ドメーヌ、エマニュエル・ルジェのブルゴーニュ・アリゴテ[2010]
今回はブルゴーニュの白ワイン。しかもアリゴテ。アリゴテって???
本当はソーヴィニヨンブランかリースリングをチャレンジしようと探してました。
デパートのワイン売り場、2店目。
「ないなあ」
その時目に入ったのがエマニュエル・ルジェ3000円台の白ワイン
ルジェ?
ワインアドバイザー(多分)のお兄ちゃん呼びました
「これはっ!あのルジェ?」
兄ちゃん思い切りドヤ顔で
「そうですあのルジェです」
「ええええ?白ワインだとこんなに安くなるのっ!」
「白だからってこともありますがアリゴテってシャルドネに比べて格下だという評価みたいです。シャルドネより酸味が強い品種ですね」
「俺、シャルドネって飲み疲れしちゃうんだよね」
「だったら絶対おすすめですよ」
「値段もそうだけど、よく仕入れできたね。
ルジェだのフーリエだのの低価格帯はネットだってめったにお目にかかれない」
兄ちゃん再びドヤ顔で
「うちでも常に仕入れできるわけでもありません。インポーターさんとの特別なルートで・・・」
買いました\(^-^)/
兄ちゃん、なんて扱いやすい客なんだ、と思ったろうな。
でもいいやルジェだぜ。
帰ってネットで調べてみたら、どこ探しても、どのヴィンテージでも(完売御礼)。
・・・だよなあ、最初からあきらめてるもんなあ。普段ルジェなんて探しもしない。
AOC的にはブルゴーニュ・アリゴテという統制呼称なんだ。ブルゴーニュ全域で栽培されたアリゴテ種を使った白ワインに限られる。
なるほどね。逆に言えば1er Cruとか村名とかACブルとかのヒエラルキーがないわけね。好感!
ヒエラルキーなんぞ会社だけで十分だっ(涙)
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「美味しい」
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ボルドーグラスとブルゴーニュグラスで飲み比べしてみました
*白ワイン用グラスは近日堂々入荷予定(リーデルをっ!)
イエローが際立ってる。
素晴らしいなあ、この酸味。
でも微妙な雑味を感じるなあ。この苦味は赤ワインのタンニンに相当すると解釈すればいいのかな?
アリゴテでも多少は感じる。
でもブルゴーニュグラスの場合それがほぼ消える。ボルドーグラスの場合舌の奥に直接落ちる部分が多いんだろうな。
近年研究では味蕾分布という考え方は否定されてるそうだけど舌奥がより敏感だということは間違いじゃないらしい。
アフターを感じたくてわざとそういう(下の奥に落っことす)飲み方をしているのかもしれない。
悪い癖になっているのかもしれない。
ブルゴーニュグラスはそんな悪い飲み方を矯正してくれてるような・・・・
昔の野球漫画にあったな、大リーグボール養成ギプスとかなんとか、あんな感じ
(例えひど過ぎ!もっとセンシティブな文章書かんと)
ネットで煽っているキレの良い辛口。まさにその通りだな。
なかなか見つからなかったけど、白ワインで納得の1本に初めて出会ったかもしれない。
【2015年1月10日公開 消費税8%】
※何年ぶりに検索したら出てますねヴィンテージ全然違うけど。ほとんどのショップが後1本のアナウンスなのに残り何本の表記なし。さすがうきうきさん。【2020年06月27日追記】
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