ?

絶対違うだろ?

ただの語呂合わせだろっ!

まあまあお腹立ちもごもっとも。でも洒落のめすのも粋(いき)でござんしょ?

 

だいたい経験や学習を強く要求する野暮(やぼ)な酒=ワインなんかを相手にしてんですからね。洒落をやり過ぎくらいじゃないと野暮(やぼ)ったさは消えやしません。

 

ロジャーグラートカバロゼブリュット2017ボトル

 

ワインは辛口で有名な通称ロジャグラ。ロゼのスパークリングです。

ロゼ泡と醤油は合うという話は聞きますが・・・・正直、麺つゆの甘さとは合わないかな、と危惧してました。

 

でもカバにソバという駄洒落を完成させるためには、断固としてやり切らねばならない!江戸っ子の痩せ我慢まっつぐでござんす。(注1)

 

でも杞憂でしたね。ざる蕎麦って味が多方面なんですよね。

 

ロジャーグラートカバロゼブリュット2017グラス

ロジャーグラートカバロゼブリュット2017ディスク

テイスティング感想行きます。

色は明るいピンク色、気泡の粒は大きいし割と早く消える。まあこの辺はカバ、シャンパーニュみたいな訳にはいかんですな。香りはラズベリーや苺の赤系ベリーのやや甘い香り。粒が大きい割には喉越しに雑さはなく細かい泡感うーん表現が難しい。生き生きした酸味。

 

ロジャーグラートカバロゼブリュット2017withざる蕎麦

 

マリアージュ報告行きます。

蕎麦を少しだけいただいてから、ロジャグラで流す。薬味のネギと泡と酸味が一緒に喉を通る爽快感。も一度ロジャグラを飲む。舌にワサビが残っているのを感じながら泡が通り過ぎて行くのがいい感じ。

 

うーん!

マリアージュ!

 

ざる蕎麦という多方面な味わいのお料理ならではの細部合わせのマリアージュでした。

でも本来のスパークリングの実力はもう少し脂っこいやつの方が発揮出来るかな?

例えば安っすいお魚のアレとかね。

次に何やるか多分もう想像つきましたね。

 

(注1)お馴染みの身分(こと)偽り、堪忍(かに)しておくんなさい。本当(んとう)は下総(しもうさ)の民草(たみぐさ)でござんす。

 

 

【2020年10月10日公開 消費税10%】

 

 

ロジャーグラート・カバ・ ロゼ・ブリュット
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シャサーニュ・モンラッシェなんかこわくない

 

シャサーニュモンラッシェプルミエクリュモルジョ2000

シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエクリュ・モルジョ2000

 

モンラッシェって何?とか聞かんでね。

「全速力で走る姿だ」

それ猛ダッシュ

 

「東西線の木場駅から門前仲町駅の間だ!」

それ混雑率199%の猛ラッシュ。

 

「ジャブジャブジャブ右フック」

それボクシングの猛ラッシュ。どうしてもシェにならんな、シュだなまあいいか。

 

「映画の技法だ!有名なところではエイゼンシュテイン」

それモンタージュって、急に映画史の衒学ひけらかさんでも。しかも遠くね?

 

「山をフランス語で言うと」

それはモンターニュ。どんどん遠くなるな。

 

「久喜とか柏にあるショッピングセンターだ!」

それモラージュって、だからと言ってモルジョの方から攻めてくる?あとは佐賀にしかないそんなローカルなショッピングセンター地元民しか知らないって

 

「蜃気楼のことだ!」

それミラージュって。察するにモンラッシェじゃネタ切れなんだねおまいさん

 

古典的な掴みにお付き合いいただきありがとうございます。

随分苦しい?

モンラッシェでコレをやるの無茶だったみたい

 

シャサーニュモンラッシェプルミエクリュモルジョ2000ボトル

シャサーニュモンラッシェプルミエクリュモルジョ2000エチケット

 

 

シャサーニュ・モンラッシェとはブルゴーニュの南の方、白ワインの吟醸地コート・ド・ボーヌの中でも南の所ですね。ムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェとどえらい村が続いてますね。

モルジョとはシャサーニュ・モンラッシェ村の南部に位置する最大級の区画の一級畑です

 

前半の掴みで殆どの力を使い果たしました。もうどうでもいい感がありますが、流石にこれでは終われないのでテイスティングの感想でも行きましょうか。

 

シャサーニュモンラッシェプルミエクリュモルジョ2000グラス

シャサーニュモンラッシェプルミエクリュモルジョ2000ディスク

 

レンガ色にかなり近づいたルビー。コアからリムまで均一の色。香りはカシスや樽由来のロースト香。スモーキーなイメージ。あとなんだろうコレ。すみません顧問の香りの記憶の引き出しにない。なんかいい香りです老人性香り音痴語彙力。ソフトな酸味とヴェルヴェットのようなタンニン。うみゃいです。

うみゃいのですがブルゴーニュの1er Cruなんだから「もう一声」を求めてしまう経済的に恵まれないサラリーマンのたまに高い金出してんだから根性をみせてみいやこのアフォんだら的なさもしい貧しい心の揺らぎはここでは書かないああもう書いちゃった。

 

白ワインの吟醸地における、赤ワインは割と低価格に抑えられていてとてもお買い得みたいな偏見を持ってましたが「妥当」という例もあるのだと学習しました。

作り手はパトリック・クレルジェ。古酒に強いネゴシアンだそうです。そりゃそうでしょう。2000年のブルゴーニュ(しかもコート・ド・ボーヌの赤)を売りさばいちゃうなんぞ並の手腕じゃないでしょう。

じゃ買わなきゃいいのにとかお思いでしょうが、シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエクリュを買ったと、いうだけで満足なんです歪んだマニア魂は。誤解されるような言い方してますが美味しかったですよ、このワイン。

なんか低評価みたいな印象の終わり方だな?変だな?

美味しかったですよ。

かつて7000円台だったネット価格の相場も6000円台まで下がってきてますしね。

ワインの評価を文章化するのって難しいもんですね。完。

 

【2020年10月3日公開 消費税10%】

シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエクリュ・モルジョ・パトリック・クレルジェ
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