くずまきワイン Forêt フォーレ 赤
今回は岩手県のワインで
で、今回このワインを買った理由は・・・・・
タイトル通りです。
エチケット(注1)のリスさんが可愛いから買いました。
ちっ、顧問もヤキが回ったな。
とか思わんでください。深い事情がございましてね。
顧問はいろいろ弱いものがあるのは読者の皆様、ご存じだと思うんですが妻にもとても弱いんですよ。
いやあの恐妻家という意味じゃなくてね、とても愛しているんです。(注2)
だから「可愛いから買って」
とか言われると買っちゃうんです。
近所のスーパーですヤオコーさんです。
正直あまり期待してなかったですよ。
でもスクリューじゃなくコルクなんだねえ、とか思いながら抜栓して。
可愛いリスさん見ながらサーブしてグラス回してみて
え?
色を確かめて
え?
粘性を見て
え?
味わってみて
え?え?え?
本格派じゃないの!
失礼しました。正座して飲みます。
まとめると
輝きのある濃いガーネット。コアに黒味を帯びた凝縮が見られる。粘性はかなり強くレッグスの落ち方がとてもゆっくりしている。香りはカシス、ブルーベリー、ヴァニラの樽香、アフターで胡椒系のスパイシーさ、がやってくる。味わいは豊かな果実味と一体感のあるタンニン(ユルユル系のタンニンじゃない、けど荒々しくもない)ほのかな甘味。余韻長い。豊かなアルコール感。力強いボディ。
改めてブドウ品種を見てみたら
【山ぶどう】だって
ふううううううううん・・・・・・へえええええええええ・・・・・・
ピノ・ノワールとかエレガンス系のメルローみたいなワインなのかなという第一印象を思いっきり裏切ってくれて
むしろカベルネ・ソーヴィニヨンに近くないか?
感動の熱冷めないうちに地図貼り付け
しかしこのエチケットと実際のミスマッチは何なんだろう?気になってネットの楽天市場内のワイナリー直送・直営の公式通販店舗に載っている宣伝文を拾ってみると
【山ぶどうは体にもおいしい!】
○山ぶどう原液にはポリフェノールがいっぱい含まれています。山ぶどうの濃い赤紫色は、抗酸化物質ポリフェノールのアントシアニジンによるものです。
○アントシアニジンは、活性酸素の生成を抑え血液をサラサラにし、また血圧をさげるとも言われています。
○鉄分が豊富なので、貧血の方にも最適です。
○リンゴ酸を豊富に含みます。リンゴ酸等の有機酸は、カラダの代謝を活発にし、疲労回復をたすけます。
え そこ?
そこなの?
この宣伝文とリスさんじゃこのワインを「おいしい」と言いそうな
タイプ寄り付かないよ・・・・・
どんなタイプかって言うと
①安ワインへの暑苦しい情熱を持った
②ボージョレ・ヌーボーをボジョレ・ヌボーとか言っちゃう
③カヴァのことをカヴァと書かずカバとこだわる
④変にワインずれした
⑤痛風スレスレの尿酸値の
⑤酒臭い
⑥じじいの
⑦経済的に恵まれない
⑧窓際閑職サラリーマン
であるところの
顧問みたいなワイン馬鹿。押忍。
つまり
そういうやつら来てほしくないんだよ。しっしっ
って株式会社岩手くずまきワインは言いたいんだなきっと。
ああむかつく。
(注1)ワインのラベルのことをエチケットétiquetteというのは。仏和辞典でも引いてもらえれば一発だけど。元々の意味は広く札の意味。ここから荷札とか公の席で着席する序列などの情報を書き記したものとか(席札ですな)、そこから順番やルールを守るというような礼儀作法としての意味が派生したとのことです。
(注2)何か?
【2017年7月22日公開 消費税8%】