ローヌなんかこわくない

ラヴィエイユフェルムルージュ2014

ラ・ヴィエイユ・フェルム・ルージュ2014

コストコで年末セールで買ったやつ。送料抜きでもネットより30%程安かった。

今回はローヌで、AOCはヴァントゥー

ヴァントゥーってどこつったらこんなところ

 

リオンからローヌ川をだいぶ下ったとこの右側ですなもそっと詳しくったらこんなところ。ま山ですな

「プロヴァンスの巨人」とも形容されるモン・ヴァントゥーは標高1912m。風を意味するフランス語ventを含む通り、山肌にはミストラルが強く吹きぬけ、この地独特のテロワール(生育環境)の形成に大きな役割を果たしている。国際的な自転車レース、ツール・ド・フランスのコースが、山の北側を縫うように走ることでも知られる。山頂付近の写真なんか本当に荒涼としていてここのどこで葡萄?って一瞬思うけど、もちろん山頂付近じゃなく西側や南側の斜面に広がるという話。かつて教皇庁があったアヴィニョンからは北東に約40kmの位置となる。

最初の地図に戻ってもらってアヴィニョンの北東(右斜め上)に→引っ張って山の左斜め後ろのあたりで止めたところですな。

ラヴィエイユフェルムルージュ2014ボトル

 

 

 

 

 

 

 

ラヴィエイユフェルムルージュ2014エチケット

 

 

 

 

 

 

 

葡萄品種はグルナッシュ50%、シラー20%、カリニャン15%、サンソー15%

ラヴィエイユフェルムルージュ2014グラス

 

 

 

 

 

 

 

ラヴィエイユフェルムルージュ2014ディスク

 

 

 

 

 

 

 

中心は深いチェリーレッド、リムにかけて透明感あるルビーに近づく。
かなり強い粘性。飲んだ後でもグラスを戻すたび度にレッグスが発生する。香りはストロベリーやダークチェリー。味わいは豊かな果実味。
アタックは生き生きした酸味と本当にかすかな甘味、酸味と一体感のあるタンニン。しなやかなボディほどほどのアルコール感。アフターにスパイシーを感じる。ただ余韻は短め。

はい終わります。

え?終わりますってば。

残念なオヤジの残念なウケ狙いないのかって?

ないんです。なぜなら

今回の記事の主な目的は「Googleマップをブログに張ってみたかった」

だったのだー!

だったのだー!

だったのだー!

だったのだー!

だったのだー!

 

※余韻が短かったのが残念だったので文章で余韻を表現してみました。山の雰囲気も出てるでしょ。

【2016年2月8日公開 消費税8%】

 

 

 

 

 

新潟県上越市なんかこわくない

岩の原ワイン善ディスク岩の原ワイン善グラス

はい岩の原ワイン「善」です

赤ワインが苦手な女性の方(注1)にぜひおすすめしたい、と思って取り上げてみました。

しょっぱなからワインのディスクを上からって、珍しいことをなぜしたかというと。

美しいでしょう。
マーラーの交響曲第五番第四楽章みたいに美しいでしょう?(注2)

 

もう青みがかったなんてレベルじゃない・・・紫。
しかも透明感。上からの姿だけならどうかするとロゼ?と呼びたくなる。

ストロベリーの甘い香り、マスカットベリーAの特徴だけどこんなにはっきりストロベリーを感じるワインも珍しい。
後付けみたいな(作った)樽香全くなし

ところが味わいは生き生きとした酸味。
スムーズな(あるかないかわからないような)タンニン
軽いアルコール感、スマートなボディ。
冷涼な土地産のソーヴィニヨン・ブランみたい

「善」が出る前の岩の原「オリジナル」とは別人になって帰ってきたなあ。(注3)

しかしながら
エレガンス系というのとちょっと違う。
ブルゴーニュやニュージーランドの下のほうのピノ・ノワールのエレガンス感とは違うんだなあ。

はっきり言いましょう

薄くねえか?
葡萄ジュースと呼んでもいいか?

岩の原ワイン善

 

 

 

 

 

 

 

誤解ないように言っときたいんだけどそれでも十分美味しいと思ってますよ。
少なくともこのワイン怒鳴んないしね。

 

だって(安くて)美味しくないワインって怒鳴るんだもの。
おらおらカベルネソーヴィニヨンの香り出してやってるぞ。カシス感じれりゃいいいんだろ。
おらおら樽香だ。後から無理矢理つけてやったぞ。
おらおら収斂性のあるタンニンだ。極端な渋みで舌しびれさせてやるぜ赤ワインぽいだろ。

みたいな連中よりぜんっぜんまし。

赤ワイン入門編としてぜひおすすめしたい1本です。

(この言葉あまり好きじゃないんですが)

「ワイン初心者」の方にもおすすめです。

 

 

岩の原ワイン善エチケット

 

 

 

 

 

 

 

岩の原ワイン善ボトル

 

 

 

 

 

 

 

さて、いつもなら写真の順番を

①ボトル
②エチケット
③サーブした後ボトルとグラスを一緒に
④入った状態グラス横から
⑤ディスクの状態

 

にしてるのですが(つまり購入してから飲む寸前までを時系列的に)

今回はまるで逆にしてみました。
わかりづらかったらごめんなさい。しょっぱなにディスクの美しい姿を出したかったもので

 

 


(注1)なぜ女性ってか?赤ワインが苦手な方でもまずこの美しさには共感いただけるんではないかな、と思ったもので。そんなところからでもきっかけにしてもらったらいいな、と。

(注2)指揮はエリアフ・インバルでお願いします。

(注3)はっきり言います。終わりのころの岩の原「オリジナル」は酷かった。

【2017年1月21日公開 消費税8%】

 

 

 

 

 

 

 

カタルーニャなんかこわくない3

トップバリュリゴルエクセレンシアブリュット

はい、カバです。

またもやイオンさんのPB。今度はスパークリングワイン

カバ

リゴル・エクセレンシア・ブリュットです
以前フレシネ買ったときにアラザン(注1)がおまけに付いていたことがあって、入れたら泡立ちの音がでかくなって、アラザンが上下に浮き沈みする姿が面白くて・・・・

もう一度やりたいっ

と100均でアラザン買ってきてわざわざ入れてみました。

いつものようにYouTubeにアップしといたんでご覧ください。
(音声大きめでね)

 

 

 

ワインバカじゃなくてバカ丸出し。
これに比べると普段の顧問の文章なんてまあ作為に満ちてること。
反省しきりです。笑いって難しい。(笑)

 

さて、失敗したので入れなおしてみたのですが、
銀玉が大きすぎたのか入れ過ぎたのか・・・

 

 

 

 

しっかしひどいね、ひど過ぎ。
ワインに対する冒とく以外の何物でもないね。

食べ物、飲み物を玩具にしちゃいかんよね。
よい子は絶対まねしないように。
よい大人もまねしちゃダメですよ

よい大人のやることとは

せいぜい泥酔したり
泥酔して笑ったり
泥酔して泣いたり
泥酔してベンチで寝たり
泥酔して駅で転んで、スーツ破いてぼろぼろのスーツでタクシー乗り込んで「お客さん大丈夫ですか?」と不気味がられる、
程度で押さえておかないとね。

よい大人はね。(  ̄▽ ̄)

トップバリュリゴルエクセレンシアブリュットグラス

 

 

 

 

 

 

 

入れ過ぎたアラザンのせいで味も香りもなんだかわからなくなってしまったので
後日テイスティングし直しました。
写真も撮り直し

トップバリュリゴルエクセレンシアブリュット

 

 

 

 

 

 

 

トップバリュリゴルエクセレンシアブリュットグラス

 

 

 

 

 

 

 

トップバリュリゴルエクセレンシアブリュットディスク

 

 

 

 

 

 

 

ブドウ品種はマカベオ、チャレロ、パレリャーダだって。カバってこのお三方ばっかりだな。
色はレモンイエロー、細かい泡がはつらつとしている。
グレープフルーツやリンゴ等の果実の香りがGood !
フレッシュな切れのある酸味とかすかな苦味。軽いアルコール感。

いやあ美味しいなあこれで900円台なんてね(注2)

お食事いらないな、ワインだけで楽しめる。
低価格ワインで、ワインだけですいすい行けちゃうなんて初めてだな。

ところで安くて美味しい400円台の話はどうなったのかって?
いや探してますよ、探してますけどね。

やっぱり「ウヒャア」「ドヒャア」のワインが多くてね
「うひゃひゃ」ワインになかなか当たらない。

気長に待っててね。

 

(注)
(注1)洋菓子装飾用、砂糖でできた銀玉つぶつぶ。
(注2)2016年12月現在イオン店舗にて。税込。

【2016年12月31日公開 消費税8%】

 

 

 

 

 

安くて美味しいワインなんかこわくない3

・・・・・・ワイン安くなったよね

ボルドーの格付けワインとかブルゴーニュの1erCruとかGrCruとかの話じゃなく
(この辺は変わらず高いしボルドーは年々高くなっている印象)アルゼンチン、オーストラリア、スペインあたりの美味しいワインの話。

ということで安くて美味しいシリーズ3回目は500円台に挑戦(注1)。

トップバリュコンドルシャルドネセミヨン2015ボトル

 

 

 

 

 

 

 

トップバリュコンドルメルロー2015ボトル

 

 

 

 

 

 

 

トップバリュコンドルソーヴィニヨンブラン2015ボトル

 

 

 

 

 

 

 

ヤリワイルドスワンカベルネソーヴィニヨン2015ボトル

 

 

 

 

 

 

 

ヤリワイルドスワンシャルドネ2015ボトル

 

 

 

 

 

 

 

おなじみになりましたこの冒頭書き出しですが、申し訳ござんせんアルゼンチンでもなくオーストラリアでもなくスペインでもなく

チリです。

やっぱり限界がありました。ここまで来るとチリ産さんの出番です。
しかも、今回取り上げるのは全部スーパーさんのPBか、スーパーさんがインポーターを兼ねている、
日本国内においてはPBみたいなノリの2種類です。

 

いや来るとこまで来たな(涙目)
まさか自分がプライベートブランドを紹介することになろうとは

ラフィットとかムートンとかに旨い不味いなんてコメントしていた顧問はどこに行ったんだろう(嘘)

オーブリオンとからラトゥ―ルとかマルゴーとか(嘘)

白い馬とかオーゾンヌとか(嘘)

ペトリュスとか(大嘘)

ジャイエとか(病的な嘘つき)

DRCのロマ・・・誰か止めてくれー!

 

はい気を取り直してイオンさんのプライベートブランドから3名様ご登場

トップバリュ・コンドル・シャルドネ・セミヨン2015
(チリ・セントラルヴァレー)

トップバリュコンドルシャルドネセミヨン2015

 

 

 

 

 

 

 

 

トップバリュコンドルシャルドネセミヨン2015ディスク

 

 

 

 

 

 

 

ほんのりグリーンの入ったイエロー
香りはそんなに強くない。弱いながらもセミヨンの洋梨のニュアンスは感じる。逆にシャルドネの桃系の香りは押さえられている。粘性は弱くサラッとしている。味わいは先ずビター感。このビター感のおかげでシャルドネのコクが抑えられていると思う。すっきりした酸味。シャルドネ&セミヨンのアッサンブラージュは当たること多いな。

 

 

トップバリュ・コンドル・メルロー2015
(チリ・セントラルヴァレー)

トップバリュコンドルメルロー2015

 

 

 

 

 

 

 

トップバリュコンドルメルロー2015ディスク

 

 

 

 

 

 

 

色調は紫を含んだルビー色。コアからリムにかけて均一の色。
粘性は強い。レッグス2本目が消えても3本目が発生する。
ストロベリー(ジャム)の甘い香り、華やかな香りに圧倒されそう
時間経過で温度が上がってきたほうが香りが立ってくる
普通若いテーブルワインクラスはやや冷やし気味のほうが美味しいとよく言うけどこのワインに限っては17℃~20℃でもいいかもしれない。香りが楽しめる。
ほのかな甘み、ソフトな酸味、ボディはスマート。ただややざらついたタンニンが欠点。

 

 

トップバリュ・コンドル ソーヴィニヨン・ブラン2015
(チリ・セントラルヴァレー)

トップバリュコンドルソーヴィニヨンブラン2015

 

 

 

 

 

 

 

トップバリュコンドルソーヴィニヨンブラン2015ディスク

 

 

 

 

 

 

 

やや麦わら色に近づいたレモンイエロー
粘性はわずかにあるくらい。レッグスは1本発生して間もなく消える。
控えめな香りだがしっかり色々なアロマ、グレープグルーツ、パイナップル、マンゴーペパーミントあたりのハーブ系の香り。軽いアルコール感。
フレッシュな酸味とやや高めの苦味。この苦味が時間変化とともに甘味に変わる。アイレンやミュスカデの一部でたまにある上品な甘みに似ている。

 

えーと、次にCGCグループさんがインポータ―兼販売者になってる2名様ご登場

 

ヤリ ワイルド・スワン カベルネ・ソーヴィニヨン2015
(チリ・セントラルヴァレー)

ヤリワイルドスワンカベルネソーヴィニヨン2015

 

 

 

 

 

 

 

ヤリワイルドスワンカベルネソーヴィニヨン2015ディスク

 

 

 

 

 

 

 

チェリーレッドとはこの色だろう、てなぐらいのチェリーレッド。
コアからリムにかけて均一の色。粘性は強くレッグスが複数本出ては消える。
香りはカシス、プラム、杉、弱くインクのニュアンス
ソフトな酸味、ちょっとべたついた甘さが欠点。しかしこのクラスのワインにしては丸いタンニン。ここが美味しさの肝だな。

 

ヤリ ワイルド・スワン シャルドネ2015
(チリ・セントラルヴァレー)

ヤリワイルドスワンシャルドネ2015

 

 

 

 

 

 

 

ヤリワイルドスワンシャルドネ2015ディスク

 

 

 

 

 

 

 

麦わら色。
粘性は中程度。レッグスは発生するが1本出て消える位
香りはよわいな。パイナップルを思わせる香りだけ感じる。
ややぼやけた酸味だが滑らかな甘みが秀逸。
飲み続けてもくどさの揺り返しがこない。
シャルドネ苦手だ苦手だと言い続けてきた顧問ですが
今回紹介した5本のなかでは一番好評価。桃を感じなかった。

桃、桃って言うけどシャルドネの全部に桃が香るかあ?

いや、当然そういうクエスチョンはあるでしょうよ。
顧問はが嫌いなんですよ。
で嫌いな香りには(要素が少なくても)敏感にかぎ取ってしまう
で、「イヤッ」

お前は小学生の子供かっ

いいえ、いい大人の幼児ですっ
楊枝はよく使いますっ
じじいなんで楊枝は心の友ですっ
楊枝がないと生きていけませんっ
イカが引っかかると楊枝でもよく取れませんっ
でも引っかかったイカは楊枝をなん本使っても
取りたいもんなんですっ

 

というわけで次回は安くて美味しい楊枝の4回目
じゃなくて安くて美味しいワイン4回目400円台

いやー、どうかなあ。
そんなもんあるかなあ?

400円も出せば丸いビニール容器500本入り楊枝が4つ位買えるだろうけどなあ(注2)

 

(注)
(注1)2016年12月現在イオン、CGCグループ店舗にて。税込。
(注2)2016年12月現在ネット相場。税込。

【2016年12月23日公開 消費税8%】

 

※でもま、普通「ワイルド・スワン」と言やこっちのが有名。

ワイルド・スワン
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カタルーニャなんかこわくない2

フレシネコルドンネグロブリュット

はいカバです

最近どいつもこいつもカバのことをカヴァって書くけれど。

スペイン大使館経済商務部の見解ではカタカナ表記の場合は「カバ」でしょうってことですよ。(注1)

カヴァなんてかっこつけるよりカバ
書いたほうがワインバカの書くブログによくマッチするだしょ。
で、このブログ主のワインバカはカバが大好き。

大好きとは言いますがカバを(スパークリングワインを)日常的に飲むようになったのは実は最近の話。をいをい、ワイン愛好家が聞いてあきれる。

なぜ今まで飲んでなかったか?
シャンパングラス持ってなかったから

こういうこと言うとワインバカ以外の(賢明で健康で聡明な)一般の皆様から
「??????????」
てな反応される

グラスで味も香りもすごく変わるんだよー!(注2)
て説明するのもチョーめんどいのでワインバカ界の常識説明には最近はこのブログ読んでくれということにしている。
※ついでにPV向上にご協力くださーい。

 

で、さて
スパークリングワインの美味しさに目覚めちゃったワインバカ顧問は
カバにはまってます。シャンパーニュのスパークリングなんて高くて
買えたもんじゃないのでもっぱらカバです。

フレシネ・コルドン・ネグロ・ブリュット・DOカバ

フレシネコルドンネグロブリュットボトル

 

 

 

 

 

 

 

フレシネコルドンネグロブリュットエチケット

 

 

 

 

 

 

 

スパークリングワインをシャンパングラスに注いでその音を聞くってのは人生の楽しみの10のうちの1つに間違いなく入るね。
なんて言うかなあ、静けさを楽しむとでもいうかな。
しかも今回フラシネ買ったらアラザン(注3)がおまけについてきた
入れましたよもちろん。
YouTubeにアップしておいたのでご覧ください。

 

 

アラザンを入るとさらに沢山の泡立ち。
泡立つ音もひときわ高くなって・・・
ああっ!もうっ!かばっ!

つまんないテイスティングコメント書いたりするより動画をずっと見ていたい気分

フレシネコルドンネグロブリュットグラス

 

 

 

 

 

 

 

フレシネコルドンネグロブリュットグラス

 

 

 

 

 

 

 

一応コメント
ブドウ品種はパレリャーダ40% マカベオ35% チャレロ25%ときたもんだ
きれいなグリーンイエロー。
レモンに似た香り、ただし香りは控え目。
口の中で泡の細かさをはっきり感じる。
アルコール感も十分。

ああおいしかった。
じゃまたね。チャオ!
一応スペインのワインなんで西班牙風に。

(注1)故小林史高先生のWEBワイン講座より
(注2)カリフォルニアなんかこわくない参照ください
(注3)洋菓子の装飾に使う銀玉つぶつぶ

【2016年9月10日公開 消費税8%】

 

フレシネ・コルドン・ネグロ・ブリュット
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安くて美味しいワインなんかこわくない2

・・・・・・ワイン安くなったよね

ボルドーの格付けワインとかブルゴーニュの1erCruとかGrCruとかの話じゃなく(この辺は変わらず高いしボルドーは年々高くなっている印象)アルゼンチン、オーストラリア、スペインあたりの美味しいワインの話。

ということで安くて美味しいシリーズ2回目は600円台に挑戦(注1)。
バロンドレイクラブプリヴァード2013ボトル

 

 

 

 

 

 

ボタルクラカベルネソーヴィニヨンリゼルヴァ2014ボトル

 

 

 

 

 

 

 

コストコです。
コストコに関するブログなんてそれこそググればいくらでも出てくるし当然ワインに関する記事もよく目にする。

今回取り上げるワインだって色々な人が「これは旨い」なんて取り上げてますよ。
でもね

①コストコ系のブログはコストコで買ったワイン【だけを取り上げる】し

②ワイン系のブログはコストコで買ったワイン【だけは絶対取り上げ】ない

多分①の人は

「コストコがワインも売ってるんで、取り上げてみました。ええそうですワインなんて詳しくありません。飲みたいと思ったこともないし。今回何本か飲んでみて美味しかったので・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ワイン詳しくないけどって予防線張っておいてワインを紹介するなよって。
何ですかあなた言いがかりですか?これ以上変なこと言うんだったらSNS総動員してあなたのブログ炎上させますよ?」

って言いたいんだろうし。

多分②の人は

「ええ。存じておりますよ。ただお顔見知りなだけですよ、挨拶とかは差し上げませんけれど。こういう言い方すると失礼かもしれませんけど、お生まれとかお育ちとかどうなんでしょうか?リオハDOCa?まあ、あのお値段で?わたくしまったく存じませんで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どうして無視するんだって。
何ですかあなた脅迫なさるんですか?これ以上変なことおっしゃるならお友達さそってSNSで書き込みしますわよ、炎上してもよろしくって?」

って言いたいんだろう。

顧問は軸もないしプライドもないしポリシーも意見もこだわりもないので
【ワインブログなのに】
コストコの安くて美味しいワインを取り上げます。

 

バロン・ド・レイ・クラブプリヴァード2013
(リオハDoca)

バロンドレイクラブプリヴァード2013

 

 

 

 

 

 

 

バロンドレイクラブプリヴァード2013ディスク

 

 

 

 

 

 

 

コア(注2)は青のトーンが強いルビー色、リム(注3)からエッジ(注4)にかけて透明感のある紫が強くなる。
ストロベリー付近の果実味のある香り。アフターにロースト香。
アルコール感が強すぎずスマートなボディ。ほのかな甘み、ソフトな酸味、こなれたタンニン。
テンプラニーリョって外すと「うへぇ・・・」だけど当たると大当たりだなあ。
本当に600円台なんだろうか?信じらんない。

 

ボタルクラ カベルネ・ソーヴィニヨン リゼルヴァ2014
(チリ、セントラルヴァレー)

ボタルクラカベルネソーヴィニヨンリゼルヴァ2014

 

 

 

 

 

 

 

ボタルクラカベルネソーヴィニヨンリゼルヴァ2014ディスク

 

 

 

 

 

 

 

かなり青みの強いガーネット、ほぼ紫。コアからリムにかけて均一な色。
粘性は強く次々とレッグス(注5)が発生して途絶えない。カシス等のベリー系の香り。
バニラの樽香、弱く青ピーマン。甘草を思わせる漢方薬っぽい香りをかすかに感じる。
アルコール感は強めでグラマーなボディ。丸くしっかりしたタンニン。甘味はほぼなくソフトな酸味。
香りの複雑さにまいっちんぐ(死語)

さて安くて美味しいワインの3回目は500円台。
はたしてそんなものが本当にあるのか?
括目して待て!
いつになるかはわからない。
括目してらんないかもしんない。

(注)
(注1)2016年9月現在コストコ、税込。
(注2)色の表現によく使う、グラスの中のワイン中央部。
(注3)同じく周辺部。
(注4)さらに外側。ワインとグラスの境界線。
(注5)グラス回すと出てくるやつ。いなかっぺ大将が「どぼじて」とセリフはくときの涙をイメージして。※注になってねえぞ! ご指摘ありがとう。

【2016年9月4日公開 消費税8%】

 

 

 

 

 

安くて美味しいワインなんかこわくない

・・・・・・ワイン安くなったよね

ボルドーの格付けワインとかブルゴーニュの1erCruとかGrCruとかの話じゃなく(この辺は変わらず高いしボルドーは年々高くなっている印象)アルゼンチン、オーストラリア、スペインあたりの美味しいワインの話。

もちっと正確に言うとワインが安くなったんじゃなく安くて美味しいワインを目にする機会が増えてきたという話。

ああ、まどろこしい言い方。端的に言えば、経済的に恵まれないサラリーマン(つまりわたくし)でさえも

沢山買えるようになってきたのだー!
連日泥酔感謝!

デボルトリDBシラーズカベルネ2014ボトル

 

 

 

 

 

 

 

デボルトリDBセミヨンシャルドネ2014ボトル

 

 

 

 

 

 

 

サンタアナクラシックマルベック2015ボトル

 

 

 

 

 

 

 

 

3~4年前だったら1000円を切るワインで美味しいのなんてほんと限られてて、それこそコノスル、とか
ディオニソス・ワインズ とか要はチリのワインの独断場だったけど。

最近は次から次へと色々な産地から安いワインが新発売。
いつもは産地別に記事をUPしていたけれど
今回は安くて美味しいワインをまとめて紹介するよ。

安くて美味しいワインシリーズ、最初の今回は700円台(注1)のワインから

 

デ・ボルトリ・ディービー・シラーズ・カベルネ2014
(南西オーストラリア)

デボルトリDBシラーズカベルネ2014

 

 

 

 

 

 

 

デボルトリDBシラーズカベルネ2014ディスク

 

 

 

 

 

 

 

紫を帯びた濃いガーネット。
粘性は強く、何本も立つレッグスが消えない。
カシスに加えホワイトペッパー風のスパイシーな香り。
少しインクのニュアンス。アフターにロースト感。
凝縮した果実味と適度な酸味。
思わず少し前のリアルワインガイド(注2)風に
「え。この価格でいいんですか?」

 

デ・ボルトリ・ディービー・セミヨン・シャルドネ2014
(南西オーストラリア)

デボルトリDBセミヨンシャルドネ2014

 

 

 

 

 

 

 

デボルトリDBセミヨンシャルドネ2014ディスク

 

 

 

 

 

 

 

きれいなグリーンイエロー。
多分セミヨンから洋ナシの香り。
で、多分シャルドネからメロンの香り。
粘性は中程度、レッグスは確認できるけど早めに消える。
セミヨン70%シャルドネ30%というアッサンブラージュに
美味しさの肝がありそう。
安いシャルドネの水っぽかったり癖のある甘さだったりから逃れている。
かなりはっきりした酸味。
アフターにブラックチョコレート風のビター感。

 

サンタ・アナ・クラシック・マルベック2015
(アルゼンチン・メンドーサ州)

サンタアナクラシックマルベック2015

 

 

 

 

 

 

 

サンタアナクラシックマルベック2015ディスク

 

 

 

 

 

 

 

ルビーとかガーネットとかいうより小豆色と言ったほうが近い感じ。
マルベックってこういう色多いと思う。
粘性はかなり強く1本目のレッグスがなかなか消えず
消えた後も2本目のレッグスが発生する
プラムやダークチェリーの香り。若干コーヒーの香り。
ソフトな酸味と一体感のあるタンニン。
スマートなボディ。
このワインにも謹んで申し上げたい。
「え。この価格でいいんですか?」

でサンタアナのカベルネソーヴィニヨンも
最近飲んだんだけれど今回取り上げない。
だって(ビックリする程は)美味しくないんだもの(注3)

安くて美味しいシリーズは次回600円台に挑戦。
で、その次は?
実に恐ろしい。
デフレの片棒を担いでるかなあ?
申し訳ない日銀さん。
すまんこってす黒田さん。
でもこのシリーズは日常的にワインを飲んでる人たち
よりワインなんか見向きもしなかった層にアピールする(きっと)

つまりは需要の掘り起こしだあ!

大層なことをやっている気分になってきた。るるん。

 

小心者の(注)
(注1)2016年8月現在ネット相場、税込、送料抜き。
(注2)ワインの雑誌。表紙が豪華。
(注3)不味いとは言わないよ(  ̄▽ ̄)

【2015年8月28日公開 消費税8%】

 

デ・ボルトリ・ディービー・シラーズ/カベルネ
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マハーラーシュトラなんかこわくない

スラヴィンヤ-ズジンファンデル2014

スラ・ヴィンヤーズのジンファンデル2014
インドはマハーラーシュトラ州ナーシク市にあるワイナリーだって。

スラヴィンヤ-ズジンファンデル2014ボトル

 

 

 

 

 

 

 

しかしインドってのが・・・・・
ナーシクの町の緯度を世界地図で調べてみました。
ワインにはまってからよく世界地図をひっぱり出す。
ワインのこととなると吾ながらマメだねえって思う。
仕事とかにこの熱意出せばいいのにね。ほんとに。

北緯20°?
そんなとこでジンファンデルとれるんかあ?
ワイン用葡萄の産地は
北半球なら北緯30°~50°
南半球なら南緯20°~40°
ワイン馬鹿なら誰でも知ってるイロハのイ
マハーラーシュトラ州がどうこうの前に
インドは北部の一部をのぞいてほとんど引っかからないじゃないの。

で、疑問に思ったらすぐネットのワイン屋さんの商品広告を見る。

「スラ・ヴィンヤーズはインド西部の都市ムンバイから180キロ北東に離れたナーシクの町に位置する。ここは海抜610メートルの高地にあるため、スペインやカリフォルニアに似た気候を享受し、我々の想像とは全く逆にブドウ栽培にうってつけの土壌が広がる」だって。先ず緯度に対する疑問は解消。さらに続くよ宣伝文はどこまでも

インドワインと聞いて猜疑心を持つ方も多いだろう
から始まり、しかし、と続く

『ワイン・スペクテーター※1』誌が5ページにわたり大特集

『ルヴェ・デュ・ヴァン・ド・フランス※2』誌にも度々掲載され絶賛

パリのカリスマ・ワイン・ショップ<ラヴィニア※3>でも大反響

アラン・デュカス※4の三ツ星レストラン<ルイ・キャーンズ※5>にもオン・リスト

その味わいに感銘を受けたアンジェロ・ガイア※6がイタリアにも輸入

世界ソムリエ・コンクール優勝者ラリー・ストーン※7も惚れ込んだ

3夜連続放送NHKスペシャル※8「インドの衝撃」の番組中にも登場!

実は『ワイナート※9』でも紹介されていた

高名な人、雑誌で権威付けるよくあるコピーだけど
記録的な羅列だなこりゃ

※1 アメリカの雑誌
※2 フランスの雑誌
※3 フランスのワインショップ
※4 モナコ人のシェフ
※5 モナコのレストラン
※6 イタリアのワイナリーでインポーターの4代目当主
※7 アメリカ人のソムリエ
※8 日本のテレビ番組
※9 日本の雑誌

インド???大丈夫なんか?とお思いでしょうが
あの※1~※9が認めてます。
端的に言えばこういうことでしょ。

どれどれ、どんなもんだ

スラヴィンヤ-ズジンファンデル2014エチケット

 

 

 

 

 

 

 

香りより味より先にになんなんだろねこのエチケット
だれか注意する奴はいなかったんかい????

スラヴィンヤ-ズジンファンデル2014グラス

 

 

 

 

 

 

 

スラヴィンヤ-ズジンファンデル2014ディスク

 

 

 

 

 

 

 

透明感のあるルビー色だが
中心に行くほど黒味を帯びた赤紫になる
粘性はかなり強い、レッグスがなかなか消えない
香りはブラックベリー、プラム、シナモン、弱くインク、タバコ、のニュアンス。

味は生き生きした酸味がいい感じ
なのだが

なんじゃこりゃ的なタンニン(収斂性のあると言いたい位)
なのだが

アフターに心地いい苦味がありこれと合わせ技で
一本!

て、とこなのかな?
しかしこのタンニンはちょっとがっかり。高名な方たちが褒めたたえる程のものとはとても思えんがなあ。別のヴィンテージや別のブドウ品種を確かめる必要、おお有りですな。あ、シラーズは出してるんだ。いつか買おう。

まあ物珍しさだけで買ったんだから文句は言わないよ。
物珍しさだけで買う奴がほとんどでしょ\(^-^)/

そういう意味ではこのエチケット意味あるね
高名な雑誌やシェフやソムリエが「取り上げる」より
このエチケットのほうがインパクト大きい。おきて破りの再掲載。
だってすごいんですもの

スラヴィンヤ-ズジンファンデル2014エチケット

 

 

 

 

 

 

 

【擦れたワイン馬鹿が手を出しそうな】を狙ってるな

スラ・ヴィンヤーズ

【やるな】

スラ・ヴィンヤーズ

【もちょっと美味しいの作ってね】

スラ・ヴィンヤーズ

【2016年7月17日公開 消費税8%】

 

 

 

 

 

ラ・マンチャなんかこわくない

ルーダカスアルアイレン2014
ボデガス・ビーニャ・ルダの
ルダ・カスアル2014
スペインは中央部のカスティーリャ=ラ・マンチャ州に所在するワイン産地。
DOラ・マンチャの白ワイン

葡萄品種は『アイレン』だって。

今回のワインも松戸伊勢丹のワイン売り場で
いつものシニアソムリエのおばちゃんに勧められて買ったやつ

いっ    やー

美味しかった。

安かったけど美味しかった。

ルーダカスアルアイレン2014ボトル

 

 

 

 

 

 

 

ルーダカスアルアイレン2014エチケット

 

 

 

 

 

 

 

デパートのワイン売り場から離れられないのはここなんだよな。

例えばスーパーだったら

シャルドネ、シャルドネ、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、甲州、シャルドネ
みたいに品揃えしてあって、変わったブドウ品種のが飲みたいと思っても
まず・・・・・・ない!断言!残念!

一般的とは言わないがそれほど特殊でもない『アイレン』だって絶対にない
!断言!残念!

ルーダカスアルアイレン2014グラス

 

 

 

 

 

 

 

ルーダカスアルアイレン2014ディスク

 

 

 

 

 

 

 

綺麗なレモンイエロー、イエローの色がはっきりしてる。
粘性はやや弱め、レッグスは早めに消える。
白い花の香り、洋ナシ、パイナップルに加えてはちみつのニュアンス

甘い香り。
ところが味は甘い香りを裏切るようにはっきり生き生きした酸味。
ところがアフターに甘味が押し寄せてくる。

これって

 

後ろ姿がガーリー
正面回るときりっと(仕事出来そうな)端正系
(眼鏡取ったら)美人じゃん!

みたいな。
例えになってないか?

もしくは

後姿がとっても美人
正面回るとおかまだった
(眼鏡取ったら)イケメンじゃん!

いかんいかん、こんなワインちっとも飲みたくねえぞ。

比喩に迷走中!

どお言やいいのかな

後姿が白ワイン
正面回ると赤ワイン
眼鏡とったらロゼワイン
んなばかな。

 

いやいや後姿が・・・

【2016年6月21日公開 消費税8%】

 

 

 

 

 

 

 

ソムリエナイフなんかこわくない

はい
今回はソムリエナイフの使い方についての考察です

ユーチューブあたりでよくソムリエのカッコいい技がアップされてたり
するけど早すぎてちっともわからない。

家のみ派のための実戦(シロウト)ソムリエナイフ講座がこれだ!


ワインの解説本あたりに「キャップシール4分の3を時計回りに切り取って残り4分の1を手首を返して!!!切り取る」
などと書いてある

ナイフを裏返せばいいじゃん!

あるいは
「スクリューをコルクの真ん中に刺す」
ために最初は横に刺し次に垂直に起こす
などと書いてある
しかしこのやり方だとかなり高い確率で失敗するのは
なあぜ?
やってみりゃすぐわかるよ微妙な位置関係と起こす位置によって
えらくずれたところをスクリューが回っているという現実が

最初から中心を回るようにスクリューの位置を決めればいいのに
その際スクリューの先端なんか見えないほうがいいのよ
どうゆうことかというと
わかりやすくするためスクリューの中に爪楊枝を入れてみました。

ソムリエナイフスクリュー先

スクリューの先端とスクリューの中心部がこれだけずれてるってことですよ
でさっきの動画で開けた後のコルクはこんな感じ

コルクスクリュー跡


明かに刺しているのは中心部じゃないでしょ
横に刺し次に垂直に起こすやり方でも
何回かに数回は中心を回せるでしょうよ。
でもなぜなの?
実質的なスクリューの入る位置として真ん中を回避できたので
結果として中心を回せたってことなんじゃないの?
だったら最初から中心を回せるように刺せばいいじゃん。

もう一つ
スクリューの回し方(時計回り)の反対にスクリューを刺し
(刺すというより埋めるというイメージ)
改めて時計回りを始めるというやり方もあって
これはこれで有効な技なんだけれどすでにユーチューブで紹介されてるので
二番煎じになっちゃうんで触れません。

ということで顧問のおすすめは【上から見て位置を決める】
オリジナリティ大切にしないとね

何より斬新でしょ!
かっこよくはないけどさっ!
あと最後のひと回しを残して一度コルク引き上げをしない
一気に最後まで行くってのは2段式のソムリエナイフだから
出来ることなので念のため。
1段式だと届かない場合が出てくるよ。

【2016年6月15日公開】