ミケーレ・キアルロ レ・オルメ バルベーラ・ダスティ[2014]
最近ブログを読み返してふとおもったのですが、ピエモンテ州のワインを取り上げたことなかったんだな。と、気付いてしまった。
イタリアワイン色々取り上げときながら、どうしたことか?
まあ理由は簡単ですよ
ピエモンテといえばネッビオーロ。ネッビオーロといえば
高い
したがって買う頻度低い
したがって絶対量すくない
したがってブログ記事にする機会を失する(注1)
ブドウ品種≒高い
なんてなネッビオーロ位でね
例えばカベルネソーヴィニヨン
5大シャトーやナパのやたら高いのからチリカベ(注2)までピンキリだし
例えばメルロー
帝王ペトリュスからチリメル(注3)までピンキリだし
例えばピノ・ノワール
神の領域DRCからチリピノ(注4)までピンキリだし
白ワインのシャルドネもムルソー(コシュ・デュリの・・・とか・・)なんて高いのからチリシャブ(注5)までピンキリですね。
大抵のワインは何万、何百万するのから1000円切るワインまで色々あるわけですわ。ところがネッビオーロだけは1000円切るワインがない。
普通ワインてのは品種で価格が変わるわけではなく、育った環境で(地域とか気候とか作り手)で大きく価格が変わるわけなんだが、ネッビオーロの奴だけはそもそも人種が違うと言いたいわけだ。
お生まれが違いますのよっ!オホホホ!
と言ってるわけだああむかつく。
でもねー、むかつくけど美味しいんですよバローロもバルバレスコも。なんとかしてネッビオーロ種で(安くて)美味しいのないものかと苦慮黙考呻吟熟慮していた顧問が、会社帰りの駅の途中のカルディコーヒーファーム西船橋店に立ち寄ったとおもいなせえ
ああっ!ミケーレ・キアルロだっ!ここのバローロは美味しかった!
バルベーラ・ダスティ?なんだそりゃ?(注6)
DOCGでないの!
あわててスマホで調べたら
バルベーラってブドウ品種なのね
高品質が認められて最近DOCからDOCGに昇格したのね
このさいピエモンテ州のワインならネッビオーロ以外でもいいから試してみようじゃないの
買いました。
地図貼り付けますね。
トリノの南東82km、アスティの南東28km
DOCG バルベーラ・ダスティ地域内にあるニッツァ周辺にはバルベーラ種の葡萄畑が広がり、ピエモンテでも有名な赤ワインの生産地。(出典イタリア政府観光局・ニッツァ・モンフェッラートとバルベーラ)とあって
作り手ミケーレキャルロはニッツァ・カレッリにあるので
だいたいこの地図のど真ん中あたりでしょう。
青みの強いルビー色、いろいろなベリー系の香りと少しすみれの香り、ほのかな甘みとこなれたタンニン。若干のスパイシーさ。酸味は押さえめでよくできた白ワインのようなミネラル感がある。アフターに強く樽香。豊かなアルコール感。これだけいろいろな要素を盛り込んでいても、全体の印象はスマートなボディ。
いやあ美味しいっす。
ちなみに価格.comあたりで調べるとありますねえ1000円切ったワインが。そうこなくっちゃいけねえ、それでこそブドウ品種ってもんだ。ネッビオーロなんかに惑わせられない。バルベーラこそ赤ワインさ!
例えば仮に好きなほう飲んでいいよっってことになって、目の前にバローロリゼルヴァとバルベーラのグラス出されたら・・・・・・・
今までの顧問だったら迷わずバローロリゼルヴァに手を出していたろうけど、今日からの顧問は・・・・・・・・・
やっぱりバローロリゼルヴァ選ぶに決まってんじゃないの。
高いワインは美味しいのだ!どすこい。
あーあ、身も蓋もない。
(注1)まさかと思いますが飲んだワインすべて記事にしてると、お思いじゃないでしょうね。記事で取り上げた本数×10位は飲んでますので。(記事数×10じゃないよ)
(注2)チリのカベルネソーヴィニヨン
(注3)こんな言葉ありません、間違っても使わないように。
(注4)チリのピノ・ノワール
(注5)こんな言葉もありません、間違っても使わないように。
(注6)どんだけ無知なんだか
【2017年6月10日公開 消費税8%】