チリなんかこわくない

 

ソロロピノノワールレゼルヴァ2016

ソロロ ピノ・ノワール レゼルヴァ2016

いやー。すごいタイトルになっちゃったな。

イスラエルなんかこわくない」は狙ったんですが、今回はウケ狙いをしたわけではなく、このワインは正真正銘「チリ」のワインです。

エチケット見てもググってもWine of Chile としか出てこない。

ワイナリーそのものはカチャポワルヴァレーにカミノリアル社としてあるのだからこのソロロシリーズはカミノリアル社のネゴシアンものということになるんでしょう。チリの各地に畑持ってるという風でもないし。

 

ソロロピノノワールレゼルヴァ2016ボトル

 

 

 

 

 

 

 

ソロロピノノワールレゼルヴァ2016エチケット

 

 

 

 

 

 

 

でもネゴシアンモノったってバカにしちゃいけないよ。物凄く入手困難。希少なワインですよ。

コープでしか買えないっていう希少ワイン。コープの店舗でも買えますけど会員証は?って聞かれますよー。うざいよー。

 

ね、希少でしょ

 

テイスティングコメントでつ

キッチリキッカリルビー色、日本のソムリエ協会でいうところのルビー色ね。(注1)輝きのあるディスク、粘性は弱くサラっとしている。果実香としてラズベリー、樽香と醤油の香り「変わってんなー!」果実香より先に樽香、醤油を感じる。ちょっと不安だったが飲んだらちゃんとピノ・ノワール。爽やかな酸味、ほのかな甘み、タンニンはこなれているが、若干の苦味。ほどほどのアルコール感。貧弱な・・・失礼!スマートなボディ。

ソロロピノノワールレゼルヴァ2016グラス

 

 

 

 

 

 

 

ソロロピノノワールレゼルヴァ2016ディスク

 

 

 

 

 

 

 

あまり長いとブログって読んでもらえない、と世間でもっぱらの噂なので、今回はこの辺で終わりにします。注が長いし・・・・・・・結局長くなるわけだこれが。あーあ。どうしてこう長くなるんだ?トイストーリーマニアのファストパス並ぶ列より長いぞっ!

 

 

 

(注1)WSETあたりの国際標準とソムリエ協会で色の表現が微妙に違う弊害にぶつくさ言います。

 

(自分の頭を整理するために)整理すると

ルビーは

国際標準: 紫がかった赤

ソムリエ協会:紫がかった淡い赤

 

ガーネットは

国際標準:オレンジがかった赤

ソムリエ協会:紫がかった濃い赤

 

熟成したら

国際標準:トーニー

ソムリエ協会:レンガ色

 

つまり若いカベルネソーヴィニヨンもシラーズも国際標準ではルビー、ソムリエ協会ではガーネットになるわけ。この混乱って根深くて本でもサイトでもワインに関する色の表現で真逆の結果をよく見ます。

 

顧問も最近までこのことがわからなくて

アレ?

アレレ?

となってました。

 

これはどうゆう違いなのかいうと多分

(多分ですよ多分)

ソムリエ協会は若いワインを細分化したかった。

ルビーとガーネットは違うもの

 

国際標準は熟成を細分化したかった

ガーネット(熟成の途中)トーニー(熟成しました)

 

 

当ブログは?

ソムリエ協会様のに準拠させてもらいます。

淡い色ならルビー、濃ければガーネット、熟成したらレンガ色。

若いワインなんか紫がかってるのは決まってるのでこの3くくりで充分かな、と。

マスターオブワイン目指している顧問としちゃ忸怩たるものがありますが(注)日本における多数派に従わせていただきました。

申し訳ないですWSET。すまんこってすジャンシス・ロビンソン先生。

 

(注の注)世の中舐めてんのか?と分かっているシトなら怒り出すところ。

【2018年9月30日公開 消費税8%】

 

 

 

 

 

安くて美味しいワインなんかこわくない

・・・・・・ワイン安くなったよね

ボルドーの格付けワインとかブルゴーニュの1erCruとかGrCruとかの話じゃなく(この辺は変わらず高いしボルドーは年々高くなっている印象)アルゼンチン、オーストラリア、スペインあたりの美味しいワインの話。

もちっと正確に言うとワインが安くなったんじゃなく安くて美味しいワインを目にする機会が増えてきたという話。

ああ、まどろこしい言い方。端的に言えば、経済的に恵まれないサラリーマン(つまりわたくし)でさえも

沢山買えるようになってきたのだー!
連日泥酔感謝!

デボルトリDBシラーズカベルネ2014ボトル

 

 

 

 

 

 

 

デボルトリDBセミヨンシャルドネ2014ボトル

 

 

 

 

 

 

 

サンタアナクラシックマルベック2015ボトル

 

 

 

 

 

 

 

 

3~4年前だったら1000円を切るワインで美味しいのなんてほんと限られてて、それこそコノスル、とか
ディオニソス・ワインズ とか要はチリのワインの独断場だったけど。

最近は次から次へと色々な産地から安いワインが新発売。
いつもは産地別に記事をUPしていたけれど
今回は安くて美味しいワインをまとめて紹介するよ。

安くて美味しいワインシリーズ、最初の今回は700円台(注1)のワインから

 

デ・ボルトリ・ディービー・シラーズ・カベルネ2014
(南西オーストラリア)

デボルトリDBシラーズカベルネ2014

 

 

 

 

 

 

 

デボルトリDBシラーズカベルネ2014ディスク

 

 

 

 

 

 

 

紫を帯びた濃いガーネット。
粘性は強く、何本も立つレッグスが消えない。
カシスに加えホワイトペッパー風のスパイシーな香り。
少しインクのニュアンス。アフターにロースト感。
凝縮した果実味と適度な酸味。
思わず少し前のリアルワインガイド(注2)風に
「え。この価格でいいんですか?」

 

デ・ボルトリ・ディービー・セミヨン・シャルドネ2014
(南西オーストラリア)

デボルトリDBセミヨンシャルドネ2014

 

 

 

 

 

 

 

デボルトリDBセミヨンシャルドネ2014ディスク

 

 

 

 

 

 

 

きれいなグリーンイエロー。
多分セミヨンから洋ナシの香り。
で、多分シャルドネからメロンの香り。
粘性は中程度、レッグスは確認できるけど早めに消える。
セミヨン70%シャルドネ30%というアッサンブラージュに
美味しさの肝がありそう。
安いシャルドネの水っぽかったり癖のある甘さだったりから逃れている。
かなりはっきりした酸味。
アフターにブラックチョコレート風のビター感。

 

サンタ・アナ・クラシック・マルベック2015
(アルゼンチン・メンドーサ州)

サンタアナクラシックマルベック2015

 

 

 

 

 

 

 

サンタアナクラシックマルベック2015ディスク

 

 

 

 

 

 

 

ルビーとかガーネットとかいうより小豆色と言ったほうが近い感じ。
マルベックってこういう色多いと思う。
粘性はかなり強く1本目のレッグスがなかなか消えず
消えた後も2本目のレッグスが発生する
プラムやダークチェリーの香り。若干コーヒーの香り。
ソフトな酸味と一体感のあるタンニン。
スマートなボディ。
このワインにも謹んで申し上げたい。
「え。この価格でいいんですか?」

でサンタアナのカベルネソーヴィニヨンも
最近飲んだんだけれど今回取り上げない。
だって(ビックリする程は)美味しくないんだもの(注3)

安くて美味しいシリーズは次回600円台に挑戦。
で、その次は?
実に恐ろしい。
デフレの片棒を担いでるかなあ?
申し訳ない日銀さん。
すまんこってす黒田さん。
でもこのシリーズは日常的にワインを飲んでる人たち
よりワインなんか見向きもしなかった層にアピールする(きっと)

つまりは需要の掘り起こしだあ!

大層なことをやっている気分になってきた。るるん。

 

小心者の(注)
(注1)2016年8月現在ネット相場、税込、送料抜き。
(注2)ワインの雑誌。表紙が豪華。
(注3)不味いとは言わないよ(  ̄▽ ̄)

【2015年8月28日公開 消費税8%】

 

デ・ボルトリ・ディービー・シラーズ/カベルネ
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dtmn2033-22

 

 

 

 

 

ラングドック=ルシヨンなんかこわくない

マルキドボーランカベルネソーヴィニヨンファンカリュー2014

マルキ・ド・ボーラン・カベルネ・ソーヴィニヨン2014。
今回はラングドック=ルシヨンで。
なんつっても、どこだそれ、誰だお前、的に誰何したくなる今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。
しかもマルキドボーランって???誰だお前×2!

ラングドック=ルシヨンはローヌのワインをぐびぐび飲みながら
「ううむ、グルナッシュはスパイシーな感じの奴がいい感じ!」
とか言いながら
ローヌの川下りを楽しみながら地中海に向かってまっしぐらの辺にある安っすいワインの産地なのだ。

(注)ローヌの川下りなんてあるかどうか知りませんよ。
(危)勢いだけで書いてます。

マルキドボーランカベルネソーヴィニヨンファンカリュー2014ボトルマルキドボーランカベルネソーヴィニヨンファンカリュー2014エチケット

 

 

 

 

 

 

 

そお! ラングドック=ルシヨンだろうがローヌだろうがおんなじで、南仏に関しちゃ顧問はまるで無知!飲んだワインも1~2本。
それでブログ記事にしようてんだからおかしくていけねえ(江戸弁のつもり)

マルキ・ド・ボーランてなんだと思ったら虎ノ門「カーブドリラックス」が委託生産するPBブランドだって。作り手はフォンカリュー社。
フォンカリューかあ、早くそう言ってくれればいいのに。美味しいに決まってるじゃないの。
1本だけ飲んだことある。

マルキドボーランカベルネソーヴィニヨンファンカリュー2014グラスマルキドボーランカベルネソーヴィニヨンファンカリュー2014ディスク

 

 

 

 

 

 

 

ガーネットってのはこういうのを言うんだろうな。
輝きのあるディスク、粘性は強い。

香りはカシス、ダークチェリー、ブラックペパー風のスパイシーさ。というより

カベルネ・ソーヴィニヨンですよ!

香りを果実その他で例えるのがめんどくさくなってきた。
つまりはカベルネ・ソーヴィニヨンですよ!

味わいは
カベルネ・ソーヴィニヨンですよ!

なんて男らしいテイスティングコメントなんだろう。
われながらほれぼれする。

このワインも男らしい。カベルネ・フランだのメルローだのアッサンブラージュしないでカベルネ・ソーヴィニヨンだけで作っている。
カベルネ・ソーヴィニヨン一本!のワインで安くて美味しいワインが結構あるのは不思議な話だよね。
このブドウ品種、栽培とか収穫時期タイミングが難しいって話だけどね。

ピノ・ノワールとかネッビオーロあたりの軟弱ワイン飲んでる場合じゃないのかもしれない

安くて美味しいワインが飲みたかったら

男は黙ってカベルネ・ソーヴィニヨン。

古っ!
というか古っ!ということがわかる人のほうが少ないんじゃないかと思いいたり愕然とする位

古っ

【2015年11月8日公開 消費税8%】