コノスルカベルネソーヴィニヨン・ビシクレタ2016
産地はセントラル・ヴァレー
カリフォルニアのセントラル・ヴァレーじゃなくてチリのです。
なんですか今日(こんち)、日本ではフランスワインよりチリワインの売り上げの方が大きいそうで・・・チリワインも偉くなったもんだ。
ひと昔前でもチリのワインが安くて美味しいって知ってる人は知ってたでしょうけど、今ほど隆盛を極めるとは思いませんでしたね。
で、チリワインの売り上げ貢献(というかイメージアップ)に最高に寄与したのはやっぱりこのコノスルでしょうね。この価格で(税込800~900円台)このレベル出されちゃ、やっぱり買っちゃいますよね。
でもってまず産地の勉強。
【セントラルヴァレーとは】
【セントラル・ヴァレーはチリの中央部・首都サンティアゴ周辺のマイポ・バレー、カチャポアル・バレー、コルチャグア・バレー、クリコ・バレー、マウレ・バレーを含む地域を指す】
要はチリの有名なワイン生産地のほぼ全域じゃん。だからコノスルカベルネソーヴィニョンの生産地がセントラルヴァレーつったってどこで取れた葡萄なんだかわかりゃしない。したがって地図も実に漠然としてものを貼らざるをえない。
慙愧に堪えないっ(注1)
【テイスティングコメントです】
ブドウ品種はCS87%、メルロ8%、カルメネール2% シラー2%、マルベック1%紫がかったガーネット、2012年あたりのコノスルに比べると透明感が増したかな。粘性は強し。カシスやプラムの香り。味わいは十分な果実味と生き生きした酸味。味わいと一体感のあるかなりしっかりしたタンニン。
アフターにかなりスパイシーさを感じる。コストパフォーマンスは1000円切ったワインではトップクラスでしょう。
値段を考えたら星4つ。
しかし、今更こんなに有名なワインを取り上げたのはなぜかというとですね、マイナーなワインばっかり狙い撃ちしてると思われちゃいないかと深く危惧しましてね。ちゃんと有名なのも飲んでるよ、と示しておきたかったのです。
でもこれだけ有名なワインを取り上げるわけだから相当な覚悟ないとね。今まで北北西に向かって礼拝してたのを東に変える位の覚悟がいるよね(注2)
今度、提唱して見ようかな。
そうじゃなくても宗派対立の絶えないワイン兇徒の世界にまた一石を投じることになりかねないが。
ラマダンの季節はもう来ているのに(注3)
これ以上混乱に拍車をかけたら、戒律を破るやつが出てきかねない(注4)
やっぱ止めとこ。
(全体の注)
当記事の一部はフィクションです。読み物としてお楽しみ下さい。
(注1)唐突感あるフォントでどうも。慙愧に堪えないをポイント大きめ赤太字にしたら、迫力あるかなあって。
(注2)ご存知じゃありませんでしたかね?ワイン兇徒って朝7:00にブルゴーニュに向かって礼拝してるのを。日本の首都圏から北北西322°の方角です。ちなみにチリのセントラル・バレーは東94°の方角。
(注3)11月の第三木曜日から1か月間です。何かの時期と重なってる?偶然でしょ。
(注4)ラマダンの時期にはワインを飲んじゃいけないという戒律がありまして。その時期凶徒は泣きながらウィスキーやビールを飲みます。
泥酔するのは一緒なので、凶徒以外はそんなに厳しい宗教儀式の真っ最中だとは気がつかないのです。
(注)の(注)
当注はフィクションです。読み物としてお楽しみ下さい。
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