J.マイヤー・ピノ・ノワール2018
前回ドイツワインを飲む機会があれば・・・ね。なんて捨て台詞吐いておきながら続けてドイツです。
と、言うことで今回はQ.b.Aファルツ。(注1)
地図行きます。
Q.b.Aファルツとは・・・ヴォルムスの南からフランス国境に至るまでの、フェルツァーヴァルト山地の斜面からライン川沿いに至る一帯、ということで、都市名で言うとWorms(ヴォルムス)から始まりLandu in der Pfalz(ランダウ)を通ってフランス国境までの範囲の山地の斜面で採れたブドウのワインです。
※ランダウ出てこなかっらた地図広げてみてください。
それにしても・・・【Vin De Cépage Pinot Noir J. MEYER】ねえ
エチケットにバン・ド・セパージュ・ピノ・ノワールってフランス語で書いちゃったりして、ピノ・ノワール本家のフランス文化に媚びてる?それともこういうこと?
「遅ればせの仁義フランス弁にて失礼さんでござんす。わたくし、生まれも育ちもドイツのファルツ。ライン川で産湯を使い一家の名前はモーゼルランド。姓はマイヤー名はピノノワール。人呼んで “マイヤのピノ”と発します。不思議な縁もちまして故郷ドイツを後にして西や東のワインマニアのお兄いさんにご厄介をおかけする稼業。以後、見苦しきエチケットお見知りおかれまして恐惶万端(きょうこうばんたん)引き立てて、よろしくおたのみ申します」(注2)
いやいやエチケットの覚悟はご立派。でもそのボトルはなあに?
リースリング用ボトルにピノ詰めちゃってなあい?
このボトルに赤ワイン。マイヤーなんてドイツっぽい名前にフルール・ドゥ・リスの紋章(フランス王家御用達)+フランス語のエチケット。ミスマッチだねえ・・
変わってて面白いけどね。悪くないけどね。
あれ・・・・・・
もしかして・・・・・・
あえてミスマッチを狙ってる?
これって
綺麗に金髪に染めてる日本の女性とか、日本国籍以外の女性の着物姿とか
ちょっとミスマッチなのにとても悪くないと思ってしまう
悪くないどころかドキドキしてしまう顧問みたいなお父さん達のハート ♥ に訴えてる?
人間のもっとも弱い部分 = ドキドキハートを狙い撃ちするなんて、まともな人間のすることじゃないぞJ.マイヤー!
この卑怯者!
でも嫌いじゃないよ卑怯者のそんなとこ!ハイルざんす!
はあはあ。すみません少し冷静になります。なわきゃありませんよね。話、飛びすぎですよね。前回の記事のこと全く反省してませんね。
テイスティングコメントいきます。
透明感のあるルビー色。結構強い粘性。、レッグスがゆっくり落ちてきて消えていかない。香りはストロベリー、ダークチェリー。アタックで先ずほんのりした甘みを感じる。こなれたタンニン、ソフトな酸味、軽いアルコール感、スマートなボディ。評する印象は軽さばかりみたいだが、ほんのりした甘さが旨味になっている。ここが秀逸で(軽さ)のみの味わいになっていない。とってもうみゃいです。
ACブル並みの実力じゃない?
褒めすぎかな?でもカリピノやチリピノでたまに思う「本当にお前(まい)さんピノ?」みたいな感じがない。ドイツのファルツのピノってこんなに旨いんだ・・・知らなかったよ。
すまなかったドイツのピノごめんよドイツのピノうみゃいよドイツのピノ
ハイル!(注3)
(注1)ドイツの統制呼称、格付けの件について書くとか言ってたのはどうしたって?現在鋭意努力中。なんだかややこしい上につまんなくて、記事化出来るんだかどうだか先が見えません。
(注2)寅さんの口上を真似してみたかっただけです。江戸弁繋がりではありません。そもそも葛飾柴又なんて江戸でもなんでもないですからねってどうしてこう人から反感買うようなこと言っちゃうんだろ俺ってば。
(注3)最近気に入ってます。他意はない。
【2020年7月4日公開 消費税10%】
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