最近シングルアクションオールステンレスのソムリエナイフを購入しました。
その件のレポートを垂れ流させていただきます。
家内とIKEAの朝食を食べに行ってついでにショールームとマーケットホールを流して(注1)
食器のコーナーに辿り着いたら、やっぱりワイングラス等のワインアクセサリーを見ちゃうのはマニアの性ってもんでして。
そこで見つけましたオールステンレスのソムリエナイフを。実用本位だったら2段式、とか強がってる顧問でしたが本当は欲しかったのよね、ちゃんとした1段式の奴を。でもさ高いんだよシャトーラギオール辺りの。んっまんえんもするんだぜ、水牛の角使ってますとか強化木使ってますとかあの辺りのやつ。
ワインのコルクを抜くためだけの道具がだよ。そりゃねソムリエさんだったら商売道具だからね、出してもいいと思うよね商売道具なんだから。でもこちとらただの趣味だしね
だからシングルアクションソムリエナイフなんて別に必要ないさっ。フン。欲しくなんかないさっ。フン。シクシク。なんて毎日泣いていたらIKEAで見つけました。
あっ、あれは?ソムリエナイフではないか?
しかもどうやらオールステンレス。
プライス確認して・・・・
あに?あんだって?
599円だあ?
買いました。
使ってみました。
・・・・・・・点点点、ててん、てんっと。
先ずナイフの先端が全然鋭利じゃない。切れない。
仕方ないからギザギザの部分全体を使って、瓶を回して切り込みを入れる(注2)
次にスクリュー差し・・・差し・・・差しすせそ。
刺さんないぞ!?
スクリューを回し・・・回し・・・回しすせそ。回せないぞ!?
このまま続けるとコルクがグチャグチャになって歴史的大悲劇が発生しかねない。(注3)
慌てて抜いて使いなれたプルタップス2段式でリカバリー。どうなってんだ?
スクリューを改めて見てみました。
太くないか?商品テストとかしてるのかこのナイフ?
スウェーデン人はこんなソムリエナイフでも
コルク抜けるんかドンドン。
まあ本当はね、嫌な予感はしてたんですよ。
見た目はそうでもないんだが持った感じ、なんとも言えないチープ感が(注4)
試しに磁石近づけたら、しっかりくっつくし。(注5)
絵に描いたような安物買いの何とやら。
しかしここで敗退したままだとタイトルに偽りありになってしまうので・・・
このナイフを改造してやることにしました。
「こわくない」って言い切ってんだから
「こわくない」ようにせねばねばねばぎぶあっぷ。
そこで取り出しましたるこの道具、ダイヤモンドシャープナー
DIY界隈じゃ有名人のこの道具。
こいつを使ってこんな感じで
研磨研磨。
後日、大和酒造の『古代甲州』という高名なワインのコルク抜きに使ったら
刺さる、ささるよ!
回る、回るよ!
わたくしってなんて前向きなんでしょう
と、いつものように自画自賛してノッテいた気分もつかの間
ゴリっという感触が?
瓶口にとんでもない負荷が、傷が!
※多分よく分からないと思ったので、飲み終わってから接写しました。抜けることは抜けたけど、どうなってんだ。
瓶に乗っかる部分のステンレスの厚みが薄すぎるし長さも浅すぎる。だから力の加わる部分が局所過ぎて凶器になってたんだな。
だめだこりゃ。
結論
ソムリエナイフなんてこわくない、なんて言えない。
ものによっちゃ怖い・・・怪我する
(注1)そうです買い物はついで。メインは朝ごはん。IKEAに行く皆さんそうですよね?
(注2)手首を返すんでもなく、ナイフを返すんでもなく、瓶を回しちゃうってアリだな。なんで思いつかなかったんだろう。切れないナイフのお陰で新しい技を開拓してしまった。
(注3)コルクがボトルの中に落っこちる例のあれ。
(注4)ま、実際安いんだけどさ^_^
(注5)後で調べたんですが磁石の付くステンレスは安物って、単なる神話だそうです。こんなことしてもステンレスの良い悪いなんざわかりません。ご注意ください。
【2018年6月17日公開】
結局二段式ですよ。プルタップスライトシリーズが一番ですね。送料無料で買えるところが多いみたいですし。