安くて美味しいワインなんかこわくない7

ソロロシャルドネ

 

ソロロ・シャルドネ

 

ソロロ?何それ?とか聞かんでね。

 

「奥会津の伝統工芸品の材料だ!」

それヒロロ

「摺って醤油垂らしてご飯にかけると美味しいやつ」

それトロロ

「鰹節かけて醤油垂らしてお湯をさす美味しいやつ」

それ昆布のトロロ

「雨に日に葉っぱの傘差してバス停に立ってる大っきいの」

それトトロ

「妖怪退治して自分の身体の欠損を取り戻すという漫画」

それどろろ古っ!

「漫画史上もっとも弱っちい宇宙からの侵略者」

それケロロであります

「ほら 足元をみてごらんこれがあなたの歩む道」

それキロロ

「新浦安で武蔵野線に乗って西船橋で総武線各駅停車に乗り換えて船橋で東武アーバンパークラインに乗り換えて」

それ帰路

 

古典的な掴みにお付き合いいただきありがとうございます。何処かで見たような文章だなって?

錯覚ですよ。気のせいですよ。旦那疲れてるんですよ奥様お疲れじゃありません?

 

前回の記事に続き安ワインだけど希少なワインのご紹介です。

コープでしか買えないっていう希少ワイン。コープの店舗でも買えますけど会員証は?って聞かれますよー。うざいよー。

 

ね、希少でしょ

 

これも何処かで見たような文章だなって?

錯覚ですよ。デジャブですよ。番頭(ばんと)さん疲れてるんですよ女将(おかみ)さんお疲れじゃありません?

 

掴みはそろそろ終わりにしてそろそろソロロとはなんのことか語りませんとそろそろウンザリしてきたでしょ(笑)顧問もそろそろ飽きてきました。

 

ソロロシャルドネボトル

 

 

 

 

 

 

 

ソロロシャルドネエチケット

 

 

 

 

 

 

 

コープオリジナルのこのワインシリーズの「ソロロ」って言うブランド名は裏エチケットの説明には “スペイン語の造語で黄金の太陽を意味します”とか書いてある。

 

 

ネットの翻訳サービスで「黄金の太陽」をそのまま入力するとスペイン語では「Sol Dorad 」ですて。・・・・なんか遠いね?

でもSol が太陽なのは分かったので、試しにoroを翻訳したらoro  は金だって。

そんならわかるわ。sol で太陽oroで金。

単純にくっつけただけだけですね。

本当はソロオロとでも読むところをソロロにしちゃったんでしょうね。

 

サイモンアンドガーファンクルをサイモナンガーファンクルなんて歌うのと一緒ですね。出典はブレバタの「あの頃のまま」(注1)です。

 

サイモナンガーファンクルアッアー久しぶりに聴く♩♩てなもんでさ。

 

60歳還暦丸出しの世代感あいすまねえ。

 

 

テイストティングコメントでござんす。

 

ソロロシャルドネグラス

 

 

 

 

 

 

 

ソロロシャルドネディスク

 

 

 

 

 

 

 

透明なレモンイエロー。粘性は弱(よえ)エ姿。サラッとしている。香りはパイナップル、ライチ、忍冬辺りの白い花の香り。初心(うぶ)な酸味となめらかな甘味。アフターにパイナップルとレモンの香りと味が喉奥から昇って来るてエ塩梅(あんべえ)。十分(たんまり)なアルコール感。四半刻(しはんとき)くれエで温度が上がってくると、甘みと酸がだんだん強くなる。期待してなかったせいか返(かい)ってとても旨えと思っちまいまさ。

 

エンディング行きます。

 

「あの頃のまま」の終わりでエンディングとさせていただきます。

 

E  Am  E  C  F#m7-5  Dm7  Em7  Am

 

ところで江戸弁では(エ)が(イ)に替わったりします。(注2)

お前(マエ)→(マイ)

返って(カエ)→(カイ)

当然(エー)は(イー)です

このコード進行を江戸弁で翻訳するてえと。

 

E  Em  E  C  F#m7-5  Dm7  Em7  Em

 

楽器お持ちのかたア鳴らしてみておくんなさい。

最初のE  Em  E  Cは「ありかな?」ですが最後のEmのけったいなこと!実に珍なるものでゲス。

こんなバカなことするのアお前(まい)くらいだって?だって仕方ないんで。

「バカでトンチキななあ江戸っ子のとうり相場でい」

江戸っ子じゃないけど

 

 

 

 

(注1)作曲者のユーミンのも悪くないし稲垣潤一さんのバージョンもいいけどこの歌はブレッド&バターだよな。涙。

(注2)もっとも(イ)が(エ)に替わる場合もあります。

大工(ダイク)→(デエク)

大根(ダイコン)→(デエコン)

江戸弁てエなあ法則があるんだかないんだか、実にややこしい言語でござんすね。こっちの言い替えで翻訳しますてエと、こうなる可能性もありやした。

 

A  Am  A  C  F#m7-5  Dm7  Am7  Am

 

試しに鳴らしてみますてえと。やっぱりA  Am  A  Cは「ありかな?」ですが最後はさっきのより、いっそう珍でござんすね。

【2019年12月29日公開 消費税10%】

 

 

 

 

 

 

 

シチリアなんかこわくない2

カステラーニメッセルデルファウノグリッロ2018

 

カステラーニ・メッセル・デル・ファウノ・グリッロ2018

こういう手に入れるのが難しいワインの記事を書いてどうするのよ。とは思います。

手に入りにくいワインはいくつかのパターンがありますね。

 

①それほど高額じゃないが、生産量が極めて少ないのに、美味しいという噂はどんどん広がって、希少性が希少性を呼ぶワイン。日本のブティックワインなんかに多いですね。

 

②絵画とか宝飾品ノリの高額ワイン。

 

③日本のブティックワインほどではないが、生産量が少なく(世界レベルで)人気が高すぎる、そこそこ高額なワイン

 

大体この3パターンですかね。

しかしながら今回のこのワインは、そのどれにも当たらない。

 

何処にも売ってない!

 

現にこうして写真にして飲んでるわけで、この1本は買ったのですが・・・・「ジュピター」って言うコーヒーと輸入食品のお店で買いました。

じゃいいじゃないの??とお思いでしょうが、顧問にとっちゃ別の問題があるのです。

 

情報が入手できない!

 

顧問の情報の入手の仕方って実店舗で購入してネットの酒屋さんで情報入手するというバヤイが多ございます。

逆の場合もあります。実店舗でエチケットとか現物を確認してネット酒屋さんで買うとかね。

 

たまたまジュピターで「おっ!グリッロじゃん」

てな感じで購入していつものようにネットで調べようとしたら。

 

ない

どこにもない

 

カステラーニメッセルデルファウノグリッロ2018ボトル

 

 

 

 

 

 

 

カステラーニメッセルデルファウノグリッロ2018エチケット

 

 

 

 

 

 

 

 

ネット酒屋さん何処も扱って無いじゃないの!

 

これではワインの香りとか味わいとか特徴とかの文章を盗作(じゃない引用)できないじゃないの!

 

カステラーニメッセルデルファウノグリッロ2018裏エチケット

 

 

 

 

 

 

 

 

裏エチケット見るとインポーターさんは「明治屋」さんて書いてあるのでさっそく検索。しかし

株式会社「明治屋」さんのサイトにも「明治屋」さんのネット通販サイトにも何処にも載ってない。インポーターのサイトにも載ってないなんてどゆこと?

 

これではワインの香りとか味わいとか特徴とかの文章を無断転載(じゃない引用)できないじゃないの!

 

ワイン投稿アプリVinica(ヴィニカ)は?

ググっても無い!

 

これではワインの香りとか味わいとか特徴とかの文章を剽窃(じゃない参考に)できないじゃないの!

 

Twitter やFacebook やmixi やはてなブログは?

誰も呟いてない!

 

これではワインの香りとか味わいとか特徴とかの文章をパクれない(くどいようですが違います参考にできない)じゃないの!

 

もうっ!一から自分でテイスティングコメント書かんとならんじゃない!香り音痴、味音痴、表現音痴のトリオ・ザ・音痴がバレたらどうすんのよ自分!!!

 

冗談ですからね!

 

とりあえず地図行っときます。これなら表現音痴もへったくれもないでがんしょ?シチリアです。

 

テイスティングコメント行きます。

 

カステラーニメッセルデルファウノグリッロ2018グラス

 

 

 

 

 

 

 

カステラーニメッセルデルファウノグリッロ2018ディスク

 

 

 

 

 

 

 

透明に近いレモンイエロー。粘性は僅かにある程度。砂糖漬け果実や白い花の香り。ちょっっとトウモロコシのニュアンスを感じる・・・珍しい。結構濃密な甘い香り。味わいは打って変わってキリッと引き締まった酸味。アフターにじわっと甘さが伝わってくる。酸味と甘さが余韻として長く残る。十分なアルコール感。うみゃいです。

 

さて上のコメントが的をえたコメントなのか違うのか?

読者の皆さんに飲んで確かめていただくしかありませんな。

 

「もっと的確な感想書けるぜ」なーんてお方は是非、コメント入れながら共有ボタンを押して喧嘩売りに来てください。

お待ちしてますこあいよー。

しかし買えますかな?ニヤリ。そもそも近所にジュピターさんがおありですかなニヤリ。

【2019年12月22日公開 消費税10%】

 

 

 

 

 

ワイパラ・ヴァレーなんかこわくない

 

シャーウッドストラタムピノノワール2017

 

ストラタム・ピノ ・ノワール・シャーウッド・ エステート2017

 

セントラル・オタゴ(注1)高騰のあおりを受けてマールボロ(注2)のワインまで微妙に高くなりつつあるニュージーランド産。あえて買おうとは思わないのが昨今のワインマニア(の一部)

 

ところがひょんなことから頂ける機会に恵まれまして。

※ちいと前(まい)の噺でございます。

 

定年お祝い会!

 

シャーウッドストラタムピノノワール2017花束
この時にいただいた花束

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、私(アタクシ)ってなんだか若ぶってますが、実は還暦でございまして。

ちょいと調べさしてもらいますてえと、

【還暦は数え年で61歳、満年齢60歳でお祝いする】てなことで11月生まれの私(アタクシ)は実に今が還暦。年明けには数え年で62歳になってしまうので、還暦はこの瞬間だけでございますね。

 

私(アタクシ)のワイン好きは皆さんご存知。

今の部署と前の部署の皆さんが赤いチャンチャンコならぬ赤いワインを贈っていただいたって次第。

皆さんは普通に飲み放題のコースの御酒(ごしゅ)で飲(や)ってる中、お祝いの記念品としてフルボトル一本独占さして頂けるなんてエ粋な計らいでございます。

と、言いますか皆さんワインに興味も関心もなく1本独占しようがどうしようが「どうぞどうぞ」てなもん。飲み放題の色々な御酒(ごしゅ)の方が「よっぽどありがてえ」て雰囲気でした。一般的にはワインて御酒(ごしゅ)は人気ないんだなと改めて思い知った次第です。

「おうっ!飲(やっ)つくんな」

てな感じでトンと置いてくれたのがこのワイン。

 

シャーウッドストラタムピノノワール2017エチケット

 

 

 

 

 

 

 

 

な訳ありませんですな。先ずはワインリスト見さして頂きました。

イタリアン(トラットリア)ですがイタリアワインの他にもフランス、アメリカ、チリあたりのワインが多いのが特徴でございました。

中でニュージーランドのピノ・ノワールがあったのでワインリストの番号差しながら

「こんつわ。少々お尋ねしますよ。」

「はいお伺いいたします」

「このニュージーランドのワインの産地どこでゲスか?」

「少々お待ち下さい」

 

仮に店が全く利益乗せしなかったとしてもこの値段じゃセントラル・オタゴのピノ・ノワールの筈がない。マールボロ辺り?と、辺りをつけて待っていますてえと、

 

「お待たせしましたマールボロのワインです」

「マールボロのピノ・ノワールね。結構ざんすね。そいつをお願いします。ただなんでゲスな。随分時間かかりましたな。まさか今、ネットで調べてた、とか?」

「・・・いえ。シェフがちょっと手が離せなくて・・・聞いたら直ぐ分かったんですが」

なんだこの客?リストランテじゃあるまいし、見りゃわかるでしょトラットリアですよ、此処は。ワイン産地とかこだわってんじゃないわよ的な女給さんの暗い笑顔。

少々待たされましてワインとグラスをお持ちになり、最初の一杯をサーブしてくださいました。

 

シャーウッドストラタムピノノワール2017グラス

 

 

 

 

 

 

 

 

「おんや、客の目の前で抜栓しない?変わったやり方でゲスな」

「テイスティングとかしないんですな、流石、絶対の自信をお持ちと推察させていただきますよ。オーホホホホホホッ!」

「ボルドーグラスざんすか?ピノ・ノワールのワインを結構オンリストされてるんですからブルゴーニュグラス御用意いただいてもよろしゅうござんせんか?」

「また珍ですなあ!そんなにナミナミとおつぎになる、ビールか何かと勘違いなさってで?」

 

「・・・・・・・・・・・すみません」

 

なんだこの客?◯◯してやろうかしら的な女給さんの暗い笑顔。

 

暗転

 

古典落語でよく出てくる嫌みな若旦那風の味、ご賞味いただけましたでしょうか?(注3)

ワインマニアてのはこんな連中ばかりですよまことにどうにもしょうがない。なんて冗談ですよ。フィクションですよ。リアルな(アタクシ)はこんなことは言(ゆ)いませんよ。いや全く言(ゆ)ってないかと言(ゆ)うと言(ゆ)う方は違えど全部言(ゆ)ってたかなあだからワイン兇徒とか呼ばれるんだなあ違うなワインマニア全部に汚名着せちゃいかんいかん嫌みは俺だけだ反省反省。

 

地図行きます

実はマールボロじゃなくてワイパラでございましたな。ストラタムというワインはヴィンテージによってマールボロ産だったりワイパラ産だったりしてるみたいですな。で、この2017年ヴィンテージはエチケットにそう記してあるのでワイパラ産ということなんでしょう。

 

テイスティングの感想でございます。

シャーウッドストラタムピノノワール2017ディスク

 

 

 

 

 

 

 

やや赤みが勝るルビー色。粘性は中程度。カシスやプラムの香り。甘さはほぼなくフレッシュな酸味。アフターに若干の苦み。白ワインでよく見る甘みすれすれの苦みとよく似たニュアンス。甘さがほぼないピノ・ノワールにこれがあっても違和感ないものなんだな。軽いアルコール感と相まっていい出来ですね。うみゃいです。

と、言うわけで県内某所における久しぶりのニュージーランドワインの飲み記録でございました。(注4)

 

 

(注1)セントラル・オタゴ ⇓ この辺です

 

 

 

(注2)マールボロ ⇓ この辺です

 

 

(注3)

《羽織の遊び》とか《酢豆腐》なんかに出てくる伊勢屋の若旦那ですな。

 

(注4)

嫌みな客とそれへの対応に苦慮するイタリアンという構図の話でウケを狙いました。ただ、世の中には無用に深読み(もしくは曲解)する方がいらっしゃるので、この記事を店の対応を非難している風に取られる危険があるやもしれない。

と思いまして、念のため店名は伏せさせていただきました。ご了承ください。

【2019年12月8日公開】

 

ストラタム・ピノ ・ノワール・シャーウッド・ エステート
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